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全館空調は本当に必要?メリット・デメリットと後悔しないためのポイントを解説

2024年09月20日
2026年08月06日
古フランス語の「paneterie(パンを保管する場所)」を語源とするパントリー。現代の家づくりにおいては、食品ストックや日用品、調理家電などをまとめて収納できるスペースとして、世代を問わず絶大な人気を集めています。
しかし、いざ自宅に取り入れるとなると、「どれくらいの広さが必要?」「使いやすい棚の奥行きや寸法は?」「湿気やニオイがこもらないか心配…」といった疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、キッチンパントリーに必要な広さ・寸法の目安から、メリット・デメリット、後悔しないための対策までを徹底解説!さらに、HOLIDAYSが実際に手がけたおしゃれで家事ラクな間取り事例6選もタイプ別にご紹介します。
パントリーのある快適な住まいづくりを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
『パントリー』とは、常温保存ができる食材や飲料、食器、調理器具など、キッチンで使用するものを収納しておくスペースを意味します。一般的には、作業する時に取り出しやすいよう、キッチンの中や隣接する形で取り入れられます。
キッチンはもので溢れかえると生活感が出てしまい、せっかくのおしゃれなデザインが台無しになってしまうことも…。
パントリーがあることで、キッチン周りが整理整頓され、すっきりとした印象のLDKに仕上げてくれます。
パントリーと一口に言っても、設置する形状や広さによって使い勝手や適した用途は大きく異なります。後悔のないパントリーをつくるためには、収納したい物の量やご家庭の家事動線に合わせた「タイプ選び」と「最適なサイズ設定」が欠かせません。ここでは、代表的な3つの種類と使いやすい棚の寸法について解説します。
キッチンの壁面に収納スペースを設けるタイプのパントリー。料理をしながらパントリーに手が届くなど、作業効率がアップするだけでなく、ストック状況が一目で分かるのも魅力です。日常生活でよく使う調味料や缶詰、賞味期限が早い食材の買い忘れを防ぐことができます。

収納スぺースに入り込めるタイプのパントリー。壁面パントリーよりも多くのものを収納することができます。入口に扉やロールスクリーンを設置すれば内部を隠すことができるので、キッチン周りをすっきりとした印象にできます。

入口が複数あり、通り抜けできるタイプのパントリー。キッチンと他空間を繋ぐことができるので、効率のいい家事動線を実現できます。キッチンと玄関、キッチンとランドリールームなど、日常の動線を思い浮かべながら取り入れてみましょう。

使いやすい棚の奥行きと高さは?
💡奥行きは「30cm〜45cm」がベスト
パントリーの棚板は、深ければ深いほど良いというわけではありません。奥が見えなくなると食品の二重買いや賞味期限切れの原因になります。収納する物に合わせて以下の奥行きを目安に設置するのがおすすめです。
| 特徴 | 収納例 | |
|---|---|---|
| 奥行き30cm前後 (浅型) | 手前から奥まで一目で全貌が見渡せ、サッと取り出せるため、日常的な食品ストックに最適です。 | 缶詰、調味料、レトルト食品、箱菓子など |
| 奥行き45cm前後 (深型) | 大型のアイテムや重い物を置くのに適したサイズ感です。 | ホットプレート、カセットコンロ、ホットサンドメーカーなどの調理家電、お米や飲料ケース |
💡「可動棚」の採用でデッドスペースをゼロに
棚板の高さを自由に変えられる「可動棚」を採用するのもおすすめです。
〇用途に合わせた柔軟なレイアウト
最下段は高さを広く確保して重いお米や飲料のケース、ゴミ箱スペースとして活用し、上段は浅めにして調味料や小物を敷き詰めるなど、収納する物の高さにジャストフィットさせることができます。
〇ライフスタイルの変化に対応
固定棚にしてしまうと、後から買い足した家電や収納ボックスが入らないという事態になりがちです。可動棚であれば、お子様の成長や生活スタイルの変化に合わせていつでも棚の高さを変更でき、長年ストレスなく使い続けることができます。
共働き夫婦が多い昨今、毎日買い物に行くのは困難です。また、お米や乾麺、飲料水などかさばるものの買い物はできる限り最小限に抑えたいですよね。そんな時、パントリーがあればまとめ買いしたものを保管できるので便利です。さらに、災害時の飲料や食料を保管しておくスペースとしても活躍してくれます。筆者の自宅ではパントリー内に床下収納を設け、その中に非常用グッズを保管しています。
調理器具や食品などは、日頃から意識しないともので溢れかえってしまいがちです。キッチン周りに十分な収納があれば、煩雑にならずスペースを有効活用できます。
浅い奥行きの棚を取り入れることが多いパントリー収納。何がどこにあるのかを一目で把握することが目的です。ストックの全体量を把握しやすいため、食品などの在庫管理をしやすい特徴があります。
本来あるべき場所にものが収納されていれば、空間が乱雑になることはありません。通路も確保できるため家事を効率的に行うことができます。また、ウォークスルータイプのパントリーなら、キッチンから別の空間へと通り抜けできるため、間取り次第で一層家事楽な動線になります。
間取りを作成する時に、余分にスペースを確保する必要があります。場合によっては、他のスペースを小さくしなければならない…なんてことも。土地の広さや建物の規模から、どのタイプで、どれくらいの広さのパントリーがあれば生活しやすいのか検討してみましょう。
スペースを確保するだけでなく、パントリーの扉や棚など、追加で設置費用が発生します。建物の総額と相談しながら、予算オーバーにならないよう気を付けましょう。
空気の通りが悪いと、湿気や食品の臭いがこもってしまうこともあります。定期的な換気はもちろん効果的ですが、エコカラット※を取り入れればデザインだけでなく、消臭効果も見込めます。筆者はこの点を見落としてしまい、湿気がこもるパントリー収納になってしまいました。冬場は気になりにくいですが、夏は食材が傷みやすく臭いも発生しています。是非これからパントリーを検討する皆様には気を付けていただきたいポイントです。
※エコカラット‥粘土や鉱物など複数の原料から作られているタイル状の内装用壁材。肉眼では見えない小さな穴が無数にあり、その穴に空気が出入りすることで湿度の調整や消臭効果が見込める。
⭐HOLIDAYSなら『高気密・高断熱+全館空調』で湿気知らず!⭐
一般的な住宅では密閉されたパントリー内に湿気やニオイがこもりがちですが、HOLIDAYSの「全館空調」や高度な「計画換気」であれば、家中の温度・湿度が一定に保たれます。食品の傷みを防ぎ、臭いもこもらない快適なパントリー空間が実現します。


