後悔しないリビングイン階段に!デメリットの対策もご紹介

2024年06月14日

後悔しないリビングイン階段に!デメリットの対策もご紹介

リビングイン階段とはその名前の通り、リビングに階段がある間取りのことです。最近、分譲住宅でもよく見かけますよね。スケルトン階段や階段下の魅せる収納などでオシャレな間取りも多くなっています。
ただし、生活動線や空調のことを考えた時にリビングイン階段にするかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。
今回はメリットデメリットを踏まえた上で、デメリットへの対策もご紹介します。

  • メリット

    メリット

    ▶リビングを広くできる
    リビングイン階段では廊下を作る必要がない分リビングを広くすることができます。
    階段をリビングの外に設置する場合、どうしても廊下が必要になり、その分のスペースを確保する必要があります。つまり廊下の広さ分、リビングに割ける面積が小さくなってしまうということです。限られた面積の中でもリビングを広くしたいという場合は、リビングイン階段を選ぶ人が多いようです。
    またリビングと階段部分を吹き抜けにしたり、スケルトン階段にすることで、視覚効果によってリビングをより広く見せることが可能です。

    ▶階段下をおしゃれに活用
    階段下の空間を魅せる収納やワークスペースなどに活用できます。通常、廊下にあるような階段であれば、階段下は閉鎖的な収納スペースになることがほとんどだと思います。しかしリビングイン階段の場合は、間取りにもよりますが、開放的な空間になることが多いです。そのため、魅せる収納として趣味のものを飾ったり、ちょっとしたワークスペースやスタディスペースとして活用することもできます。

    ▶家族間のコミュニケーション
    前述した通り、リビングイン階段には廊下がありません。1階から2階へ、2階から1階への行き来にはリビングを通る必要があります。そのため必然的に家族がリビングに集まりやすい設計となります。
    家族の顔を見る機会や挨拶する機会が増えればコミュニケーションも円滑になるでしょう。特にお子様がいるご家庭にはおすすめの間取りです。

  • デメリット

    デメリット

    ▶空調効率が悪い
    階段を抜けて1階の空気が2階まで流れてしまうため、冷暖房が効きづらくなってしまいます。特に暖かい空気は上に流れてしまい、暖房をつけた時に2階に比べて1階が寒くなりやすいです。これはコールドドラフトと呼ばれる現象で、リビングイン階段の大きなデメリットと言えます。

    ▶音、臭い
    1階と2階を隔てるものが少ないリビングイン階段では音や臭いが広がりやすくなっています。1階から呼ぶ声が届きやすいというメリットもありますが、テレビの音や話し声も響きやすいため、生活音がストレスに感じるかもしれません。またキッチンで調理をしない焼肉や鍋などは換気扇を使用しても2階に臭いが届きやすくなっています。

    ▶家族の来客と顔を合わせやすい
    2階の部屋と行き来するためにリビングを通る必要があるため、来客があった際に顔を合わせやすくなっています。
    また2階への来客であっても階段を上る際にリビングを見られるため、常にキレイな状態を保つ必要があります。プライベートな空間が少なくなるのもデメリットでしょう。

  • デメリットへの対策

    デメリットへの対策

    〈POINT.1〉気密性断熱性を高める
    高気密高断熱の家にすることで、室内の温度変化を抑えられます。気密性が高いと外部の空気が室内に入ってきづらく、断熱性が高いと室内の温度が外気温に左右されづらくなるのです。そもそもの家の質を高めることで、空調効率をより良くすることができます。特に吹き抜けやリビングを広くしたい方にはおすすめです。

    〈POINT.2〉 全館空調を取り入れる
    全館空調とは家全体の空調を一括で管理するシステムのことです。24時間体制で快適な温度・湿度に調整してくれます。このような全館空調を取り入れることで、家全体を一定の温度に保てます。そのためリビングイン階段のような1階と2階が繋がっている間取りでも、場所によって快適さが変わることはありません。

    〈POINT.3〉 仕切りを設置
    ロールスクリーンやカーテン、引き戸などの仕切りを設置することで空気の流れを遮断することができます。簡易的に設置できるものもあるので、建築後に空調の効きや音、匂いなどが気になった際、すぐ対応できるのがメリットです。
    ただし吹き抜けやスケルトン階段の場合は、建築後の仕切りの設置が難しくなっています。初めから高気密高断熱の家にしたり全館空調を取り入れたりと設計の段階から注意しましょう。

    〈POINT.4〉 リビングの入り口付近に設計
    リビングイン階段にする場合、どこに設計するかで生活動線が大きく異なります。例えばリビング・ダイニングを通過しないと階段にたどり着かない間取りであれば、その分来客と顔を合わせる時間が長くなってしまいます。反対にリビングの入り口から近い場所に階段があれば、入ってすぐ階段にたどり着くため、来客とはほぼ顔を合わせずに2階へ行くことができます。階段をどの位置に設置するか、家族の生活動線に合わせて考えてみるといいでしょう。

  • まとめ

    まとめ

    今回はリビングイン階段についてご紹介しました。デメリットもありますが、対策方法によってはとても快適に過ごすことができます。またリビングイン階段は空間のアクセントにもなるため、よりデザイン性の高いリビングにすることが可能です。
    HOLIDAYSでも、階段の踊り場をリビングの一角として活用する間取りや、手摺に木・アイアンなどを用いることで雰囲気をプラスした間取りなど様々な事例があります。

    また国内トップレベルの高気密高断熱住宅で、一年中快適な住まいを実現します。全館空調の施工実績も多く、リビングイン階段を選ぶお客様が数多くいらっしゃいます。
    自由設計を得意としていますので、お客様の理想とするライフスタイルや、ご希望のデザインに合わせてご提案いたします。
    リビングイン階段をご希望の方も、迷われている方も、是非一度店舗やオンラインにてお話をお聞かせください。

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