「後悔しない階段下トイレに!オシャレな実例4選やおすすめの収納場所もご紹介」
2024年03月09日
2024年08月03日
家づくりの中で「階段下のスペース」ってどう活用するのか悩みますよね。
今回は階段下の空間をトイレとして使用する事についてお話します。
メリットデメリットだけでなく、収納のポイントやおしゃれな実例4選の紹介もしますので、是非チェックしてみてください。
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階段下トイレのメリット・デメリット
ここでは階段下トイレのメリットデメリットについて紹介します。
メリット
■空間を有効活用できる
一般的に、トイレを設置するために必用なスペースは最低0.8畳ほどです。
階段下のスペースは約1〜1.5畳のスペースがあるので階段下のスペースにトイレを設置することで、限られた空間を有効的に使うことが出来ます。
■間取りに余裕が生まれる
階段下にトイレを設置することによって、他の部屋のスペースを広く確保することが可能です。
家族で暮らす場合、子供部屋や書斎、寝室など必要になる部屋は多いですが、階段下にトイレを設置すれば、他のスペースを圧迫することなく、トイレの場所を確保できます。
■利便性が高まる
普段の生活で階段自体が生活動線を考慮してレイアウトされている場合が多く、階段下に利用頻度の高いトイレを設置する事で利便性も高まります。
デメリット
■採光を取りづらい
階段下のトイレは窓を設置しても小さくなってしまい、採光が難しくなります。
窓の設置スペースは限られており、大きなものは階段下の空間には取りつけることができません。
階段下のトイレは圧迫感があり、少しでも日光を取り入れたいところですが、窓が小さいと暗くなってしまいがちです。
■収納スペースが限られる
トイレには掃除用具やトイレットペーパー、生理用品など、収納するものがたくさんあります。
階段下にトイレを設置する場合、トイレの幅が階段の幅と同じになってしまうため、奥行きはあっても幅が狭くなってしまいます。そのため、大容量の収納棚や大きめの掃除グッズなどを置くと、トイレの空間がとても狭く不便に感じてしまう事も多々あります。
■風水の観点では好ましくない
風水や家相では、階段下を収納以外で使用するのは良くないとされています。
特にトイレは悪い気を招きやすい場所で、階段は気の通り道になるので、その下にトイレがあると、2階が悪い気で満たされてしまうと言われています。
■圧迫感を感じる
階段下にトイレを設置すると、天井の高さが低くなってしまいます。
多くの場合、天井が階段の裏の形となるので、角が丸見えになってしまいます。そして背が高い方にとっては、天井も低く居心地の悪い空間になってしまう可能性も出てきます。
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クロスの色合いや柄でオシャレに広く見せる
限られたスペースを少しでも広く見せるには、クロスの色合いを工夫する事も大切です。
特に白などの明るめの色は膨張色と言われ、空間を広く見せる効果が得られます。
トイレクロスで柄ものを選ぶ方もいるかもしれませんが、柄ものは空間を狭く見せる可能性が出てくるため、階段下のトイレにはおすすめできません。
照明にこだわる
トイレは家の中でも意外にインテリアが目に入る場所です。
毎日使用する為照明にもこだわる方が多くいます。
トイレをリラックスできる落ち着いた空間にしたいという場合は、足元や壁の一部を照らすような間接照明を使用したりペンダントライトを使用する事で照明がインテリアにもなり印象がぐっと変わります。
タンクレストイレにする
タンクレストイレは、従来のタンク式トイレに比べて幅・奥行・高さのすべてにおいて一回り小さいです。
特に高さと奥行は、タンクがない分10~20センチほど小さく、トイレ空間全体がかなりスッキリ広く見せることが出来ます。
スタイリッシュなデザインでおしゃれな空間にしても、黒ずみや水垢などの汚れがあると台無しです。
その為タンクレストイレは、設計段階で汚れにくさを考えて作られています。
折れ戸or引戸を採用する
引き戸は一枚の扉を左右どちらかにスライドさせるタイプのドアです。
折れ戸は、蝶番でつながれた二枚の扉を折りたたむタイプのドアで、最大のメリットは、省スペースで開閉を行えることです。
近年の折れ戸は床にレールのない上吊式が多く、レールにほこりが溜まらず掃除の手間もかかりません。
折れ戸は複数の扉を折りたたむ形で開閉するため、開閉時に扉同士の隙間に指を挟む可能性があります。 -
収納はどこに設置するべき?
壁面にニッチを設ける
ニッチとは、壁をくぼませて作る収納や飾り棚のことです。
構造的に問題ない範囲で大きさを自由に決められるため、置くもののサイズに合わせて作れる点がポイントとなってきます。
折り返し階段の低い方を収納にする
折り返し階段では、それぞれの向きの階段が面している部屋に必要な奥行きの収納を確保できます。
階段下トイレの場合、階段の折り返しが高い部分の下にはトイレを設置し、折り返しの低い部分を収納として使用する事も出来ます。
また、階段下収納はあえてオープンにすることで、狭い空間が開放感のあるスペースになります。
背面もしくは側面に棚をとり付ける
ホコリが溜まりやすいトイレは掃除用品などは見せず、隠す収納にしておくのがおすすめです。
また設計時に何を収納したいかを前もって確認し担当者に伝えておくことも大切になります。
背面収納が丸見えな場合はかごごと収納するか布レースなどで隠すのも1つのアイデアです。 -
オシャレな実例4選
モルタル調クロスの心地よいトイレ空間照明タイプ:ペンダントライト
トイレ窓の有無:有
トイレ収納タイプ:階段下の空間を活かした幅広ニッチ
木目のあたたかさにブラックが映える、バーカウンターのある家の実例です
【画像の施工事例を見る】
船舶ランプを使用したマリンテイストのトイレ空間照明タイプ:船舶ランプ(ブラケットライト)
トイレ窓の有無:有
トイレ収納タイプ:背面収納(棚付き)
爽やかなカリフォルニアテイストのサーファーズハウスの実例です
【画像の施工事例を見る】
階段下スペースを上手く活用したニッチ収納が特徴のトイレ空間照明タイプ:ウォールウォッシャー
トイレ窓の有無:有
トイレ収納タイプ:折り返し階段の低い方を収納に(横穴収納)
空間を最大限活用した大家族の家の実例です
【画像の施工事例を見る】
ディープグリーンのアクセントクロスとヘリンボーンの床材で落着きのあるトイレ空間照明タイプ:ペンダントライト
トイレ窓の有無:無
トイレ収納タイプ:背面棚
ヌックのある北欧テイストの家の実例です
【画像の施工事例を見る】 -
まとめ
ここまで階段下トイレのメリットデメリットや広く見せるポイント、収納について説明しました。
坪数や家の形によってはトイレを設置する事で部屋数が少なくなったり窮屈に感じてしまう事もあります。
デッドスペースになりやすい階段下を有効活用する事で少しでも広くスッキリと部屋の中を見せることが出来ます。
HOLIDAYSではお客様一人一人の要望に沿って完全自由設計で家づくりを進めていくことが出来ます。
ご興味ございましたら是非一度ご来店くださいませ。