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2024年04月06日
2026年07月16日
「玄関が家族の靴やベビーカー、アウトドア用品で溢れてしまう…」
「新居におしゃれな土間収納を作りたいけれど、何畳の広さが必要だろう?」
注文住宅の間取りで大人気の「土間収納」。しかし、適切な広さやレイアウトが分からず、「狭くてモノが入らない」「湿気や寒さで後悔している」というケースも少なくありません。
本コラムでは、多くのデザイン住宅を手掛けるHOLIDAYSが、失敗しない畳数別の目安やデメリットの対策を徹底解説。さらに、玄関を劇的に使いやすくする収納アイデアまで詳しくご紹介します。
デザイン性と実用性を両立した、毎日が愉しくなる理想の土間収納を形にしていきましょう。
CONTENTS
土間収納とは、玄関の土足エリアからそのまま繋がる大容量の収納スペースのことで、最近の注文住宅ではシューズインクローゼットとも呼ばれ大変人気があります。従来の靴箱との違いは、外で使う大型アイテムを室内の床を汚さずにしまえる点です。現代の家づくりにおいて、リビングや玄関まわりを常に美しく保つための必須空間となっています。
土間収納には何をしまう?
「うちにはどれくらいの広さが必要?」を考えるために、まずは土間収納にしまう代表的なアイテムを洗い出してみましょう。以下のチェックリストを参考に、ご家族のライフスタイルに当てはめてみてください。
【足元周りのモノ】
□家族全員の靴 □傘立て □レインコート
【子育て・ファミリー用品】
□ベビーカー □子ども用の三輪車
□外遊び用のおもちゃ □部活動のスポーツ用品
【趣味・アウトドア用品】
□キャンプ用品 □ゴルフバッグ □釣り具
□ロードバイク・クロスバイク □スノーボード・スキー板
【日用品・衛生用品】
□外出時のアウター □帽子 □マスクや消毒液のストック
□資源ゴミ・段ボールの一時置き □飲料ケース
【防災・メンテナンス用品】
□防災リュック □備蓄水
□洗車グッズ □DIY用の工具箱
主要な3つのレイアウトタイプ
土間収納は、間取りや間口の広さ、どのように使いたいかによって大きく3つのレイアウトに分類されます。それぞれのメリット・デメリットを理解して、我が家に最適なタイプを選びましょう。
| 特徴 | メリット | デメリット | |
|---|---|---|---|
| 壁面クローゼットタイプ | 浅い奥行きで壁面に棚を設けた、比較的コンパクトなタイプです。 | 1帖未満の限られた床面積でも導入しやすく、居住スペースを圧迫しません。"扉を閉めれば完全に隠せる"ため、すっきりした玄関を維持しやすいです。 | 内部に人が入るスペースがないため、自転車やベビーカーなどの大型怪物を複数収納するには不向きです。 |
| ウォークインタイプ | 部屋のように独立した1つの空間になっており、出入り口が1つのタイプです。 | 天井までの空間をフルに活用できるため、太字収納力が圧倒的です。キャンプ用品やゴルフバッグなど、かさばる趣味の道具を1箇所にまとめて"隠す収納"にできます。 | 内部で人が移動するための通路スペースが必要になるため、ある程度の畳数(1.5帖〜2帖以上)を確保しないと、かえってデッドスペースが生まれてしまいます。 |
| ウォークスルータイプ | 出入り口が2つあり、 「玄関⇒土間収納⇒室内」へと通り抜けられる回遊動線を持ったタイプです。 | 帰宅後、そのままコートを掛け、荷物を置き、洗面所に直行して手を洗うといった"スマートな帰宅動線"が作れるため、家事や育児の負担が劇的に軽減します。 | 通路として機能させるために2箇所の出入り口が必要となるので、純粋な収納棚を設置できる壁面が減ってしまいます。緻密な間取り設計が必須です。 |
玄関に土間収納を設けることで、住まい全体の快適性や家事の効率は劇的に向上します。従来のシューズボックスだけでは解決できなかった、暮らしのあらゆる"困った"を解消してくれる、土間収納ならではの3つの代表的なメリットをご紹介します。
家族全員の大量の靴はもちろん、従来のシューズボックスには収まりきらなかったベビーカー、三輪車、ゴルフバッグ、キャンプ用品などの大型アイテムを1箇所に美しく集約できます。生活感がゲストの目に入りにくくなり、いつでも綺麗な玄関をキープできます。
泥のついたスポーツ用品、雨で濡れたカッパや傘、花粉のついたコートなどを、居住スペースに入れる前に土足エリアでシャットアウトできます。室内の床材を傷つけたり汚したりする心配がなく、お掃除の手間も劇的に軽減されます。
特に通り抜けができる「ウォークスルータイプ」の場合、玄関から土間収納で靴を脱ぎ、そのままキッチンやパントリー、洗面室へと直行できる間取りが可能です。まとめ買いした重い飲料ケースを運ぶ距離が短くなり、日々の家事効率が格段にアップします。
