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2025年08月07日
2025年08月07日
家づくりを進める中でよく目にする「建坪」。
延床面積や建築面積など、似た言葉が多くて違いが分かりにくい…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、「建坪」とその関連用語の違いや、建坪ごとの間取り例についてわかりやすく解説します。
是非最後までご覧ください。
CONTENTS
建坪とは「建築面積」を表し、建物を真上から見たときの外周で囲まれた水平投影面積のことです。
通常は㎡(平方メートル)で表されますが、日本では不動産取引などで「坪」を使うのが一般的です(1坪=約3.3㎡)。
建物の大きさそのものを表す。水平投影面積。
※2階部分が大きい場合は、2階の面積が建築面積とされます。
どんなときに使われる?
この建築面積は、「建ぺい率」の計算に用いられます。建ぺい率は、敷地にどれくらいの大きさの建物を建てられるか決める重要な指標です。
建ぺい率(%)=建築面積÷敷地面積×100
建物の各階の床面積を合計したもの。
延床面積は主に「容積率」の計算に用いられます。容積率は、敷地に対してどの程度の建物を建てられるかを示す指標で、建物の高さや街の景観を守るためのルールです。また、延床面積は固定資産税の算定基準にもなる重要な面積です。
基本的に「屋根がある部分」は建坪に含まれるため、車庫やカーポートも原則として建坪に算入されます。
ただし、車庫が「建築面積の5分の1以下であれば、建築面積から除外される」という特例があります。つまり、車庫の規模によっては建坪に含まれないケースもあります。
例えば、玄関やベランダの上にある庇や、2階から突き出したバルコニーなどが1m以上の奥行きがある場合、建坪に含まれます。ただし、1m未満であっても、両側に壁や柱があると面積に含まれるため注意しましょう。
屋根がない場合は建坪に含まれません。基本的に、屋根の有無が判断基準になります。
地盤面から天井までの高さが1m以下の地階は、建坪に含まれません。しかし、高さ1mを超える場合は建坪に含まれる可能性があります。
坪単価は、建物の本体価格を延床面積で割って算出することができます。建坪ではなく延床面積を基準にするため、混同しないように注意しましょう。
ただし、明確なルールがあるわけではなく、算出方法は会社によって異なる場合もあります。中には建坪や施工面積(※)などを使って算出しているケースもあるため、比較する際は何を基準にしているかを確認することが大切です。
※施工面積とは:施工される全ての面積。延べ床面積では含まれないバルコニーや玄関ポーチも含むため、一般的に延べ床面積よりも広くなります。
愛知県犬山市
建坪:59.62㎡
間取り:3LDK(LDK19帖)
愛知県名古屋市
建坪:66.24㎡
間取り:3LDK+書斎(LDK17.4帖)
愛知県岡崎市
建坪:95.33㎡
間取り:3LDK(LDK19.9帖)
愛知県刈谷市
建坪:91.09㎡
間取り:3LDK(LDK22.5帖)
建坪の意味や延床面積との違いを知ることで、理想の家づくりに一歩近づきます。
建坪ごとの間取りイメージを参考に、無理のない予算で納得のいく住まいを計画しましょう。
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