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2025年05月19日
2025年06月05日
テレワークや趣味の時間に重宝される「書斎」。
今回は、そんな書斎のおすすめレイアウトや、設置時に気を付けたいポイントをわかりやすくご紹介します。
「限られたスペースでも快適に活用したい」「集中できる空間をつくりたい」そんなお悩みをお持ちの方にピッタリな内容になっています。
さらに、実際にHOLIDAYSで施工した書斎の事例も一緒に紹介しているので、リアルなレイアウトの参考にしてみてください。
「書斎」と聞くと一つの部屋として独立したタイプの書斎を思い浮かべる方が多くいるのではないでしょうか。しかし書斎には個室タイプ・半個室タイプ・オープンタイプの3種類があります。ここではそれぞれのタイプの特徴をご紹介します。目的に合わせてどのタイプの書斎が自分に合うのか検討してみてください。
個室タイプは壁やドアで仕切られており、完全に空間が独立している書斎のことです。書斎を使う機会が多く、作業時間と家族時間のメリハリをつけたい方には個室タイプがおすすめです。
メリット:完全にプライベートな空間を作ることができ外部の影響を受けにくいため集中して作業ができます。
デメリット:一つの部屋として独立しているので施工費や一定の温度を保つための冷暖房費がかかります。
半個室タイプとは出入り口を設置せず、壁や家具、パーテーションなどで仕切られた書斎です。設置場所やレイアウトによって視線を遮ることができ、かつほかの部屋とのつながりも感じることができます。
メリット:周囲とのコミュニケーションが個室タイプより取りやすく、家族との時間を大切にできます。部屋を完全に作るわけではないため多くのスペースは要さず、自分用専用の空間が確保できるというポイントもあります。
デメリット:完全な個室ではないため、家族の声や生活音がストレスになる場合があります。また長時間のリモートワークをする際は生活音が気になり集中力が切れてしまうこともあります。
オープンタイプとはリビングやダイニング、階段下などの一部分に作られた書斎のことです。お子様の様子を見ながら作業ができたり、家族とのコミュニケーションも取りやすいという特徴があります。家事や育児をしつつ自分の作業スペースを確保したい方にはおすすめです。
メリット:普段の生活の中で気軽に作業に取りかかりやすく、部屋として独立していないので費用を抑えて自分のスペースを確保できます。
デメリット:メリハリがつきにくく、長時間の集中が難しいため、「プライベートな空間」や「完全に集中できる空間」を求める方にはあまり向いていないかもしれません。
書斎を作りたいけど、実際には「どれくらいの広さがあれば快適なの?」と迷うこともあるのではないでしょうか。
ここでは、目的や使い方に応じた書斎の広さについて、ミニサイズからゆとりのあるサイズまで、それぞれの特徴とおすすめポイントをご紹介します。
書斎は、1畳あれば問題なく作ることができます。小さな書斎は収納力がない分無駄なものを置くことを避けられるので、必然的に作業に集中しやすい環境になります。廊下やクローゼットの一角、階段下などのデッドスペースを活用するケースが多く、テレワークや読書など短時間の作業にぴったりです。コンパクトながらも集中できる空間をつくりやすいのが魅力です。
2畳程度のスペースを作ることができれば、収納力もそれなりに確保でき、しっかりしたデスクを置くこともできます。作業スペースとしても快適で、仕事・趣味・勉強など多目的に使える万能なサイズです。空間に余裕がある分、レイアウトの自由度も高く、自分らしい空間づくりを楽しむことができます。
広い書斎の魅力ポイントは収納力の高さです。たくさんの書籍を持っている方や、資料を多く必要とする仕事をしている方で本格的に使用したい方にオススメです。3畳ほどのスペースを確保することができれば仕事以外にも、趣味用としても自分好みの空間を作ることができます。
家族と一緒に過ごす時間も大切ですが、なにかに集中したいときや趣味に時間を使いたいときには「自分だけの空間」がとても役立ちます。書斎があることで、落ち着いて自分の時間を楽しむことができます。
仕事や作業を家族のいるリビングで行うと、つい気が散ってしまいがちです。書斎があれば、仕事モードへのスイッチが入りやすく、作業中はドアを閉めて自分の世界へ、また作業後は家族のいるリビングで過ごすことで気持ちの切り替えがしやすくなります。
デスクや棚を設ければ、パソコン作業や読書、趣味などに使える便利なスペースになります。仕事の書類や趣味の道具もまとめて管理することができ、生活するためのスペースが散らからないというメリットもあります。
使い方や設置の仕方によっては、書斎が物置部屋になってしまう可能性もあります。「とりあえず書斎スペースをつくってみたけど、結局使わず荷物置き場に、、、」という声も少なくありません。事前に使う目的や習慣をイメージしておかないと、本来の目的とは違う使い方になってしまい有効活用されない可能性が高くなります。書斎を設ける場合は目的を明確にしてから検討しましょう。
狭すぎたり、光が入りにくい、動線が悪いなどの条件が重なると、書斎での時間ががストレスの原因になり使わなくなってしまうこともあります。書斎で過ごす時間を快適にするには、家具の配置や換気、照明なども工夫が必要です。