多くの魅力がある土間収納ですが、事前の計画を怠ると「せっかく作ったのに使いこなせない」という後悔に繋がりかねません。住み始めてからの失敗を防ぐために、事前に把握しておくべき3つのデメリットと、その具体的な対策を解説します。
土間収納のために床面積を広く確保しようとするあまり、隣接するリビングやホールの広さが削られてしまうケースがあります。
「なんとなく広く」するのではなく、あらかじめ「何をどこに、どれくらいしまうか」の収納物リストを作成し、我が家に本当に必要な最小限かつ最適な畳数を建築会社と綿密に割り出すことが大切です。
濡れた雨具や、汗を吸った靴・スポーツ用品などが密閉された空間に集まると、どうしても湿気やニオイが停滞し、大切な靴や道具にカビが生えてしまう原因になります。
間取り計画の段階で、換気用の小窓や換気扇をセットで設置しましょう。また、壁材に珪藻土や漆喰、エコカラットなどの消臭・調湿効果のある素材を採用するのも非常に有効です。
土間収納に扉をつけずにオープンな回遊動線にすると、土間のコンクリートから発生する底冷えや玄関ドアからの冷気が、室内まで流れ込んで家全体が寒くなるという失敗が多く挙げられます。
HOLIDAYSの標準仕様でもある「高気密・高断熱」の住まいなら、家全体を魔法瓶のように包み込む断熱性能により、扉でガチガチに仕切らなくても室温が一定に保たれます。寒さを心配することなく、扉のない圧倒的にスムーズで開放的な「真の家事ラク動線」が実現可能です。
土間収納を計画するにあたり、多くの方が「一体何畳あれば足りるのだろう?」と頭を悩ませます。広すぎると居住スペースを圧迫し、狭すぎるとモノが溢れてしまうため、家族の人数や持ち物の量に合わせた最適なサイズを見極めることが重要です。ここでは、注文住宅でよく選ばれる畳数ごとに、収納力の目安とおすすめの間取りパターンを詳しく解説します。
1畳は、一般的な壁付けの靴箱から土間収納へステップアップする際のミニマムな広さです。省スペースでつくれるため、全体の床面積が限られている間取りでも無理なく導入できます。
| 収納力の目安 | 家族全員の靴(約40〜50足)に加えて、ベビーカー、または折りたたみ自転車1台、傘立てや雨具など。 |
|---|---|
| おすすめの間取り | 内部に人が入るスペースを最小限にするため、基本的には「壁面クローゼットタイプ」や、片側だけに棚を配置する「ウォークインタイプ」が向いています。 |
| レイアウトの注意点 | ベビーカーを広げたまま置くスペースまではないため、基本的には「たたんで収納する」寸法計画が必要です。 |
2畳は、日本の一般的な注文住宅において最も人気が高く、実用的な「標準サイズ」です。正方形、または長方形のスペースを確保できるため、収納のバリエーションが格段に広がります。
| 収納力の目安 | 大容量の靴棚に加えて、子ども用の三輪車や外遊び用のおもちゃ、キャンプ用品、ゴルフバッグ、部活動のスポーツギアなどが一通りゆとりを持って収まります。 |
|---|---|
| おすすめの間取り | 左右の壁面をフル活用できるほか、玄関から入って室内へ通り抜ける「ウォークスルータイプ」をストレスなく実現できる広さです。最近では、片側の壁にハンガーパイプを1本通して「アウター掛けスペース」を作る間取りが大人気です。 |
| レイアウトの注意点 | 棚の奥行きや大型荷物のサイズを計算し忘れると、通路が塞がって奥のモノが取り出せなくなります。また、扉をつけると開閉スペースの分だけ収納面積が削られるため、オープンな間取りにするのがおすすめです。 |
3畳以上の広さになると、もはや単なる「モノ置き」の域を超え、暮らしを豊かにするマルチスペースへと進化します。
| 収納力の目安 | 家族全員の荷物を置いてもまだ余りある広さです。ロードバイクやクロスバイクを複数台そのままディスプレイ収納したり、大型のテントやクーラーボックスなど本格的なアウトドア用品を丸ごと格納できます。 |
|---|---|
| おすすめの間取り | 室内では汚れが気になってできないロードバイクのメンテナンスや、DIYの作業場としても大活躍する「趣味スペース一体型」の間取りがおすすめです。最近では、土間の中にコンパクトな「セカンド洗面」を設置する間取りもトレンドです。 |
| レイアウトの注意点 | 広さがある分、人が通る通路が長くなりやすいため、無駄なデッドスペースが生まれないような動線設計が必要です。また、照明が届かない奥側が暗くならないよう、照明器具の配置や窓からの採光計画にも気を配りましょう。 |
土間収納は、工夫次第で見た目も使い勝手も良くなります。
ここでは、おすすめの収納アイデア4つをご紹介するので是非参考にしてみてください。
高さや場所を自在に変えられるため、ライフスタイルの変化に合わせた収納空間を作ることが可能です。シューズラックとしてはもちろん、使用頻度が少ないものも整理して収納することができます。

