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2025年04月19日
2026年07月03日
注文住宅の間取りで根強い人気を誇る「吹き抜け」。
一方で、「冬は寒そう」「音が響いて後悔しない?」といった不安の声も多く、採用を迷ってしまう方も少なくありません。
せっかくのマイホームだからこそ、デザインも住み心地も妥協したくないはず。
そこで本記事では、吹き抜けのメリット・デメリットから、失敗を防ぐための具体的な対策、HOLIDAYSが手掛けたおしゃれで年中快適な建築実例までプロの視点で分かりやすく解説します。
吹き抜けのある家を検討している方はぜひ参考にしてください!
CONTENTS
「吹き抜け」とは、1階の天井と2階の床を設けず、縦に大きく広げた開放的な空間のこと。
注文住宅の間取りのなかでも、圧倒的な開放感とデザイン性から根強い人気を誇ります。
しかし、吹き抜けは単におしゃれなだけでなく、住まいを機能的にアップデートしてくれるメリットが数多くあることをご存じでしょうか?
なぜ吹き抜けがここまで人気を集めるのか、まずは代表的な5つのメリットとおすすめの間取り3選をご紹介します。
メリット
吹き抜けの最大の魅力はその「開放感」です。吹き抜けにすると天井が高くるため、視界が抜けて視覚的に広くなります。敷地面積がそれほど広くない家でも、開放的な空間を作ることができます。
吹き抜け特有の魅力である広々とした空間は自由度が高く、天井からおしゃれな照明を吊り下げたりあえて梁を魅せたりと自分好みの空間にすることができます。さらに吹き抜けに合わせて窓のサッシや天井部分のデザインにまでこだわると、ワンランク上のおしゃれ空間になるでしょう。
吹き抜けがあると高い位置に窓を設置することができます。高い位置に設置された窓から入る日光は、1階や部屋の奥まで届くため、日中は電気をつけることなく部屋全体が明るくなります。そのため電気代の節約にも繋がります。
吹き抜けは窓に高低差が生まれるため、1階と2階にそれぞれ窓を設置すれば1階から入ってきた空気が2階の窓から出ていくという循環ができます。これにより部屋の中に濁った空気が溜まることを防ぐことができ、風通しが良くなります。さらに、天井にシーリングファンを取り付けることにより、空気循環が促進され心地よい風を感じながら快適な生活を送ることができるでしょう。
吹き抜けは空間全体に緩やかな繋がりをもたらします。そのためどこにいても家族の気配を感じることができ、コミュニケーションがとりやすくなります。例えば、ご飯の用意ができた時には2階で勉強しているお子様にキッチンやリビングから声をかけることができます。
このように吹き抜けによって家族との適度な距離感が生まれ、円滑な関係を築くことができるでしょう。
おすすめの間取り
リビングに吹き抜けをつくる最大のメリットは、圧倒的な開放感と明るさを同時に叶えられる点です。
住まいの中で最も広いスペースとなるリビングに吹き抜けを組み合わせることで、空間の広がりを最大限に引き出すことができます。さらに、高い位置に窓を設ければ、外からの視線を遮りながら効率よく採光や通風を確保。リビングの奥まで自然光が届き、部屋全体がパッと明るくなります。
「家族が集まるリビングを開放的にしたい」
「土地の条件で日当たりが心配…」
という方は、ぜひリビングへの吹き抜け設置を検討してみてください。
「吹き抜け×リビング階段」は、圧倒的な開放感とおしゃれなデザインを両立したい方から、近年とても人気が集まっている組み合わせです。
階段をリビング内に配置することで、上下階の一体感が高まり、どこにいても家族の気配を感じられる住まいになります。
孤立した廊下の階段とは違い、吹き抜け階段はデザイン性そのものを楽しめるのが大きなメリット。
・踏み板と骨組みだけで構成されたスケルトン階段
・美しい曲線を描くらせん階段
などを取り入れることで、空間のアクセントとしておしゃれに映えます。
空間を有効活用しながら、デザイン性の高い開放的な住まいを叶えたい方にぴったりの選択肢です。
「家の顔」ともいわれる玄関は、住まいの第一印象を大きく左右する大切な場所です。
一般的に玄関はコンパクトで圧迫感が出やすいスペースですが、吹き抜けを取り入れることで、扉を開けた瞬間に圧倒的な開放感が広がる空間へと生まれ変わります。
外気が入りやすい玄関と吹き抜けを組み合わせる際は、室温への影響が気になるところですが、
・玄関周りの壁の断熱性を高める
・高断熱サッシを採用する
こういった設計と性能の工夫で、心地よい通風や明るさを確保しつつ、年中快適で開放感あふれる自慢の玄関をつくることが可能です。
1階と2階がひと続きになる吹き抜けは、一般的な個室構造の住宅よりも冷暖房が効きにくいという難点があります。暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するため、冬は「暖房をつけても1階の足元が冷える」、夏は「屋根からの熱が2階にこもって暑い」といった温度差が生じがちです。この冷暖房効率の低下が、吹き抜けを採用して「寒い・暑い」と後悔してしまう最大の原因です。
💡『高気密高断熱×全館空調』
吹き抜けの温度差を解消するには、住まいを魔法瓶のように保つ「高気密・高断熱化」と、家全体の室温を一定にする「全館空調」の組み合わせがベストです。住宅そのものの気密・断熱性能が高ければ、冷暖房の空気が外に逃げません。そこに1台で家中を冷暖房できる全館空調をプラスすることで、夏場の2階の暑さも、冬場の1階の寒さもなくなり、どこにいても快適に過ごせます。HOLIDAYSでは、この「高気密・高断熱」の優れた基本性能をベースに、ライフスタイルに合わせて選べる3つの全館空調システムをご提案しています。電気代を抑えながら年中快適な住まいを叶えましょう。

