【実例でわかる】おしゃれなモダン和室の作り方|壁紙やインテリアなどのコーディネート術を紹介
2024年08月13日
2024年10月02日
日本の伝統的な美しさと落ち着きを感じられる和室。
洋の暮らしが主流になりつつある現在でも、和室を一部屋は設けておきたいという人も少なくはないのではないでしょうか。
今回は和と洋がバランスよく調和された独自の魅力あるモダンな和室をおしゃれにするポイントやコツをご紹介していきます!
CONTENTS
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モダンな和室を作るコーディネート術7選
①自然素材を取り入れる
和モダンの空間には自然素材がよく使われます。自然素材を取り入れる最大のメリットは自然環境に近づくことで得られる癒しやリラックス感でしょう。
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そんな自然素材の中でも代表的なのが無垢材です。無垢材とは天然の木を乾燥させて作った木材のことです。木そのものの香りや木の種類、また長い年月の中で色が変わり味わい深いのが特徴です。
和モダンの家では無垢材のようなナチュラルなイメージの素材が使われることで温かみのある雰囲気を作り出すことができます。
②壁紙で和モダンを演出する
和モダンでの壁紙選びは和のテイストを守ることが重要になってきます。
自分の好みだけで奇抜な色や柄を選んでしまうと和の雰囲気を壊してしまいます。
基本的には明るめのベージュやオフホワイトを選ぶと天井や畳の色とよく馴染みます。
また、グレーやネイビーなどのアクセントクロスを採用するとシンプルでスタイリッシュな雰囲気が加わりモダンな印象になります。
そのほかにも和紙でできた壁紙やぬりかべ風のクロスを取り入れると和の雰囲気を一層高めることができます。
③和室に馴染むインテリアを選ぶ
和モダンな空間を作るためには和室に馴染むようなインテリア選びも重要になってきます。
特に下記3点は気を付けておきたいポイントです。
●直線的なデザインを選ぶ
和室は直線を多用したデザインになっていること多いので直線的なデザインの家具を配置すると和室の穏やかな整然とした雰囲気が際立ちます。
●ローインテリアを取り入れる
和室は座ったり寝転がったりと視線を低く持ってくるのが一般的。配置するインテリアもローアイテムを選ぶと和室に調和します。背の低いものを置くことで、圧迫感がなくお部屋を広く見せてくれます。
●引き締め役の色を取り入れる
和室はベースカラーとして畳などの淡い色味のものが多くなるのでアクセントカラーとしてぱっと視線を集める色味のインテリアを取り入れると一気に華やかさが増すのでおすすめです。
④畳の形や色を空間の雰囲気に合わせる
一般的に畳にはイグサが用いられます。しかしよりおしゃれな畳にしたいときは和紙畳や琉球畳を用いてイグサにはない豊富なカラーやサイズを取り入れることも一つの方法です。
畳の色でオススメ・人気の定番カラーは次の三つになります。
銀白色
新調したての畳のような柔らかい緑色。
【和】のテイストを大事にしたいという方にオススメです。灰桜色
グレーとベージュの中間のような洗練された色合い。
和のイメージから少し外れて洋風な印象を与えてくれます。白茶色
フローリングと相性の良いベージュのような色合い
⑤照明は使用する種類や配置にこだわる
和モダンな部屋は照明によって異なる雰囲気を演出できます。
ここでは和モダンな空間に合う照明をご紹介します。
間接照明
一般的な照明は部屋全体を照らすのに対し、間接照明は壁などに照らした光を反射させ間接的に部屋全体を照らします。旅館の客室のような雰囲気にしたいときは間接照明が重宝されます。
和紙照明
和紙照明は自然素材を使用しており、灯籠や提灯のような伝統的なデザインが特徴です。透け感や光沢感が魅力的で、伝統伎で作られた和紙照明は和モダンな部屋にマッチします。
和風シーリング
障子や畳などの和テイストと相性がいいアイテムです。部屋全体を明るく照らすので居間や客室などに主に用いられます。