この事例:Rの曲線で包み込む優しく上品な空間
何があるのか一目で分かる有孔ボードは、鍵や工具などを掛けておけるのに加え、おしゃれな道具を”見せる収納”として飾ることもできます。また、デッドスペースになりがちな壁全体を収納スペースとして活用できるのも魅力です。

この事例:吹き抜けのキャットウォークが印象的なスパニッシュテイストの家
玄関土間と階段が隣接する場合、階段下スペースを収納にすることで、家の限られた空間を最大限に活用できます。また、階段下収納は奥まって配置されることが多いため、来客時には視線を遮断でき玄関周りの生活感を隠すこともできます。

この事例:全館空調で玄関土間とリビングが繋がる開放的な住まい
土間からあがる框の側面にあらかじめニッチを作っておくことで、スリッパラックを床に置く必要がなくなり、玄関が驚くほど広々します。さらに、「靴を脱ぐ⇒スリッパを取り出す⇒履く」の動作がワンステップで完結するため帰宅した際のプチストレスが軽減されます。

この事例:個性的なインテリアをミックスしたサーファーズスタイル

土間収納は間取りにも工夫を凝らすことでより使いやすくなります。
HOLIDAYSで施工した事例4つをもとに、土間収納を取り入れる際に併せて検討したい間取りポイントを解説していきます。
「買い物から帰ってきたら土間からキッチンにそのまま行く」、「リビングから玄関ホールを通らず直接靴を履く」など、土間収納とLDKをつなげることで移動距離が短くなり、日常生活を楽に送ることができます。

趣味で使う道具の収納やメンテナンス、DIY作業などのスペースとしても活用が可能です。スペースを作る際は、家全体のバランスを考慮して作業できる広さを確保しましょう。土間の床材は基本的にお手入れしやすい素材でできているので、居室空間だと汚れが気になってできないことも、土間なら気兼ねなく行うことができます。

この事例:ガレージと無垢にこだわる、大人のアーバン・ナチュラル
収納スペースは通常、扉などを設けて「見せない」収納にすることが多いです。しかし、靴や趣味の道具をディスプレイできる配置にし、敢えて「魅せる収納」とすることで、玄関全体のデザイン性を高めることができます。

LDKと土間をよく行き来するなら、壁や扉をなくしてしまうのも一つの方法です。壁や扉をなくすことで、その分廊下が必要なくなり、限られた空間を有効活用することができます。また、来客時など一時的に目隠しをしたい時には、ロールスクリーンやカーテンを取り入れると、簡単かつリーズナブルに空間を仕切ることができます。



土間収納は、日々の家事をラクにし、家族の趣味や暮らしをより豊かに愉しむための大切な空間です。
すっきりおしゃれな空間を維持するためには、持ち物に応じた広さの計画や、湿気・寒さへの対策が欠かせません。デザイン性だけでなく、高い住宅性能と動線計画が両立して初めて、本当に居心地の良い土間収納が完成します。
HOLIDAYSでは、業界最高水準の「高気密・高断熱」性能を活かしながら、ご家族のライフスタイルに合わせた最適な土間空間をご提案しています。
「我が家に最適な土間収納の広さを知りたい」「趣味も愉しめる玄関にしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
愛知県を中心に岐阜県、三重県、静岡県で注文住宅を手がけるHOLIDAYSでは、「デザインも性能も諦めたくない」そんなお客様の想いをカタチにします。耐震性能の最高等級3、断熱性能UA値0.46以下の高断熱を標準としつつ、建築デザイナーがお客様の趣味やライフスタイルを反映したプランをご提案。土地探しからワンストップで対応し、後悔しない家づくりをトータルでサポートします。