【実例6選】おしゃれな天井で差をつける!空間がガラッと変わるデザインとは?

2024年11月13日

【実例6選】おしゃれな天井で差をつける!空間がガラッと変わるデザインとは?

部屋の印象を左右する天井。
面積が広い分、天井をおしゃれにするだけで部屋全体の雰囲気を良くすることができます。
今回のコラムでは基本的な天井の形状や高さをはじめ、天井で部屋全体をオシャレにするためのポイントを実際にHOLIDAYSで施工された事例をを通して徹底解説します!
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

  • ■天井の印象を左右する種類とその特徴

    ■天井の印象を左右する種類とその特徴

    ●形状
    天井の形状には下記のように様々な種類があります。形状ごとに部屋の雰囲気は大きく変わります。
    ここでは主要な天井の形状ごとに特徴をご紹介します。

    形状

    特徴

    平天井

    床に対して平行になっている平らな形状の天井。
    和室・洋室にかかわらず幅広く採用でき、コストを抑えることができる。 

    下がり天井

    天井の一部が下がって階段状のデザインになっている天井。
    天井の一部をあえて下げることで、落ち着いた印象をもたらしてくれる。

    折り上げ天井

    天井の中央部分を凹ませることで、周辺の高さより、一段高くしたデザインの天井。
    一部の天井が高くなるため開放感があり、空間を広く見せる効果がある。

    勾配天井

    屋根の勾配に合わせて斜めにした天井。
    天井裏や屋根裏と呼ばれるデッドスペースが存在しない。

    船底天井

    天井の中央部分が両端より高く、三角形に盛り上がった天井。
    部屋を広く見せる効果があり、主に和室などで用いられる。

    掛込み天井

    一部が低く平らに、一部が斜めに張られている天井。
    最も和風的演出効果が高いので、特に茶室などに用いられる。

    腰折れ天井

    真ん中が水平になっており、両端に向かって斜めに傾斜している形状の天井。
    空間に変化をもたせやすく、真四角な部屋の印象を和らげることができる。



    ●天井高
    天井高とは床の表面から天井までの高さのことです。
    建築基準法では居室の天井は2100mm(2.1m)以上と定められています。
    この基準は居室に限られ、トイレや浴室などの継続使用されない場所は該当しません。 
    そのため最近の一戸建ての天井高はこの基準にも当てはまる2400mm〜2600mmが主流になっています。

    高い天井のメリット・デメリット


    メリット
    ■開放感が出る
    ■梁などのデザインを取り入れられる
    ■自然光を取り込みやすい
    デメリット
    ■空調が利きにくい
    ■掃除が大変
    ■コストがかかる



    低い天井のメリット・デメリット


    メリット
    ■安心感がある
    ■照明器具などを身近に感ることができ、デザインを楽しめる
    ■光熱費を抑えることができる
    デメリット
    ■圧迫感や窮屈さを感じる場合がある
    ■家具や仕様が限定される

  • ■天井をおしゃれにする4つのポイント

    ■天井をおしゃれにする4つのポイント

    ●色や素材にこだわる
    天井は色や素材によって部屋の雰囲気を大きく左右します。
    一般的には明るい色のほうが部屋を広く見せる効果があります。反対に天井に暗い色を取り入れることで、落ち着いた空間高級感を演出することができます。

    天井の素材には下記の4種類があります。

    種類

    特徴

    クロス(壁紙)天井材

    クロス天井材は壁紙としても使える装飾用の仕上げ材です。その中でも家づくりに主に用いられるのが、ビニール素材のクロス天井材です。
    汚れやカビの防止、抗菌加工などの高い機能性があります。

    木質系天井材

    木質系天井材は、無垢材や合板などの木材を使った仕上げ材です。
    木の温かみや木目の美しさを活かせるのが特徴です。

    無機質系天井材

    パネル状やボード状に成形された「ロックウール板」と呼ばれる仕上げ材です。
    「ロックウール板」の中には、吸音性能や消臭機能、調湿機能を持っている天井材もあります。