書斎にこもりがちになると、家族と顔を合わせる時間が減ってしまうこともあります。「自分時間」と「家族時間」のバランスを意識しながら書斎を使うことが大切です。
書斎を仕事用に使うのか、趣味の空間にするのかによって、必要な広さや設備は大きく変わります。目的をハッキリさせないまま設置してしまうと、物置部屋になったり使い勝手の悪い空間になってしまいます。そのため何に使うかをはっきりさせることで、無駄なく理想的な空間づくりが可能になります。
自宅のどこに書斎スペースを設けるのかについて検討する必要があるのも、注意点の1つです。自宅の中で書斎を設けることができるスペースにも限りがありライフスタイルによっても設置するべき場所が違うので、自分にとってどこに書斎スペースをレイアウトすれば使い勝手が良いのかをよく考えましょう。例えばリビングの一角に設ける場合も、視線や音の影響を受けにくい配置を意識したり、自然光の入り方についても考えながら検討すると良いでしょう。
書斎は「作業のしやすさ」と「居心地の良さ」が両方求められる空間です。そのため、必要なモノをすぐに取り出せるように収納スペースの確保は欠かせません。書類や文房具、本、PC周辺機器など用途ごとに収納を分けることで、整理整頓がしやすくなります。また趣味の空間として設置する場合も、収納棚や引き出しがあった方が便利です。見せる収納と隠す収納をうまく組み合わせて、スッキリとした使い勝手のいい書斎を作りましょう。
書斎では、PCやプリンター、デスクライト、スマートフォンの充電器など、複数の電子機器を使用することが一般的です。そのため、コンセントの数が足りないと延長コードを多用することになり、見た目も悪くなってしまいます。
また、コンセントの「数」だけでなく「位置」も大切です。たとえば、デスクのすぐそばや足元、壁面の高い位置など、使いたい機器や家具のレイアウトに合わせてコンセント計画をすることで快適な作業環境を作ることができます。将来的に使用機器が増えることを見越して、少し多めにコンセントの配置しておくと安心です。
LDKに隣接された書斎では室内窓を設置し個室タイプでありながらも、部屋の外とのつながりを感じられる作りになっています。
間取り:6+2LDK+S
家族構成:二世帯5人家族
タイプ:個室タイプ
リビングの一角にスキップフロアとして設計された空間に書斎を配置。家族の気配を感じながらも、程よくこもれる「秘密基地」のような雰囲気が魅力的です。
金額:2000万円~2499万円
間取り:3LDK
タイプ:半個室タイプ
隠れ家のようなテイストの書斎。お気に入りの小物を並べたプライベートスペースで趣味に没頭できます。
金額:2000万円~2499万円
間取り:5LDK
家族構成:ご夫婦+お子さま3人
タイプ:個室タイプ
一見すると壁の一部にしか見えない隠し扉の先に、完全プライベート空間の書斎を設置。落ち着きのあるトーンでまとめた内装は、大人の隠れ家のような仕上がりになっています。
間取り:3LDK
タイプ:個室タイプ
デッドスペースになりがちな階段下を有効活用し作られた書斎。オープンタイプの書斎なので作業をしながら家族の様子も確認できるような作りになっています。
金額:2000万円~2499万円
間取り:3LDK+S
家族構成:ご夫婦
タイプ:オープンタイプ
落ち着いたトーンのアクセントクロスが空間を引き締め、シンプルながらも洗練された大人の雰囲気を演出した書斎。ダークカラーの壁紙で個性を出しつつ、居心地の良さもしっかり確保されています。
間取り:3LDK
家族構成:ご夫婦
タイプ:個室タイプ
お気に入りの小物に囲まれた、つい長居したくなるような書斎。壁に設けられた小さな開口はキッチンに繋がっています。この開口により家族と気軽に会話したり、飲み物をもらったりと、こもった空間でありながらコミュニケーションの場にもなっています。
金額:2000万円~2499万円
間取り:3LDK
家族構成:ご夫婦
タイプ:半個室タイプ
家事や育児の合間にも使いやすい、リビングダイニングの一角に設けた書斎スペース。キッチンやリビングとの動線がスムーズで、家族の気配を感じながら作業ができるのが魅力です。
間取り:3LDK(平屋)
家族構成:ご夫婦
タイプ:半個室タイプ
吹き抜けに面した2階ホールに設けた書斎。吹き抜けからLDKにいる家族とのつながりを直接感じられる設計になっています。
金額:2500万円~2999万円
間取り:3LDK
家族構成:ご夫婦+ねこちゃん
タイプ:半個室タイプ
完全個室でプライベートな空間を確保しつつ、大きな窓からの開放感も感じられる書斎。自然光がたっぷり差し込む明るい空間は、作業効率もアップし、気分転換にもぴったりです。
金額:2500万円~2999万円
間取り:3LDK
タイプ:個室タイプ
今回は書斎のメリット・デメリットを通して設置する際の注意点を実際にHOLIDAYSで施工した事例をもとにご紹介してきましたがいかがでしたか。
書斎は、仕事や趣味、読書など、自分の時間を集中して過ごせるとても魅力的な空間です。
一方で、目的があいまいだったり、レイアウトが合っていないと、使いづらさや孤立感を感じることもあります。
そのため事前に「どう使いたいか」や「どんな環境が理想か」をしっかりイメージすることが大切です。
HOLIDAYSは、完全自由設計でご家族のライフスタイルやライフプランに合わせたデザイン注文住宅を提供しています。デザインのご希望等がございましたら是非お近くのスタジオにてご相談ください。