【7つの間取り紹介】家事ラクな回遊動線とは?後悔しないためのポイントも紹介

2025年06月28日

【7つの間取り紹介】家事ラクな回遊動線とは?後悔しないためのポイントも紹介

最近注目されている「回遊動線」。
お家づくりをご検討中の方は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

間取りを考えるうえで、欠かせないのが動線計画。毎日過ごす家だからこそ、暮らしやすい間取りや動線にしたいですよね。
今回のコラムでは、回遊動線が注目されている理由やメリットデメリット、抑えておきたいポイントをご紹介しています。HOLIDAYSで施工した実例も紹介していますので、是非最後までご覧ください。

  • 回遊動線とは?基本を理解しよう

    ■回遊動線の定義
    回遊動線とは、行き止まりがなく、ぐるっと回って移動できる動線のことです。回遊動線が日常の移動をスムーズにするため、近年注目されています。

    ■なぜ今、回遊動線が注目されるのか?
    ではなぜ今注目されているのでしょうか。その背景は共働き家庭の増加があります。共働き家庭が増えたことで、より家事効率や家の中での移動効率を重視する家庭が増えました。
    特に朝の時間帯は、家族それぞれが外出の準備をするため、水回りが混み合いやすいですよね。このような問題を解決するのが回遊動線となります。

    代表的な回遊動線の例


    ◎キッチンを中心としたコンパクトな回遊動線

    ダイニング⇄キッチン⇄洗面脱衣室と繋がった間取り。キッチンとダイニングを横並びに配置することで、配膳や調理中にダイニングテーブルを補助スペースとして活用でき、効率的な動線に。さらに、キッチンと洗面脱衣室をつなげることで、家事全体のしやすさにも配慮されています。


    サンプル画像"



    ◎玄関から直接キッチンにつながる回遊動線

    キッチンは土間とつながっており、買い物やゴミ出しの動線がスムーズ。横にはファミリークローゼットへ続く動線になっており、来客時にはカーテンで目隠しも可能。脱衣室とファミリークローゼットもつながっているため、洗濯から収納までがスムーズに完結することができます。


    サンプル画像"



    ◎水回りをまとめた家事ラクな回遊動線

    玄関⇄洗面⇄キッチンがつながることで、帰宅後の手洗いや家事ラク動線に。玄関から廊下を通って洗面脱衣室へとつながる流れは、帰宅動線・家事動線の両面で優れた間取りです。


    サンプル画像"

  • 回遊動線の3つの大きなメリット

    回遊動線の3つの大きなメリット

    家事効率が高まり時短になる

    回遊できる間取りにすることで行き止まりがなくなり、家事動線が効率的になります。キッチン⇄パントリー⇄洗面所⇄浴室がつながることで、料理や洗濯、片付けがスムーズに行えます。特に洗濯動線は、ランドリールームや洗面室とWICをつなげることで、"洗う→干す→しまう"までが一か所で完結でき、時短にもつながるためおすすめの動線です。



    生活動線がスムーズになりストレスが減る

    特に水回りは、朝の支度や帰宅時間に混み合いやすいですよね。玄関→WIC→リビングの帰宅動線があれば、移動動線内で収納もでき家の散らかりも防ぐことができます。さらに、来客時の動線(例:玄関⇄リビング)と家族の動線(例:玄関⇄シューズインクローゼット⇄リビング)を分けることで、プライバシーの確保もできます。



    空間が広く感じられる

    回遊動線にすることで視線が奥まで抜け、実際の空間以上に広く感じさせることができます。行き止まりがないため、風が通りやすく、採光も確保しやすいため心地の良い空間に仕上がります。

  • 回遊動線の4つのデメリットとその対策方法

    回遊動線の4つのデメリットとその対策方法

    収納スペースが少なくなる

    回遊動線により通路が増えると、その分壁面が減り、収納スペースが制限されてしまいます。壁面収納が設けにくくなる場合は、造作収納を取り入れたり、パントリーやウォークインクローゼットを活用することがおすすめです。また、ファミリークローゼットやシューズインクローゼットなどの収納に、二か所の出入り口を設けることで、動線の一部として活用するというのも一つの手です。



    建築コストが上がる

    開口部や扉が多いと施工費や建具などの材料費が必要のため、全体のコストが上がってしまう傾向にあります。また、回遊動線にするためのスペースも必要のため、敷地や延床面積が増え、その分コストが上がる可能性もあります。



