最適な水回りの間取りとは?設計時4つの注意ポイントと動線のアイデアも紹介

2024年04月19日

最適な水回りの間取りとは?設計時4つの注意ポイントと動線のアイデアも紹介

生活する上で欠かせないキッチンや洗面所、お風呂場などの水回り。間取りや動線は特にこだわりたいですよね。
「使いやすい間取りにしたい」「どこになにを置いたらいいか分からない」「トイレの場所はどこでも良い?」というように水回りと一口にいっても悩むポイントは沢山あります。

そこで今回のコラムでは、過ごしやすい間取りにするために抑えておきたいポイントや気を付けたい注意点をご紹介します。
是非最後までご覧ください♪

  • ■使い勝手のいい水回りを設計する3つの基本ポイント

    ■使い勝手のいい水回りを設計する3つの基本ポイント

    ・生活動線に合わせた水回りの配置を考える
    水回りの配置を決める上でまず抑えておきたいのが、”どのような動線で家事をこなしていきたいか”です。
    例えば、洗濯は「洗う」「干す」「取り込む」「アイロンがけ」「たたむ」までが一連の流れとなっているためランドリールームやサンルームを設けて一部屋で完結できる空間をつくるのも良いでしょう。
    さらに、洗濯をしながら料理等が同時進行できるようにキッチンと洗濯スペースは隣に配置するなど、回遊出来る動線にするとさらに家事効率は上がります。

    ・目的に合わせてた寸法にする
    水回りの動線に加えて考えたいのは寸法です。
    どの部分をどのぐらいの大きさにしたいのか、なぜその大きさにするのかを明確にしましょう。
    例えば「同じ空間で洗濯を終えたい」という方であれば洗濯を畳むスペースを広めにつくり、アイロン台や部屋干しをするためのアイアンバーを設置することで一括で行うことが可能です。また、「朝いつも洗面所が混み合う」という方には洗面所の手洗いスペースを広めに取ったり、洗面台を二つ設置する等、目的に合わせて数や寸法を考えることが大切です。

    ・水回りの収納ニーズを考慮する
    水回りの収納も大事なポイントです。
    キッチンスペースであればカップボードの大きさやパントリーの広さ、洗面スペースでは洗面用品や洗濯後の衣類の収納スペースなどを考える必要があります。
    最近では、ランドリールームの隣にウォークインクローゼットを配置し、服が乾いた後はハンガーにかけたまま収納ができるといった動線も人気です。
    しかし、そのためには日当たりや湿気に考慮する必要があるため注意が必要です。
    ランドリールームについては下記コラムでもご紹介していますので是非ご覧ください。

  • ■水回りを設計する上での4つの注意ポイント

    ■水回りを設計する上での4つの注意ポイント

    ①水回りはできるだけ一か所にまとめる
    水回りはなるべく一ヶ所にまとめることをおすすめします。仮に水回りを別々のところに配置するとなった場合、配管の関係上天井や床の高さを調整する必要があるため、その他の間取りに自由がききずらくなってしまう可能性があります。
    また、配管のメンテナンスをする際も一箇所にまとまっていた方がより効率的に行うことができます。

    ②トイレのにおいや音の対策
    キッチンや洗濯スペースなどの家事動線に合わせて忘れてはいけないのがトイレの配置です。トイレの配置で気を付けたいことは、”部屋の隣や玄関から見えるところは避ける”ということです。
    部屋の隣に配置してしまうとにおいや音が気になってしまいます。また玄関から見えるところに配置してしまうと、訪問客に見えてしまうことがあるため、玄関から見えない場所に配置したり、扉の開く方向を工夫しましょう。

    ③水回りを南側に配置しない
    水回りはどの方角に配置するのが良いでしょうか。
    ズバリおすすめは「南側以外の方角」です。
    家の立地については南向きや南側道路が良いとよく聞きますが、南側は日当たりが良い分、温度の変化が激しい向きになります。その為、湿気の溜まりやすい南側に水回りを配置してしまうと、温度の変化によりカビは生えやすくなってしまったり、劣化が早くなってしまう可能性があります。

