【実例あり】おしゃれな玄関土間の作り方とは?間取りや収納の工夫ポイントもご紹介
2024年04月06日
2024年06月20日
家の中なのに土足で過ごすことができる土間。昔はかまどをおいて料理をしたり、外で作業した靴や農作物を洗ったりする空間として活用されていました。昨今の住宅においても需要が高く、外で使うものをすぐに取り出したり、食料や日用品の一時保管場所として人気を集めています。
今回のコラムでは土間スペースのメリット・デメリットをはじめ、おしゃれな土間空間を作るためのポイントや間取りの工夫ポイントなどを実例と共に紹介していきます。
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土間のメリット・デメリットとは?
土間スペースにはメリットとデメリットがあります。きちんと理解した上で導入を決めていきましょう。
メリット●食料品や日用品を一時的に保管できる
すぐに使わないものや、かさばるものを保管するのに便利です。比較的涼しいスペースでもあるため、食料品の一時収納場所としてもおすすめです。
●趣味や作業スペースとして活用できる
釣りやキャンプなどのアウトドア用品やスポーツ用品など、趣味の道具を保管しておくのに便利です。また、家具やインテリアをDIYで制作したり、自転車が趣味ならロードバイクのメンテナンスも時間を問わず行うことができます。
●子供の遊び場として活用できる
部屋だと気になる汚れも土間なら簡単にお手入れできるので、子供も安心して遊ぶことができます。また、天気が悪い日でも、室内空間の土間ならある程度の広さがあれば三輪車やボール遊びもできます。
デメリット●他の部屋が狭くなる
土間空間の確保により、他の居室スペースが狭くなることがあります。家全体のバランスを考慮して丁度いい広さを検討しましょう。
●寒さや湿気が気になる
土間は地面や基礎に直に接しています。熱を通しにくい素材でもあるので暖房対策をきちんと取りましょう。また、冬場には結露にも注意しましょう。湿気がこもるとカビの原因にもなってしまいます。
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おしゃれな玄関土間を作るには?
おしゃれな玄関土間を作るには何を意識すればいいのでしょうか。ここでは4つのポイントをご紹介していきます。
<床材について>
土間用の床材には様々なバリエーションがあり、どれを採用するかで印象が変わってきます。ここでは代表的な3種類をご紹介いたします。
●タイル大きさや色、模様だけでなく、木調や石調など多種多様な種類があるタイル。和から洋まで選択次第でお好みの空間を作り上げることができます。
●コンクリートセメントと砂、砂利、水で作られたコンクリートは無機質で独特な質感に仕上がります。クールでシンプルな印象に仕上げたい方におすすめです。
●モルタルセメントと砂、水で作られたモルタルはコンクリートよりも滑らかな印象に仕上がります。表面を平らに仕上げる「金鏝仕上げ」と、敢えて凹凸を出す「洗い出し」があるので、好みに合わせて使い分けてみましょう。
<照明について>
ただ空間を照らすだけではなく、種類や配置を考慮することで雰囲気が変わってきます。どのような種類があるのかご紹介していきます。
●スポットライト意図的に照らしたい場所がある場合に便利なスポットライト。壁や天井に向ければ、緩やかな光で広範囲を照らすことができます。
●ダウンライト天井に埋め込むタイプの証明器具です。天井に凹凸ができないのですっきりした印象に仕上がります。しかし、一度設置したら変更は困難なので配置計画には注意しましょう。
●間接照明光源が直接目に入らない設計の関節照明。まぶしさを抑えるだけでなく、壁や天井を間接的に照らし空間を明るくするため、落ち着いた雰囲気を演出することができます。空間の前から奥に向けて設置すれば奥行き感が生まれ、一層おしゃれな雰囲気を作りだすことができます。
<観葉植物について>
家の中と外をつなぐ土間に観葉植物を置けば、最初に植物に目が入るため玄関が明るく華やかな印象になります。ただし、土間は風通しや日当たりが悪くなりがちなので寒さや日陰でも育ちやすい植物がおすすめです。
●パキラ5枚の葉が特徴の観葉植物。日陰でも育ちやすく水やりも控えめで大丈夫なので室内でも育ちやすいです。定期的に日光に当てれば葉にツヤが生まれるので一層美しさが増します。ただ、温度が5度以下になると枯れてしまうため、冬場の空調には注意しましょう。
●カポック寒さや乾燥にも強く、日陰でも育つので、土間でも育てやすい植物です。風水的には上に向かって葉が生える「陽の気」を持つ植物なので、気の出入り口である玄関にくことで家全体の開運に繋がっていきます。
●ガジュマル個性的なシルエットのガジュマルは精霊が宿る木だと呼ばれています。風水的にも悪い気を鎮めて中和し、良い気が入りやすい状態を作り出す効果があります。耐陰性もあるため、玄関でも育てやすいと人気を集めている観葉植物です。
<窓の配置について>