パントリーの通路幅や棚の奥行、高さなど、取り入れる際には日常生活をイメージしましょう。また、採用したことで家事動線の効率が落ちてしまうような間取りにならないようにも注意しましょう。いくら収納スペースがあっても使い勝手が悪ければストレスが溜まってしまいます。たとえば、固定棚ではなく可動棚を導入すれば、住み始めてから感じた違和感やストレスも軽減することができます。
キッチンパントリーは、配置や形状によって暮らしにおける使い勝手が大きく変わります。ご自身のライフスタイルや日頃の家事動線に合わないタイプを選んでしまうと、「物を置くだけの場所になってしまった」「逆に遠回りになって使いづらい」といった後悔に繋がることも。
そこでここからは、HOLIDAYSで実際に手がけたおしゃれで使い勝手抜群なパントリーの施工事例をタイプ別にご紹介します。ご自身の暮らしにピッタリな間取りのアイデアを、ぜひ見つけてみてください。

キッチンの背面にパントリーを設計。カップボードや冷蔵庫などパントリー内に収納することで、キッチン周りに開放感が生まれます。


パントリーの扉をクロスと同系色の扉カラーにすることで、統一感のあるすっきりとした印象に仕上がりました。
急な来客時でも、扉をしめることで生活感を隠すことができます。

ホワイトのクロスがベースカラーのキッチンに、アクセントクロスを採用したパントリーがあれば「魅せる収納」に大変身します。

普段は空け放しにしておいて、効率的な調理動線を実現。来客時などはロールスクリーンを下げればパントリー内部を隠すことができます。

パントリー収納のおかげで、カップボードや冷蔵庫、キッチン、ダイニングテーブルのレイアウトをきれいに魅せることができます。

キッチン裏へと続くパントリー。カップボードと冷蔵庫の間に入り口を設けることで家事をスムーズに行えます。

脱衣室と同様に三画の垂れ壁にすればデザイン性が生まれます。

お気に入りのクロスを採用したキッチン横のパントリーは、必要なものをサッと取り出せて料理中の効率が格段に上がります。

パントリー横には、暮らしに最適なサイズ感で設計したスイッチニッチを配置。お家にちょうどいい使い勝手を叶えました。

パントリーを介してキッチンとリビングがつながる間取り。回遊性を確保しながら、キッチン周りに物が溢れるのを防ぎます。

冷蔵庫や家電をパントリーに収納することで、生活感をなくしすっきりとした印象を保つことができます。

キッチンからパントリーを通り、リビングに抜けられる回遊動線。日常生活の移動効率が格段にあがります。


ボックスやカゴのデザインを揃えることで統一感のある印象に。パントリー内も煩雑にならず整理整頓された空間にすることができます。
今回はパントリー収納についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
使いやすさや収納量の増加といったメリットがあれば、デメリットも同時に存在します。検討する際にはどのようなタイプのパントリー収納が合っているのか、生活スタイルや予算と相談しながら決めていきましょう。
HOLIDAYSでは、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添った自由設計と、全館空調をはじめとする高気密・高断熱な住まいづくりで、使い勝手も空気環境も抜群のパントリーをご提案いたします。
「自分たちにぴったりの間取りを知りたい」「もっと施工事例が見たい」という方は、ぜひ一度HOLIDAYSへご相談いただくか、無料のカタログ資料をご請求ください。
愛知県を中心に岐阜県、三重県、静岡県で注文住宅を手がけるHOLIDAYSでは、「デザインも性能も諦めたくない」そんなお客様の想いをカタチにします。耐震性能の最高等級3、断熱性能UA値0.46以下の高断熱を標準としつつ、建築デザイナーがお客様の趣味やライフスタイルを反映したプランをご提案。土地探しからワンストップで対応し、後悔しない家づくりをトータルでサポートします。