【後悔しない!】キッチン腰壁で失敗しないためのポイント6つとおしゃれな活用術

2025年07月19日

【後悔しない!】キッチン腰壁で失敗しないためのポイント6つとおしゃれな活用術

「キッチンの手元を隠したい…」そんな方におすすめなのが“腰壁”のあるキッチン。

機能性はもちろん、デザインのアクセントにもなるキッチン腰壁は、対面キッチンが主流となった今、ますます注目を集めています。
しかし、何となくで取り入れてしまうと「思っていたのと違う…」と後悔することも。
今回のコラムでは、キッチン腰壁のメリットデメリット、おしゃれな活用アイデアまでを解説しています。
理想のお家づくりに向けて、ぜひ参考にしてみてください。

  • キッチンの腰壁とは?注目される理由

    腰壁とは、腰の高さより低い位置で設ける壁のことです。
    室内のアクセントや壁の保護、空間の仕切りとして使われます。なかでも対面キッチンが主流となった現在、リビングとの間仕切りとしての「キッチン腰壁」が注目されています。手元を隠せるほか、空間のアクセントにもなり、機能性とデザイン性を兼ね備えた人気の装飾です。

  • 腰壁のメリット

    腰壁のメリット

    水はね・油はねが防止できる

    キッチンの手元を隠すだけでなく、リビング側への水はねや油はねを防ぐ効果があります。とくに油汚れや水垢は落としにくいため、腰壁を設置することで日々の掃除の手間を軽減できます。



    収納スペースを確保できる

    圧迫感を感じやすい腰壁ですが、リビング側にニッチや収納棚を設けることで、空間を有効活用できます。さらにキッチン側にも収納をつくれば、リビングからは見えにくい場所に日用品や調理器具をしまえて便利です。



    手元を隠せる

    料理中は食材や調理器具などで手元が散らかりやすいですが、腰壁があればリビング側から見えない様に隠すことができます。急な来客の時でも隠すことができるのが魅力の一つです。



    カウンターとして利用できる

    キッチン腰壁の上部はカウンターとして活用できます。カウンターの奥行きは自由に調整できるため、インテリアや配膳時に料理を置く程度であればスリムに、食事スペースとして使用する場合は広めに計画することで、カウンターダイニングとして使用することもできます。

  • 腰壁のデメリット

    腰壁のデメリット

    ほこりが溜まりやすい

    ニッチなどの収納スペースやカウンターを設置すると凹凸が増えるため、天板や隙間にほこりが溜まりやすくなります。日々の掃除を考慮して設計することがポイントです。



    圧迫感がある

    腰壁で空間が仕切られるため、リビング側から見ると圧迫感を感じることがあります。視線を抜けやすくする高さ設定や、色や素材の工夫で印象を軽くすることが可能です。



    費用がかかる

    腰壁の設置には造作工事が必要なため、一般的なオープンキッチンより費用がかかる傾向があります。収納スペースやカウンターなどをつける場合は、コストとのバランスを見ながら検討するのがおすすめです。

  • キッチンの腰壁|高さの目安やメリットデメリット

    キッチンの腰壁|高さの目安やメリットデメリット

    □一般的な腰壁の高さ

    キッチン天板から15〜20cm、床からの全体高さは約100cm前後が目安です。ただしキッチンの高さや使う人の身長によって最適な高さは異なるため、実際の使いやすさを考慮して計画することが大切です。


    □腰壁の高さによる違い

    高めに計画することで、手元が完全に隠れるため、生活感を出したくない方や、来客の多いご家庭に適しています。しかし、視線がさえぎられることで圧迫感を感じやすくなる可能性もあるため注意が必要です。
    低めに計画することで、開放感が生まれ、キッチンとリビングのつながりが感じやすくなります。高さも抑えられる分、適度に目隠ししながらも配膳しやすいのがメリットです。

