[30坪の家]暮らしやすい間取りのポイントや費用を実例を基にご紹介!
2020年01月07日
2024年07月25日
「30坪の家」がどのくらいの広さかご存じですか?感覚的に「あまり大きな家ではなさそうだな」と想像する人が多いかと思います。しかし、30坪の家は3〜4人程度の家族向けの間取りが実現できる広さです。
今回のコラムでは、30坪で快適な生活を実現する間取りアイディアや費用を実例を交えてご紹介させていただきます。
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30坪ってどれくらいの広さなの?
一般的に3〜4人家族の暮らす3LDKの家の広さは大体28坪〜32坪ほどとなります。コンパクト過ぎず、無理のない注文住宅を考えたときに30坪が一つの目安となります。
1坪は約3.31平米、畳に換算すると約2畳分の広さに相当します。そのため、30坪は約99平米、約60畳の広さとなります。1坪は畳2枚分ということを覚えておくと、家づくりにおいて部屋の広さをイメージするのに役立ちます。
【30坪の家の間取り実例】
HOUSE DATE家族構成:ご夫婦
間取り:3LDK
延べ床面積:97.36㎡(29坪)
玄関の正面にある窓から中庭、その先にはLDKが見える間取りにすることで視線が広がり、開放感のある空間に仕上がっています。LDKや居室の他に中庭や広々としたバルコニーを設けるなど、限られた広さの中でもデザイン性の高さや住み心地の良さを兼ね備えています。 -
必要な土地の広さとは
30坪の家を建てるために必要な土地の広さは、希望する家の階数と土地の建ぺい率、容積率によって異なります。建築基準法で基準値が定められており、住居地域では建ぺい率が40%〜60%、容積率が100%〜200%であることが多いです。しかし、土地の場所や条件によって緩和や制限されることもあるので事前に確認しておきましょう。
〇「建ぺい率」と「容積率」とは?
建ぺい率とは、土地の面積に対する建築面積(建物が建っている部分の土地面積)の割合のことを言い、容積率とは、土地面積に対する延床面積(建物の各階の床面積を足したもの)の割合のことを言います。それぞれ、以下の計算式で算出することができます。
建ぺい率=建築面積÷敷地面積×100
容積率=延床面積÷敷地面積×100
建坪30坪の2階建て住宅を建てようとした場合、下記のようになります。
*建ぺい率50%、容積率100%の土地:30坪の土地が必要
*建ぺい率60%、容積率200%の土地:15坪の土地が必要
先に間取りを考えた場合、土地によっては実現が難しい可能性もあるため注意しましょう。HOLIDAYSでは、土地探しからのお手伝いをしており、土地探しから間取りプラン作成までスムーズに進める事ができるのでお気軽にご相談ください。 -
30坪で暮らしやすい間取りにするポイント
ポイント①吹き抜けを取り入れる
30坪という空間を最大限に活かしたいなら、吹き抜けを利用した間取りを検討することをお勧めします。吹き抜けをつくることで自然光を十分に取り入れられたり、縦の空間に広がりが生まれたりするので、視覚的に空間が広く感じられます。
あわせて読みたいポイント②折り上げ天井で天井高をアップさせる
大きな吹き抜けをつくるのが難しい場合は、折り上げ天井を施すのも一つの手です。天井の一部を一段高く凹ませる折り上げ天井は天井を高く見せ、空間を広く演出できます。また折り上げ天井部分に見せ梁を施すと、よりオシャレで個性的な空間になります。
ポイント③収納スペースをしっかりと設ける
家を建てるときは、十分な収納スペースがあることが望まれます。しかし、30坪の家で収納家具をどんどん増やしてしまうと空間を圧迫する原因となってしまいます。そのため、見せる収納を心がけることをお勧めします。見せる収納を取り入れることで、洗練されたおしゃれな雰囲気に仕上げることができます。
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30坪の家の成功実例
中庭のあるホテルライクな平屋家族構成:ご夫婦+お子様
間取り:4LDK
延べ床面積:97.30㎡(32坪)
モノトーンに統一されたホテルライクな外観と内観が特徴の平屋。中庭を中心としたコの字型の間取りは、室内全体に光が明るく差し込みます。折上げ天井やキッチンに設けた間接照明は、天井をふわりと照らし開放感をもたらします。
【画像の施工事例はこちら】
自然を愉しむ和テイストの家家族構成:ご夫婦+お子様二人
間取り:3LDK
延べ床面積:105.12㎡(32坪)
切妻大屋根のフォルムのデザインが美しいお住まい。玄関へ入ってすぐにリビングが広がる開放的な間取りを設計。LDKには大きな吹き抜けを設け、大屋根の勾配天井を活かした空間に仕上げました。
【画像の施工事例はこちら】
グレーを基調とした奥行のあるスタイリッシュなお家家族構成:ご夫婦
間取り:3LDK
延べ床面積:98.53㎡(30坪)
インダストリアルでモダンな雰囲気が印象的なお住まい。LDKに設置したスケルトンの鉄骨階段は、縦方向への広がりをもたらせ、奥行きのある空間を演出しています。
【画像の施工事例はこちら】
吹き抜けを採用した趣味と暮らすアメリカンテイストの家家族構成:ご夫婦+ワンちゃん
間取り:2LDK
延べ床面積:105.99㎡(32坪)
ダークトーンでまとめられた外観が印象的なアメリカンテイストのお住まい。LDKにある吹き抜け上部には窓を設置し、明るく開放感のある空間に。キッチンはリビングから床を一段下げたダウンフロアを採用しており、空間の広がりを感じられます。
【画像の施工事例はこちら】 -
まとめ
今回は30坪の家を建てる際のポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。30坪の家の間取りは、吹き抜けや折り上げ天井など開放感を意識することで広く見せたりおしゃれにしたりすることができます。
HOLIDAYSでは、限られたスペースを有効活用して、より広く、より生活しやすい間取りの提案を心掛けております。実際にHOLIDAYSの施工したお住まいを見学できる実例見学会の開催やモデルハウスもありますので、家づくりの参考になる間取りアイデアを直接ご体感いただけます。注文住宅を検討中の方は是非チェックしてみてください。