    左官仕上げ天井材

    左官仕上げ天井材とは漆喰や珪藻土を用いた天井材のことです。
    これらを天井に塗ることで、冬や梅雨の時期に結露が抑えられるというメリットがあります。



    部屋の雰囲気やコンセプトに合わせてどのような素材や色が合うのかこだわりながら選ぶことで、自分の理想とするおしゃれ空間を実現することができます。

    ●照明を工夫する
    天井をおしゃれにする照明選びで大事なポイントは、部屋の用途、インテリアなどに合わせて明るさや色、形、デザインを選ぶことです。
    照明の色や明るさについては、リビング・寝室などのくつろぐ空間では温かみのある柔らかい照明が適しています。反対に書斎などの作業をする空間には白っぽい明るい光がおすすめです。
    照明の形やデザインについては、インテリアやお部屋のテイストに合わせてシンプル、モダン、レトロ、アンティークなどの中から自分好みの照明選びをしましょう。




    ●全体のバランスを考える
    空間全体のバランスを考えたときに、統一感は特に大切です。
    天井の色味を壁紙と同系色で整えると、統一感と開放感を同時に得られます。
    濃い色の家具に合わせたカラーを選ぶと、空間の引き締まりを演出することが可能になります。
    壁紙と床の色、家具の色やデザインなども含めて、天井の構成を考えてみましょう。
    また、天井のデザインを一つの部屋だけで決めてしまうと、ほかの部屋とのバランスが崩れてしまう場合があります。
    たとえばリビングとキッチン・ダイニングは空間としては区切られていますが、違うデザインの天井にしてしまうと、家全体がバランスの悪い印象になってしまいます。
    このように天井のデザインや色を決める際には全体の統一感に配慮して選ぶことがポイントです。
    天井の色味を壁紙や床の色、家具の色と同系色で整えたりすることで統一感を演出することができます。

  • ■おしゃれな天井デザイン6選

    ■おしゃれな天井デザイン6選

    凹凸デザインで立体感を演出


    折り下げ天井)"

    リビングに折り上げ天井が採用された事例。濃淡が特徴的なレッドシダーのアクセントクロスで抜け感がプラスされ、より広々と感じることができるLDKになっています。また、間接照明が仕込まれており、夜にはまた違った印象の空間になります。

    【画像の施工事例はコチラ】



    下がり天井)"

    キッチンに下がり天井を採用した事例。折り下げ天井上部の間接照明が立体感を演出し、ダークグレーのアクセントクロスでスタイリッシュな雰囲気を加えています。

    【画像の施工事例はコチラ】



    木のルーパーであたたかみをプラス


    木のルーパーであたたかみをプラス)"

    無垢床と木を使った天井ルーパーで、木の温かみを感じるリビングスペースになっています。
    ダイニング側の窓は掘り込みカーテンボックスにすることで、すっきりと天井高も高く見せる工夫を凝らしています。

    【画像の施工事例はコチラ】



    間接照明で大人っぽく


    間接照明で大人っぽく)"

    こちらの事例ではシーンに合わせて光調節ができるよう、天井にダクトレール・ペンダントライト・スポットライトが取り付けられています。
    全体的に細かくスイッチ回路分けされているため、取り付ける光をその都度選ぶことができる照明計画になっています。

    【画像の施工事例はコチラ】



    勾配天井×化粧梁


    勾配天井×化粧梁)"

    リビングに設けられた勾配天井で開放的な空間を作り出しています。また、間接照明で天井を照らすことで、梁をより魅力的で存在感のある印象にしています。

    【画像の施工事例はコチラ】



    吹抜け天井と軒天のつながり


    吹抜け天井と軒天のつながり)"