    ④2階に水回りを配置する場合は動線に気を付ける
    洗濯スペースが2階にあると洗濯物が干しやすく、効率よく家事をおこなうことができます。また、1階に比べて2階以上の上層階は採光が良く、カビも生えにくくなっています。
    しかし、長く住むことを考えた場合、高齢になるにつれて階段の登り降りが負担になる可能性があるため2階のみに水回りを集中させるのも注意が必要です。

    さらに、2階に水回りを配置することで「排水音が1階まで響いてしまう」ということもあります。その為、1階と2階にそれぞれ水回りを配置する場合は、なるべく同じ場所に配置すると音も響きづらくなるでしょう。

  • ■水回り3箇所に合わせた間取り設計のアイデア

    ■水回り3箇所に合わせた間取り設計のアイデア

     キッチン 


    ・ダイニングと一体化の間取りにする
    ダイニングと一体化したキッチンは、ダイニングキッチン(DK)と呼ばれます。写真のように横並びに配置するレイアウトと対面で配置するレイアウトがありますが、どちらもダイニングとキッチンで全体的な色味を揃えると統一感がでるためおすすめです。

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    ・作業スペースと収納の位置を最適化する
    キッチンではなるべく作業スペースを確保したいですよね。しかし、作業スペースの確保のために冷蔵庫やコンロが遠くなってしまっては、作業効率が下がってしまいます。そのため、「冷蔵庫から食材を取り出す→作業する→コンロで調理する」などの一連の流れが行いやすい設計になっているのかに注意して位置を考えましょう。



    ・調理の流れ、生活動線にあったキッチンの形状を選ぶ
    キッチンには壁付け型やアイランド型、ペニンシュラ型などいくつか種類があります。自分の生活動線にあった型を選び、レイアウトを考えましょう。キッチンの形状については下記コラムで詳しく紹介していますので是非ご覧ください。




     洗面所 


    ・洗面スペースの広さと位置、収納にこだわる
    「洗面スペースで一括で家事を終わらせたい」という方であれば、服を干す場所や畳む場所を確保するために広めに計画するのがおすすめです。
    また、広さにこだわるのであれば洗面所と脱衣所を分けることもおすすめです。誰かが洗面所を使用していても気にせず洗濯を行うことができたり、それぞれで目的別の収納が可能になります。

    ・湿気対策や通気性を考慮した設計にする
    どうしても湿気の溜まりやすい水回り。
    間取りを考える際は、風通しの良さに考慮しましょう。窓を設置したり換気設備を取り入れ、常に空気が循環するような間取りにすることがポイントです。しかし、ただ窓を配置するだけでは「風が入ってこない」ということもありますので、家の立地から風向きを考えて配置するようにしましょう。



     トイレ 


    ・手洗いの配置による使いやすさを追求する
    トイレの手洗い場には、トイレと手洗いが一体化しているタンク付きトイレと手洗いを別で設置する手洗いキャビネットがあります。
    別で手洗いキャビネットを設置する場合、トイレの扉の位置によって配置する場所を考えましょう。

    ・収納を考慮した設計にする
    トイレットペーパーやトイレの掃除用具などのトイレでのみで使用するものは、なるべくトイレの中に収納したいですよね。
    手洗い場をトイレ内に設置する場合、手洗い場の下のデッドスペースに収納をつくったり、造作棚を設置することで無駄なく活用することができます。



  • ■まとめ

    ■まとめ

    今回は最適な水回りの間取りについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
    生活動線や家事動線を考える上で大切な水回りの間取り。
    後悔のないお家づくりをするために、今回ご紹介したポイントを抑えておきましょう。

    HOLIDAYSでは、スタジオやモデルハウスにてお家づくりのご相談やご提案をさせていただいております。
    「家事動線が快適な間取りにしたい」「水回りってどういう間取りにすればいいの?」と少しでもお悩みのお客様は、お家づくりのプロがお客様のご希望に沿ったご提案をさせていただきます。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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