換気や採光だけでなく、土間にも窓を設置することでおしゃれな空間を演出できます。どのようなタイプの窓がおすすめなのかをご紹介いたします。
●地窓床面に接した低い位置にある「地窓」。カーテンが無くても外からの視線が気にならず、足元から差し込む自然光は床面に反射して空間全体を明るく照らしてくれます。
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●高窓天井に近い位置に取り付ける「高窓」。プライバシーが守られるだけでなく、部屋の奥まで光が届くので効率的に採光が取れます。
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●縦スリット窓天井から床の近くまで開口部のある「縦スリット窓」。天井と床の距離が実際よりも長く見えやすいため、空間自体を広く見せることができます。
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玄関土間のタイプやアイデア
「土間収納」と一口に言っても様々な種類があります。今回は収納のタイプや収納のアイデアをご紹介いたします。
玄関土間の収納タイプ
●壁面クローゼットタイプ浅い奥行きで棚を設けたクローゼットタイプの収納です。玄関に使える面積が限られている場合に重宝します。
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●ウォークインクローゼットタイプ開口部が少なく棚などを効率的に配置できるため、床面積に対して収納量を確保しやすい特徴があります。また、防災グッズや自転車など靴以外にも様々なものを収納できます。
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●ウォークスルークローゼットタイプ収納への出入り口が2つあることで回遊性が高まり、家事の負担を軽減する効果があります。収納量と家事動線を重視したい方におすすめです。
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玄関土間の収納アイデア
●可動棚高さや場所を自在に変えられるため、お子様の成長に合わせた収納空間を作ることが可能です。シューズラックとしてはもちろん、使用頻度が少ないものも整理して収納することができます。
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●有孔ボード何があるのか一目で分かる有孔ボードには、スポーツ用品や日曜大工品を掛けておけるのに加え、おしゃれに飾って魅せる収納としても活用できます。
この写真の施工事例を見る間取りの工夫ポイント
間取りも工夫することでより暮らしやすいお住まいになります。土間収納を導入するなら併せて検討したい間取りポイントを4つご紹介いたします。
●LDKにつなげる回遊動線
「買い物から帰ってきたら土間からキッチンにそのまま行く」、「リビングから玄関ホールを通らず直接靴を履く」など、土間収納とLDKをつなげることで移動距離が短くなり、日常生活を楽に送ることができます。
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●趣味スペースや作業場としての活用
趣味で使う道具の収納やメンテナンス、DIY作業などのスペースとしても活用が可能です。スペースを作る際は、家全体のバランスを考慮して作業できる広さを確保しましょう。土間の床材は基本的にお手入れしやすい素材でできているので、居室空間だと汚れが気になってできないことも、土間なら気兼ねなく行うことができます。
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●魅せる収納にする
収納スペースは通常、扉などを設けて「見せない」収納にすることが多いです。しかし、土間収納を敢えて「魅せる収納」にする間取りにし、おしゃれな空間を演出することで、玄関全体のデザイン性がアップします。
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●壁や扉の代わりにロールスクリーンやカーテンを取り入れる
たとえばLDKと土間をよく行き来するなら、壁や扉を無くしてしまうのも一つの方法です。壁や扉を無くすことで、その分廊下が必要なくなり、限られた空間を有効活用することができます。また、来客時など一時的に目隠しをしたい時には、ロールスクリーンやカーテンがおすすめ。簡単かつリーズナブルに空間を仕切ることできます。
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まとめ
今回のコラムでは、実例と共に玄関土間についてご紹介いたしました。間取りを工夫すれば収納としてだけでなく、日々の暮らしをより快適に過ごすための空間にもなり、そのバリエーションは無限です。これからお住まいをご検討される方は是非コラムと弊社の施工事例を参考にしてみてください。
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