広すぎるリビングは後悔する!?対策方法と広く見せるポイントもご紹介
2024年02月17日
2024年06月20日
家の中心となる「リビング」。モデルハウスや展示場などに足を運んだ際に注目するポイントであり、多くの方が広いリビングを夢見て家づくりを進めていくと思います。しかし、解放感や高級感を感じられる一方、リビングが広すぎると実は困ることも起きてしまいます。
今回のコラムでは、広すぎるリビングの後悔ポイント6選と、リビングの広さの決め方や、帖数が少ないリビングでも広く見せる方法をご紹介していきます。
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1.広すぎるリビングの後悔ポイント6選、およびその対策方法
1-1.冷暖房が効きづらい
■後悔ポイント
・リビングが広い=大きいエアコンや複数台設置が必要になってしまう
・導入費用、ランニング費用がかさんでしまう
■対策
・効率よくリビングを快適な温度にできる工夫をしてみる
例:「高気密・高断熱」を重視するハウスメーカーを選択する。大きな窓は二重ガラスにする
1-2.動線やデザインのバランスが難しい
■後悔ポイント
・移動距離が増えて家事効率が落ちてしまう
・デザインや置き場所によっては不揃いな印象になってしまう
■対策
・間取りを決める際にシミュレーションしてみる
・CADを用いて間取りを3Dで見てみる
・インテリアコーディネーターに部屋の雰囲気にある家具を紹介してもらう
1-3.掃除が大変
■後悔ポイント
・広い=掃除する面積が増えてしまう
・家具を置けば置くほどホコリが溜まりやすくなってしまう
■対策
・収納スペースを充実させてみる
・ロボット掃除機を活用してみる
1-4.メンテナンスの手間増
■後悔ポイント
・クロスの面積増により、将来的に張り替えの面積も増えてしまう
■対策
・事前に将来発生し得るメンテナンス費用も考慮しておく
1-5.他の部屋が狭くなるor広い土地が必要になる
■後悔ポイント
・建物の広さが決まっている場合、他の居室を狭くしなければいけない(洗面室や子供部屋、収納スペースなど)
・建物の面積が広くなることで、建築費用の増加とより広い土地が必要になってしまう
■対策
・予算および建築面積を考慮した間取りを検討していく
上手にコストを下げる方法を見る
1-6.落ち着かない
■後悔ポイント
・広すぎるあまり孤独感があったり、スペースを持て余してしまう
■対策
・快適に過ごせる「8坪前後/1人」を基準に広さを決めていく
・家族構成やライフスタイルをもとに営業スタッフに相談してみる -
2.リビングの広さに関する考慮点
前章でも述べましたが、広すぎるリビングだと生活がしづらくなる原因になってしまいます。なので、家族の人数やライフスタイルなどを考慮して広さを決めていきましょう。大切なのは広さと機能性のバランスです。そこで、LDKの広さの目安をまとめてみました。これから住まいづくりにおいて間取りを作成していく方は是非参考にしてみてください。
13.5帖~
最低限必要な広さ。幅120㎜のダイニングテーブルと2人掛けのソファーが置けます。
16帖~18帖
適度な広さのLDK。基本的な家具を置いても十分な通路幅が取れます。
18帖~20帖
余裕のある広さのLDK。家具の配置で広さに余白が生まれます。
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3. 狭いリビングを広く見せる3つのポイント
これまでは「広すぎるリビング」についてご説明してきましたが、この章では「狭いリビングをどのように広く見せるか」についてご紹介していきます。土地の形状や立地、予算によっては広いリビングを実現できない、と言った方は是非ご参考にしてみてください。
3-1.「視線の抜け道をつくる」
■対策
・手前から奥に向かって家具やインテリアを置かないスペースを作ってみる
・フローリングの向きを長手方向にしてみる
・背の高い家具などは手前に、小さい家具は奥に配置することで、遠近感を協調して奥行きのある空間を演出してみる
3-2.「フローリングやクロスの色・質感で広さを演出してみる」
■対策
・白やベージュなどの「膨張色」のフローリングやクロスを採用してみる
・床から天井にかけて徐々に膨張色を取り入れ、広がりのある天井を演出してみる
3-3.「収納を工夫してみる」
■対策
・ものが床に散らばらないよう、普段から収納スペースを有効活用する
・引き出し付の家具や、収納付きの小スペースを作ってみる(小上がりの畳スペースなど) -
4.さいごに
今回はリビングについてご説明しました。モデルハウスや展示場などの広いリビングも憧れますが、実際に住んでみると住みにくさに後悔してしまうかもしれません。家族の人数やライフスタイルなどを考慮して、各ご家庭にあったリビングの広さを見極めましょう。
HOLIDAYSはこれまでたくさんのお客様のお住まいづくりに携わらせていただきました。その数多の経験から、希望条件を叶えつつ、快適に過ごせる住宅をご提案することが可能です。
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