吹き抜けは1階と2階が壁や床で遮られていないため、どうしても「音」や「におい」が上下階で伝わりやすいというデメリットがあります。特に家族が集まるリビングに吹き抜けがある場合、テレビの音や話し声、キッチンの調理音が2階まで響きやすく、勉強や就寝中の家族のストレスになってしまうケースも少なくありません。また、料理のにおいや油を含んだ煙が2階へ昇ることで、「部屋ににおいが残る」「壁が汚れやすくなる」といった点も後悔しやすいポイントです。
💡『防音材の設置・換気設備の整備』
音については壁に吸音材や遮音材を使用したり、静かにしたい部屋は吹き抜けから離すことで緩和されます。においについてはキッチンに換気窓を設けたり、パワーの強い換気扇を選び換気設備を整えることで2階へのにおいの上昇を防ぐことができます。
吹き抜けをつくるということは、「2階の床面積を削る」ということでもあります。そのため、開放的な空間が手に入る一方で、2階の居住スペースや収納が狭くなってしまうというデメリットがあります。限られた敷地の場合、「理想としていた部屋数が確保できない」「十分な収納スペースが足りない」など、間取り全体の自由度に影響が出てしまうことも。吹き抜けの心地よさと、家族全員が必要とする部屋数や収納量のバランスを、設計段階からしっかりと検討しておく必要があります。
💡『必要な部屋数や収納量の把握』
吹き抜けの設置を最優先にしてしまうと2階のスペースに支障が出るため、事前に必要な部屋数や収納量を確認しておくことがポイントです。また吹き抜けは欲しいけど2階のスペースも確保したいという方は階段部分のみを吹き抜けにするというのも1つの方法です。
吹き抜けは天井が高くなるため、高所に設置したシーリングファンや化粧梁、照明器具の掃除やお手入れがしにくくなるというデメリットがあります。日常的なホコリ取りが難しいだけでなく、将来的に照明の交換やシーリングファンの修理を行う際、通常の費用に加えて「高所作業費」が別途かかってしまうケースも少なくありません。「思っていたよりもメンテナンス費用が高額だった」と、住み始めてから後悔しやすいポイントです。
💡『昇降式照明の採用』
掃除やメンテナンスの手間を少しでも省くためには昇降式の照明やLEDを採用するという方法があります。昇降式を採用することで高いところでの作業や、足場を設けなければならないという危険な状況を防ぐことができます。また掃除の際は上の方の照明や設備からハンディモップを使用してホコリを落とすようにしましょう。
吹き抜けをつくると1階と2階を支える床や天井の一部がなくなるため、建物のねじれや歪みに耐える強さが低くなり、一般的な住宅に比べて地震の揺れを感じやすくなる可能性があります。デザイン性だけを優先して構造計算を疎かにしてしまうと、耐震面の弱点になりかねません。万が一の震災時にも家族の安全を守れるよう、設計段階から確かな耐震性への配慮が必要です。
💡『見せ梁の設計・耐震開口フレームの設置』
耐震性を確保するにはあえて梁や柱を見せる設計にするという方法があります。これによってデザイン性も同時に確保することができます。吹き抜けの床面積が大きい場合は、補強柱を設置することもひとつの解決策です。
また吹き抜けの特徴でもある大きな窓などの開口部は補強ができないので、耐震上は弱点といえます。しかし窓を小さくしてしまうとせっかくの吹き抜けの魅力である日差しが入りにくくなってしまいます。そこでおすすめなのが「耐震開口フレーム」です。「耐震開口フレーム」を取り入れることで窓の大きさを確保し、明るい住まいにしつつ耐震性も補強することができます。