    構造上、耐震性が低くなりやすい

    扉や通路が増えることで壁が少なくなるため、耐力壁や耐震壁が設置しづらくなり耐震性が劣ってしまう場合があります。設計段階で必要な壁面をしっかり確保しつつ、利便性と耐震性のバランスを考えて計画することが大切です。



    冷暖房効率が悪くなる

    回遊できる分、壁で仕切られた空間が少なくなるため、冷暖房の効率が悪くなり電気代が高くなることもあります。そのため、高気密高断熱の住まいにしたり、扉やロールスクリーンで間仕切りを計画することがおすすめです。



  • 【実例紹介】理想を叶える回遊動線の間取りアイデア4選

    サンプル画像サンプル画像

    サンプル画像"

    買い物帰りに便利な間取り

    愛知県岡崎市
    間取り 3LDK
    延べ床面積(㎡) 145.32㎡


    玄関ホールから直接パントリーへ行ける間取り。
    備蓄品の収納や買い物後の荷物の持ち込みもスムーズに行うことが出来ます。山型の垂れ壁の奥にパントリーを配置し、玄関ホールとつなげることで、家事がしやすい動線を実現しています。




    サンプル画像

    サンプル画像"

    洗濯動線にこだわった家事ラクな間取り

    間取り 3LDK
    延べ床面積(㎡) 95.41㎡


    寝室⇄ファミリークローゼット⇄洗面脱衣室がつながる、家事ラク動線の間取り。
    洗面室で選択したものをそのまま横のファミリークローゼットで片付けすることができます。




    サンプル画像"

    サンプル画像サンプル画像

    サンプル画像"

    洗面台を中心にした帰宅後の流れがスムーズな間取り

    愛知県豊田市
    間取り 3LDK
    延べ床面積(㎡)101.43㎡


    玄関⇄洗面⇄脱衣室⇄キッチンと回遊できる間取り。
    キッチン奥の扉から脱衣室、さらに玄関ホールへと抜けられる、高い回遊性を実現しました。造作洗面台は玄関ホールに設け、インテリアの一部のような印象に仕上がっています。




    サンプル画像サンプル画像

    サンプル画像"

    複数の回遊動線を設けた行き止まりのない間取り

    愛知県刈谷市
    間取り 3LDK
    延べ床面積(㎡) 91.09㎡



    玄関横にはシューズクローゼットを設け、2方向から室内へアクセス可能に。
    さらに、キッチン⇄パントリー⇄クローゼット⇄脱衣室⇄洗面⇄ファミリークローゼット⇄リビングと、家全体を回遊できる動線になっています。


  • 後悔しない回遊動線にするポイント3つ

    後悔しない回遊動線にするポイント3つ

    ①必要なスペースを確保した上で動線を作る

    動線を確保したことで、収納や居住スペースが狭くなってしまうこともあります。設計時点で必要なスペースを確保した上で、利便性の高い動線づくりをすることが大切です。


    ②家族全員のライフスタイルと動線を徹底的に洗い出す

    家族構成や生活時間によって、最適な動線は異なります。現時点での不満点や一日の行動パターンを具体的にリストアップすることで、計画しやすくなります。
    朝の混雑を避けたい、夜勤の人が静かに支度できるようにしたいなど、家族ごとの動きを把握して動線に反映しましょう。


    ③モデルハウスや完成見学会で実際の動線を体感する

    間取り図だけでは実際のイメージがつきづらいもの。実際に体感することで、「思ったより狭い」「この動線は不要かも」などの発見ができ、後悔のない計画につながります。

  • まとめ

    まとめ

    回遊動線は、家事をラクにし、ストレスの少ない暮らしを叶える強い味方。
    メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、後悔のない計画を立てることが大切です。

    また、最適な回遊動線はライフスタイルや家族構成によって異なります。
    完全自由設計のHOLIDAYSだからこそ、お客様のご希望や暮らし方に合わせて、他にはない理想のプランをご提案いたします。

CONTACT

まずはお気軽にご相談ください

選べる相談方法

オンラインで相談する

イベントに参加する

愛知県でライフスタイルを考慮したデザイン性と高気密高断熱な住宅性能を両立するHOLIDAYSが発信する、注文住宅のお役立ちコラムです。注住宅のアイディアや間取りの工夫だけでなく、土地探しや資金計画、住宅ローンに関わるコラムも掲載しています。愛知県でオシャレで高性能な注文住宅をご検討されている方、是非ご覧ください。