  • 後悔しない!腰壁設置の注意点と失敗回避のポイント6つ

    後悔しない!腰壁設置の注意点と失敗回避のポイント6つ

    ①高さの決定

    腰壁の高さは、使う人の身長や椅子に座った時の視線、配膳のしやすさに合わせてシミュレーションを行いましょう。ショールームやモデルハウスで実際に高さを体験してみるのがおすすめです。


    ②素材選び

    腰壁は汚れやすいため、防水性・耐久性のある素材を選ぶことが大切です。
    モールテックスは高耐久で水にも強く、無機質な質感も人気です。タイルは掃除しやすく、油汚れも落としやすいです。また、クロスはコストを抑えつつ扱いやすい点が魅力です。


    ③コンセント位置

    腰壁のどの面に何を使うかを考え、家電の配置や用途を想定してコンセント位置を決めるのがポイントです。例えば、ダイニング側でスマホ充電、キッチン側で調理家電といった使い分けも便利です。設置後の変更が難しいため、事前の計画が重要です。




    ④奥行き

    腰壁をカウンターとして使用する場合、奥行きは約25〜30cmが一般的です。広すぎると圧迫感が出るため、リビングダイニング側から見た時のバランスや、通路幅が十分に確保されているか確認しましょう。


    ⑤照明計画

    腰壁によって照明が遮られ、キッチンの手元が暗くなることがあるため、ダウンライトや間接照明の活用がおすすめです。設計段階で光の当たり方を確認しておくと良いでしょう。


    ⑥収納スペースの有無

    収納スペースは浅すぎると使いにくく、深すぎると物が埋もれてしまう可能性があります。あらかじめどのようなものを収納するのか明確にしておくことがポイントです

  • 腰壁をもっと素敵に!おしゃれな活用アイデア集

    カウンターとして活用


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    動線と開放感にこだわったナチュラルモダンハウス

    愛知県安城市

    ご夫婦+お子様

    延べ床面積 104.75㎡


    25畳の広々としたLDKで吹き抜け、リビングイン階段を採用したお住まい。キッチンからダイニングにかけて、一体で成形しているような造作カウンターを計画。カウンターでは、まるでおしゃれなお店にいるような気分で、お酒やティータイムを愉しむことができます。





    スパイスニッチ収納


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    住むほどに風合いが増す、ラスティックスタイルの家

    愛知県豊川市

    ご夫婦+お子様1人

    延べ床面積 128.35㎡


    リビングにはヘリンボーン貼りの化粧壁を設えたお住まい。キッチンは奥様好みの幾何学デザインに。スパイスニッチを採用し、使い勝手が良く収納力も高い間取りに計画しています。





    マガジンラック/本棚


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    吹き抜けのキャットウォークが印象的なスパニッシュテイストの家

    愛知県知立市

    ご夫婦+ねこちゃん

    延べ床面積 114.68㎡


    キッチンの腰壁と収納の壁をクールグレーで統一し、照明計画をキッチンからダイニングまで一体的につなげることで、デザインと空間の統一感が際立っています。また、キッチンとダイニングを横並びに配置することで、家事動線もスムーズになりました。





    ディスプレイコーナー


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    キッチンをLDKの中心に。家事動線が完璧な回遊性の高い家

    愛知県知多市

    ご夫婦+お子様2人

    延べ床面積 132.92㎡


    リビングダイニングは天井を掘り込み、間接照明&カーテンレールを仕込んでいます。レール部分が見えないことで、無駄な線がなくなり、よりオシャレな印象に。リビングとは反対に、アゴ造作+間接照明を仕込むことで、まるでキッチンスペースだけ独立したような空間を作り上げました。



  • まとめ

    まとめ

    キッチン腰壁は、手元を隠せたり、収納やカウンターに活用できるなど、機能性とデザイン性を兼ね備えた魅力的なアイデアです。
    ただし、高さや素材、照明計画などに注意しないと後悔につながることもあるため、今回ご紹介したポイントを踏まえて後悔のないお家づくりを行いましょう。

    HOLIDAYSでは、完全自由設計の制限のない間取りをご提案させていただいております。
    お家づくりのプロがお客様のご希望に沿ったプランをご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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