床や梁にナチュラルな木目を取り入れることで、落ち着きや柔らかさが感じられるジャパンディな雰囲気の吹き抜け空間になっています。
〇間取り:3LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:132.75㎡
〇全館空調:無
〇吹き抜けの場所:リビング
〇建築費用:3000万円以上

リビングの一部を土間とすることで、室内でも趣味の植栽を育てられる理想的な空間に。
吹き抜けに計画した三連のペンダントライトが、リビングをより一層引き立てるおしゃれなアクセントになりました。
〇間取り:3LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:102.09㎡
〇全館空調:有
〇吹き抜けの場所:リビング、土間
〇建築費用:2000~2499万円

吹き抜けに大きな丸窓を取り入れることで、自然光がたっぷりと入る開放的な玄関ホールに仕上がりました。
緑×木目×ペンダントライトの相性も抜群なおしゃれ空間です。
〇間取り:3LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:121.77㎡
〇全館空調:無
〇吹き抜けの場所:玄関ホール
〇建築費用:2500~2999万円

アイアン手摺の繊細なブラックラインが美しく調和した吹き抜けの階段。
美しいフォルムの照明が空間に華やかさをもたらしています。
〇間取り:2LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:102.26㎡
〇全館空調:有
〇吹き抜けの場所:階段
〇建築費用:2500~2999万円

リビングの一部を吹き抜けにすることで、実際よりも広く感じられる設計に。
コンクリート打ちっぱなしの無機質さがアクセントとなり、洗練された空間になっています。
〇間取り:3LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:82.80㎡
〇全館空調:無
〇吹き抜けの場所:リビング
〇建築費用:2000万円未満

階段部分に大きな吹き抜けを設けることで、住まいの中心に圧倒的な開放感を生み出しました。
空間を有効活用した中二階スペースはどこにいても家族の気配を身近に感じながら、のびのびとくつろげる空間です。
〇間取り:3LDK
〇階数:2階建て
〇延床面積:104.33㎡
〇全館空調:有
〇吹き抜けの場所:階段
〇建築費用:2500~2999万円
今回のコラムでは、吹き抜けの魅力や、後悔しやすいポイントと失敗を防ぐための対策法、そしておしゃれな建築実例をご紹介しました。
多くのメリットがある一方で、デメリットに対する事前の備えがあれば、実際に暮らし始めてからの満足度は格段に高くなります。ぜひ今回の内容を参考に、後悔のない理想の家づくりを進めてみてくださいね。
HOLIDAYSでは、デザイン性はもちろん、高気密・高断熱や全館空調といった性能にもこだわった"完全自由設計"の住まいをご提案しています。
「開放的な吹き抜けをつくりたい!」「年中快適に過ごせる間取りにしたい」とお考えの方は、ぜひお近くのスタジオまでお気軽にご相談ください。
愛知県を中心に岐阜県、三重県、静岡県で注文住宅を手がけるHOLIDAYSでは、「デザインも性能も諦めたくない」そんなお客様の想いをカタチにします。耐震性能の最高等級3、断熱性能UA値0.46以下の高断熱を標準としつつ、建築デザイナーがお客様の趣味やライフスタイルを反映したプランをご提案。土地探しからワンストップで対応し、後悔しない家づくりをトータルでサポートします。