平屋×吹き抜け×全館空調~開放的な空間と全館空調の組み合わせについて~
2023年09月03日
2024年06月13日
階段が無く、ひとつのフロアで生活を完結することができる「平屋住宅」。小さなお子様がいる家庭にとっては、階段からの転落を心配する必要がなく、老後の生活においても階段の昇降が不要のため、非常に暮らしやすい住宅の形だと言えます。一方、1階部分の面積が2階建て住宅の約2倍必要になってくるため、広めの土地を検討する必要があります。さらに、基礎や屋根部分の面積が広くなるため、2階建て住宅よりも高額になることも考えられます。そのため、多くの方が平屋住宅を検討する際、建物面積を抑えて検討しますが、開放感も無くしてしまってはせっかくの注文住宅が台無しです。今回は、平屋住宅でどのように開放感を出すか、そして快適な生活を送るためには何が必要か解説していきます。
CONTENTS
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<吹き抜け>
吹き抜けを取り入れることにより、横だけでなく縦の空間を作ることができます。天井が低いと閉塞感を感じやすいですが、吹き抜けがあることにより、たとえ延床面積が限られていても広々とした空間作りが可能になります。また、吹き抜け部分に大きめの窓を取り付けることで、太陽の位置が低くなる冬でも自然光を室内に取り入れ部屋を明るく保つことが可能になり、更に、開閉式の窓にすれば風通しもよくなります。1階に大きな窓を設置すると外からの視線が気になるという方は、吹き抜けの上部分に窓を付ければプライバシーを守りつつ、採光や通風が可能になるため、是非取り入れていただきたいスペースとも言えます。
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<吹き抜けの注意点>
採光や通風というメリットがある吹き抜けですが、採用するに当たっては注意が必要です。
まず、「光熱費」が高くなりやすいです。吹き抜け部分があることにより、通常の天井高の空間よりも部屋の体積が大きくなります。そのため、冷暖房を効かせる空間も広くなり、光熱費が高くなってしまうことが考えられます。対策として、高気密高断熱を得意としている住宅会社を選定することや、太陽光発電を設置することで消費電力を抑えること等があります。HOLIDAYSの住宅は「断熱性」と「気密性」に優れており、サッシは国内最高基準の樹脂サッシを採用しているので断熱性が高い家づくりが可能です。また、発泡ウレタン断熱材を使用することで隙間なく施工でき、高い気密性が実現できます。
さらに、メンテナンスや掃除も大変になりやすいです。吹き抜けの上部に窓を設置することにより、採光や通風といったメリットもある一方、普段手の届かない高さに窓があるため掃除がしづらいというデメリットがあります。また、不具合が発生した際には、梯子に昇って自分で修理するか、業者を手配する必要が生じてきます。設計での打合せの際に、吹き抜け部分のメンテナンスや掃除をどのようにすればいいのかを事前に担当者にご相談いただくことをおすすめします。 -
<吹き抜けがあっても快適な全館空調システム>
平屋で開放感を出すために有効な吹き抜けですが、光熱費が高くなりやすいというデメリットがあります。そのマイナス面を解消してくれるのが全館空調です。全館空調とは1台で家全体を冷やす・暖めることができる空調設備です。夏なら涼しい空気が、冬なら暖かい空気が家中の吹き出し口から放出されるため、どこにいても快適な温度で過ごすことができます。また、吹き抜けがある居住スペースだけでなく、暑さや寒さがこもりがちな水回りも一定の温度にすることができるため、ヒートショックの予防にもつながります。
HOLIDAYSではオリジナルの全館空調システムを2種類準備しており、空調室がいらない「エアラク」や家庭用エアコン1台で快適な温度を実現できる「マッハシステム」があります。それぞれ特徴がありますので、ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。 -
<最後に>
平屋は小さなお子様から高齢の方まで安心して住むことができる住宅である一方、建築費用が高くなってしまう傾向にもあります。特に昨今では建築資材の高騰により、多くのお客様や住宅会社のスタッフが建築面積を抑えつつ、開放的な居住空間を演出するのに尽力されています。「吹き抜け」と「全館空調」を掛け合わることで、たとえ建築面積が限られていたとしても、開放的な空間を醸し出すことができ、更に快適な日々を送ることが可能になります。HOLIDAYSは自由設計のためお客様生活スタイルに合わせた間取りや全館空調システムを提案することが可能です。平屋住宅や全館空調が気になる方は是非HOLIDAYSにご連絡ください。