    大きな吹き抜けの天井には軒天まで続くようにウエスタンレッドシアーのクロスが採用されています。
    吹き抜けから太陽の光が差し込み、明るい空間を実現してくれています。
    また、打ち上げ花火のような華やかさと存在感を放った照明が、まるでリゾートホテルのラウンジのような爽やかさと清潔さ演出しています。

    【画像の施工事例はコチラ】

  • ■天井のデザインを決める上で重要な3つの注意点

    ■天井のデザインを決める上で重要な3つの注意点

    ●機能性に配慮する
    天井は見た目だけでなく、機能性にも配慮すると、より快適な空間を作ることができます。
    天井の素材によって調湿性や、吸音性に優れた機能を持っています。
    例えば調湿性にすぐれた素材なら、部屋の余分な湿度を調節してくれるため快適に過ごせます。
    また、吸音性に優れていれば音を吸収することにより、反響を少なくすることができ、周辺への音漏れの心配も無くなります。
    このように天井の機能性についても着目すると、長く快適な暮らしを実現することができます

    ●お手入れの頻度を考える
    汚れた天井を放置しておくと、アレルギー症状・頭痛・吐き気などの身体に影響したり、汚れがこびり付き凝固し、落ちにくくなったりします。
    そのため、リビングや寝室などの天井は少なくとも「半年に一回」は掃除することをおすすめします。
    また、天井素材の種類によってもお手入れ方法は変わってきます。
    ビニール素材や布素材のクロスではホコリをハンディモップや乾いた布等を使用して落とします。
    つまり同じ方法でのお手入れが可能ですが、布素材は水拭きがNGというのがポイントです。
    布製クロスに水拭きをしてしまうと汚れが染み込んでしまい、洗剤などで新たなシミが出来ることもあります。
    このように素材によってお手入れの方法は変わってくるので、「お手入れのしやすさ」という観点を持つことも重要でしょう。

    ●照明や配線の設置について事前に相談する
    天井照明の取り付けには、「引っ掛けシーリング」という天井照明用の配線器具が必要となります。
    これは照明に電気を供給するためのコンセントのようなもので、同時に照明の重さを支える役割もあります。
    しかし、天井の形状によっては引っ掛けシーリングを付けた場合でも、照明自体が取り付けられないことがあります。
    天井照明は基本的に、天井にぴったりと張り付くような形で取り付けられるため、傾斜や凹凸のある天井、桟のある天井には取り付けがむずかしいこともあります。
    天井の形が心配な方は、一度業者に確認をしてもらうといいでしょう。
    メーカーによっては別売りのパーツをつけることで取り付けが可能となる場合もあります。

  • ■まとめ

    ■まとめ

    今回のコラムではおしゃれな天井にするためのポイントや気をつけたい注意点を実例を用いてご紹介してきました。
    天井一つでお部屋だけでなく家全体の雰囲気が大きく変わります。
    自分がイメージしている理想の家を実現するにはどのような天井が合うのかについて、自分の生活スタイルや持っている家具・インテリアと合わせながら今回ご紹介したポイントをもとに検討してみましょう。

    HOLIDAYSではお家づくりの設計だけでなく、資金計画や土地探しまでお手伝いしております。
    まだ検討し始めたばかりの方も、土地探し中の方も建築・不動産・資金計画・インテリアのプロがお客様に寄り添い、家づくりをワンストップでサポートしております。
    仕様や性能、施工事例などをまとめたカタログ資料を無料でお送りしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひお問い合わせくださいませ。

家のことなんでも、
お気軽にご相談を。

住宅ローンや土地探し、資金計画など、
家づくりに関するご相談は何でも受付けております。
店舗やモデルハウスにお気軽にお越しください。

愛知県でライフスタイルを考慮したデザイン性と高気密高断熱な住宅性能を両立するHOLIDAYSが発信する、注文住宅のお役立ちコラムです。注住宅のアイディアや間取りの工夫だけでなく、土地探しや資金計画、住宅ローンに関わるコラムも掲載しています。愛知県でオシャレで高性能な注文住宅をご検討されている方、是非ご覧ください。