【保存版】みんないくらで建てる?知っておきたい注文住宅の費用相場
2023年12月09日
2024年06月20日
注文住宅を建てる際、最初に気になるのはやはり費用ですよね。
なんとなく高いイメージがある注文住宅。
今回のコラムでは、注文住宅を建てる際の費用感や見積もりを比較する時のポイントについてご紹介します。
是非最後までご覧ください♪
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■注文住宅の費用について知ろう
《まず予算を知ろう》
注文住宅を建てるには、土地を所有していない場合建物建築費用の他に土地購入費用がかかります。
まずは、自分の収入やライフプランについて考えた上で、自分に見合った予算を知ることが必要です。
予算は、頭金と住宅ローンで考えます。
頭金は収入から生活費や雑費などを引き、手元に残る資金を考えた上で決めましょう。
住宅ローンは年齢や年収によって異なるため、なるべく早めの段階でシミュレーションを行ったり仮審査をすることをおすすめします。
自分の年齢や収入に見合う、返済可能な住宅ローン額がいくらなのかを割り出し、無理のない返済計画を立てましょう。
《注文住宅の費用相場》
それでは実際にかかる費用の相場はいくらなのでしょうか。
国土交通省が実施した令和4年度住宅市場動向調査によると、
住宅建築費用の全国平均金額は3,935万円。三大都市圏だと4,504万円になります。
土地のみだと全国平均で1,819万円。三大都市圏だと2,626万円になります。
ここからは、どのぐらいの金額でどのような家を建てることができるのか予算別にご紹介します。
[1000万円台]
部屋数は少なめで間取りなどもシンプルなつくり。打ち合わせ回数を減らしたり資材や設備を安価なものに変更することで、コストを抑えながらもマイホームを手に入れることができる価格帯になります。
[2000万円台]
予算と希望条件バランスを考えながら、”どこを重視するのか”に着目して考えると良いでしょう。全ての希望条件を取り入れることは難しい可能性がありますが、バランスを考えながらなるべく理想のお住まいに近づくことができる価格帯になります。
[3000万円台]
全国平均が3,935万円になりますので、平均的なグレードの設備やデザインを取り入れることができます。耐震や断熱などの設備面も整えつつ希望のデザインの家を建てやすい価格帯になります。
[4000万円台]
グレードを上げたり、ワンランク上の設備を設置することが可能です。様々なご希望条件を取り入れやすく、複数のプランの中から選択できる価格帯になります。
しかしこれはあくまで平均金額になりますので、希望のデザインや設備内容によって金額は前後します。 -
■注文住宅の費用の内訳は?
《土地購入にかかる費用》
土地購入の際にかかる費用は①手付金、②物件代金、③諸費用です。
①手付金
売買契約時に買主様から売主様に支払うお金です。これは売主及び買主の双方からの安易な契約解除を防ぐためのものです。
上限:売買代金の20%(宅建業法により)
相場:5%~10%
②物件代金
エリアや広さ、周辺環境によって金額は大きく異なります。
③諸費用
仲介手数料やローン事務手数料、ローン保証料、団体信用生命保険料などがあります。
《建物建築にかかる費用》
建物建築の際にかかる費用は❶本体工事費用、❸付帯工事費用、❸諸費用の大きく三つに分けられます。
❶本体工事費用とは
建物そのものにかかる費用のことです。総費用の75∼80%が相場になります。
(例)仮設工事や基礎工事・木工工事といった基礎構造づくり、窓や断熱材の取り付けなど
❷付帯工事費用
本体工事費用以外にかかる費用のことです。総費用の15∼20%が相場になります。
(例)造成工事費用やガス・水道の敷設工事、庭や駐車場などの外構工事や古家が建っている場合の解体工事費用、エアコンなどの購入取り付け費用など
❸諸費用
住宅取得後に基本的に現金で支払う必要のある費用のことです。費用の5∼7%が相場となります。
(例)・税金:登録免許税や印紙税、不動産取得税
・住宅ローンの手数料:融資手数料やローン保証料
建築費用の見積内容についてはこちらのコラムで詳しくご紹介していますので、ご覧ください♪
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■注文住宅の見積もりを比較するポイント
注文住宅を建てる際、数社に見積もりやプランをだしてもらった上で検討する方がほとんどかと思います。
では、見積もりを比較する際どこに注目すれば良いのでしょうか。
まず注意することは、、、
⚠️なるべく同じ条件で比較することです。(間取りや内装のデザイン、設備など)
同じ条件で出した見積もりかどうかを確認したうえで比較しましょう。
◎内訳の費用は隅々まで確認する
金額だけで決めるのではなく、"どこにどんな費用が使われているのか"という内訳を確認しましょう。
ざっくりとした内容だけの場合、不明確な部分が多いまま進んでしまうと、のちのち「思っていた予算よりもかなり高くなってしまった」なんてことも。そのようなことがないように、見積もりの時点で不明な部分があればしっかりと確認しましょう。
◎比較する会社に出してもらったタイミングや時期は同じか
注文住宅は一生の買い物。
長い時間をかけてじっくり検討していきたいものですが、見積もりを出してもらったタイミングや時期が同じであるかに気を付けて比較しましょう。見積書を作成した時期が異なる場合、資材や設備の価格が変わっている可能性があり、同じ基準で比較できないことがあります。
特に近年は建築資材が高騰しているため、注意が必要です。
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■ライフスタイルに合わせた注文住宅の選び方
一口に注文住宅といっても、家族構成や生活スタイルによって様々です。
費用感を把握したうえで、自分のライフプランに合わせた注文住宅を選びましょう。
そこで注文住宅を建てる際の家族構成別のポイントについてご説明します。
◎夫婦二人暮らし
ご夫婦で暮らす場合、間取りとしては2LDK以上が理想です。リビングやダイニング等の共有スペースにプラスして、趣味部屋や寝室等プライベートな時間を過ごせる部屋があると良いですね。もし将来子供ができた際には子供部屋として使うこともできるよう、生活スタイルに合わせて用途を変えられような間取りにすると良いでしょう。
◎子連れ家族
間取りについてはお子様が一人であれば寝室+子供部屋で2LDK以上、二人であれば寝室+子供部屋二部屋で3LDK以上等、お家を建てるタイミングやお子様の年齢、人数によって変わります。お子様の成長に合わせてレイアウトが変更できるような、間仕切りできるタイプの部屋も良いでしょう。
◎二世帯住宅
親子三世代で暮らす二世帯住宅。二世帯住宅は完全分離型、部分共有型、完全共有型の三つのタイプに分かれます。その為間取りについてはどのタイプの二世帯住宅にするかによって変わります。さらに、二世帯住宅は生活リズムや習慣の違いがでてきやすいため、生活動線を意識した住まいにすることがポイントになります。
二世帯住宅についてはこちらのコラムで詳しくご紹介していますので是非ご覧ください♪
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■まとめ
今回は注文住宅を建てる際の費用感や見積もりを比較する時のポイントについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
人生で一番高いお買い物と言われている住宅購入。
どのぐらいの費用がかかるのか、どのように選んでいけばよいのかを知ったうえで慎重に選んでいきたいですよね。
HOLIDAYSではそのようなお悩みをご相談いただけるファイナンシャルプランナーが常駐しております。
「注文住宅っていくらかかるの?」「費用抑える方法は?」とお悩みのお客様は、是非一度スタジオやオンラインにてお気軽にご相談ください♪