玄関からすぐリビングの間取りって実際どう?デメリットへの対策や実例もご紹介
2023年05月13日
2024年10月02日
最近よく目にする、玄関とリビングが直結している間取り。みなさんはどのようなイメージを持っていますか?
「リビングが広く使えそう」「来客時にリビングが見えるのはちょっと…」と良いイメージから悪いイメージまで様々かと思います。
そこで、今回はこのような間取りにするかどうか迷われてる方に、メリット・デメリットに加えて実例もご紹介します。希望に合う間取りが作れるように、是非本コラムを読んで参考にしてみてください。
CONTENTS
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メリット
■開放感がある
玄関からすぐリビングの間取りで一番のメリットといえば、なんといっても開放感があることです。廊下を作る必要がない分、玄関とリビング、どちらの間取りも広々と使えるため、開放的な空間に仕上げることができます。
また廊下がないと、風の通り道を確保しやすいことに加え、部屋の奥まで光が届くので、明るく風通しのいい空間になります。
■他の空間を広くできる
玄関から続く廊下をなくすことで、その分の広さを有効活用することができます。限られた広さの中でも、それぞれの部屋はできる限り大きくしたいですよね。例えばリビングを広くして家族が集まりやすい空間を作ったり、脱衣スペースや洗面スペースを広げて家族みんなが身支度しやすい空間にしたり…。確保できたスペースの活用法は無限大です。
■導線がスムーズ
通常、玄関から廊下、その後リビングという間取りであれば少なくとも2つのドアを開ける必要があります。
玄関からリビングが直結していれば、スーパー帰りの重たい荷物も玄関を開けたらすぐにキッチンまで運ぶことができます。宅配などがきた場合でも、リビングからすぐに荷物を受け取ることが可能です。
また廊下がない分、掃除もかなり楽になります。
■コストが抑えられる
廊下を作る必要がない、ということは仕切るための建具や壁を作る必要がないということです。そのため、その分の材料費を削減することができます。浮いた予算をインテリアや照明等に回し、より希望に合ったオシャレな内装にできるのもメリットと言えるでしょう。
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デメリットと対策方法
■リビングが丸見え
玄関からすぐリビングの間取りで、多くの方が懸念点として挙げるのが、玄関からリビングが丸見えになってしまうという点です。
反対に言えば、見られるという意識から綺麗な状態を保つようになるかもしれません。ただし生活感を見せないようにするには、それなりの工夫や努力が必要です。間取りを決める前に、生活するイメージをしっかりしておくといいでしょう。
【対策方法】
玄関からリビングが直接見えないようにするには、目隠し用のパーテーションやカーテンを設置したり、柱や壁を部分的に設けたりなど工夫は様々です。
パーテーションやカーテンについては、住まいが完成した後でもつけ外しが自由に行えるため、間取りの自由度は高くなります。
また玄関の正面に一枚の壁を設け、それを壁掛けテレビ用として使用することもできます。ただリビングを見えないようにするだけでなく、オシャレに見えるアレンジをしてみるのもいいですね。
■断熱性に注意が必要
断熱性が低い場合、冬場は玄関からの冷気に悩む方も多いようです。確かに、廊下の空気でさえ冷たいのに、より冷たい外の空気が玄関の開け閉めで直接流れ込んで来ると思うと辛いですよね。
毎日過ごすことを考えると、空調管理のしやすさはとても大切です。
【対策方法】
お家づくりの段階で断熱性はもちろん気密性の高い素材を用いるようにしましょう。
断熱性の高い素材を使った家では、室内の温度が一定に保てるものの、気密性がなければ空気が外へと逃げてしまいます。そこで気密性の高い素材を使うことで、より効果的に快適な温度を保つことができるのです。
断熱性気密性の高いドアやサッシの導入もおすすめです。 -
オシャレな間取り実例6選
弊社でも、玄関からすぐリビングの間取りを多く施工しています。今回はその中でも6つの施工事例をご紹介します。
①グレーを基調とした奥行のあるスタイリッシュなお家
限られたスペースを有効活用してリビングを広くした間取りです。間仕切りとしてレースのカーテンを用いることで、圧迫感を出すことなく空間を柔らかく仕切っています。リビング・玄関ともに開放的な印象を与えつつ、来客時にはリビングが見えないよう工夫しました。シンプルな造りながら、内観全体の色味や素材を合わせることで統一感を高めています。
【画像の施工事例を見る】
②ラグジュアリーホテル風の家
玄関からリビングの間にガラス張りのハンガー収納を設置した間取りです。あえて魅せる収納にすることで、玄関から見てもリビングから見てもデザインとして愉しむことができます。帰宅後に上着をかけてからリビングに入れるという生活動線も完璧です。また玄関から見えづらい位置に設置した、おしゃれなおこもり空間は家族の憩いの場に。
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③落ち着きのあるジャパンディスタイル
玄関とリビングの空間をしっかり分けつつ、繋がりのあるデザインになった間取りです。外部の軒天から繋がった木目の天井はリビングとの空間をやわらかく区切ります。また玄関デザインの斜めと同じように天井にも斜めラインを持たせることで、デザインの統一感を図っています。夜になると天井に仕込んだ間接照明が空間を優しく包みます。
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④グレージュ×ライトブラウンのナチュラルモダンのお家
玄関からリビング、パントリー、キッチンにも直接繋がる回遊動線抜群の間取りです。玄関ホール正面壁には、無垢のセメント板“SOLIDO”をアクセントに設えています。素材の異なるライトブラウンの木枠と組み合わせたことでお施主様のこだわりをプラスしました。
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⑤間仕切りを減らした解放感のあるナチュラルハウス
玄関からすぐリビングの間取りで、良く言われる「収納が確保しづらい」という問題を解決した間取りです。玄関を入ってすぐ左側にシューズインクロークを設置しました。それだけでなくシューズインクロークから奥へ進むとファミリークローゼット、洗面所まで繋がっています。帰ってきてすぐに靴を脱ぎ、上着をかけて手を洗う、という毎日の作業がスムーズに行える動線となりました。
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⑥木調の温かみ感じるアメリカンヴィンテージハウス
魅せる収納棚で玄関からオシャレな空間を演出した間取りです。通常、収納が見えているとごちゃごちゃとした印象になってしまいがちですが、敢えてカラフルにすることで、デザインの一部のように魅せています。
またリビングが玄関の右側にあることで、来客時に目に入りづらい設計になっています。
【画像の施工事例を見る】 -
まとめ
今回は玄関からすぐリビングの間取りについてお伝えしました。デメリットも対策をすれば解決できるとわかっていただけたかと思います。
それでもやっぱり空調の管理が大変そう…と感じる方もいるはず。
実は最後に説明した①④⑤⑥の4つの施工事例は、全館空調を搭載した事例になります。
全館空調とは、住まい全体の空調を一括で管理できるシステムのことです。
玄関からすぐリビングの間取りや、吹き抜けがあるような広々とした間取りでは全館空調での空調管理がおすすめです。
弊社では「マッハ」や弊社オリジナルの「エアラク」といった全館空調を取り扱っています。
お客様のご希望に合わせてぴったりの全館空調をご提案させていただきます。
また弊社の施工する住宅は、断熱性・気密性の高さにおいて国内トップレベルとなっています。
実際に弊社で施工された多くのお客様から、「一年を通して快適に過ごすことができる」と嬉しいお声をいただいております。
まずは相談だけ、相見積もりを取りたい、といった方も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。