⑥窓やカーテンを工夫する
和室のカーテン選びは空間全体の雰囲気を左右します。また通常のカーテン以外にも下記のようなカーテンスタイルもおすすめです。
プリーツスクリーン
ジャバラ状の生地を折りたたむように開閉し、採光を調整できます。和紙のような程よい透け感と生地の立体感が特徴的です。
ブラインド
一見洋風のイメージがありますが、色や素材によって和室にマッチします。落ち着いた色味や、木製などの自然素材でできたブラインドは落ち着いた和室の雰囲気に馴染みやすいです。
ロールスクリーン
布を折りたたみながら上下することで採光を調節します。カーテンを使わない時間はコンパクトに納められるので和室の小さな窓にオススメです。
⑦リビングとのつながりを意識する
来客用に和室を確保していてもいつの間にか物置代わりになってしまったという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、リビングの一角を畳スペースにすると来客用のみならず様々なシーンで活用することができます。
ここではリビングと和室の繋がりに統一感を持たせる方法をご紹介します。
●小上がり風に和室を設ける
小上がりにする最大のメリットは下にたくさん収納を設けることができる点です。お子様がいるご家庭はお子様の遊び場やお昼寝、もちろん来客用の空間としても重宝されます。
●フローリングから畳までフルフラットにする
リビングから和室までフルフラットにすることで、リビングに入った際に大きな一つの空間のように感じることができます。
●素材に統一感を持たせる
壁や床の素材などをリビングルームから一続きにして統一感を持たせると違和感なく自然と馴染む和モダンの空間を作ることができます。 -
モダン和室の実例①「囲炉裏を愉しむ和室」
囲炉裏のある和室スペース。インダストリアルな配管で現代風にアレンジされています。間接照明も採用され、昼と夜では違った印象に。
囲炉裏の風情の中での晩酌は格別なこと間違いなしでしょう。
リビング全体を見ると木目調でまとまった和モダンなデザインで落ち着きのある空間になっています。 -
モダン和室の実例②「グレー×ブラックでシックにまとめた和室」
鏡面仕上げの板間と掛け軸用のくぼみをブラックで仕上げることで、和室でありながらモノトーンのホテルライクのテイストを演出しています。
和室の入り口はアクセントになる台形の垂れ壁が採用されています。 -
モダン和室の実例③「和を連想させるR壁を設計した和室」
リビングに隣接する和室には【和】を連想させる綺麗なカーブを描いたR壁を取り入れ、美しい空間になっています。
また、赤とブラックのアクセントクロスがうまく組み合わせられ、全体的に上品な印象になっています。
リビングと和室の間には、空間を多目的に使えるようにスライドドアを採用しています。 -
モダン和室の実例④「フレンチスタイルの和室」
空間の材質にこだわった本格的な現代大壁和室。玄関ホールに繋がる扉は戸襖になっており、フレンチスタイルのテイストを崩さないデザインになっています。
荒間障子は雪見障子となっており、開けると縁側の奥に中庭が広がっています。そのため、広々とゆっくりくつろげる空間になっています。 -
モダン和室の実例⑤「小上がりで開放感ある畳スペース」
腰掛けたり、くつろいだり、来客用のスペースとして、などいろいろな用途で使える小上がりの畳スペース。
開放感のある間取りでもそれぞれの空間を使い分けられるよう、あえて "見せる” 化粧柱でLDKと和室を緩やかに区切っています。 -
モダン和室の実例⑥「リビングのソファとしても使える畳スペース」
リビングに設けられた、家族みんなで団らんできるような畳スペース。こちらはリビングのソファとしても使えるような作りになっています。
希少な調光ロールスクリーンがリビング全体の品格を向上させてくれます。
L字型になっているため、ちょっとした家事やお子様の遊び場・勉強スペースとしても活用できます。 -
モダン和室の実例⑦「ロフトで自分時間を過ごせる畳スペース」
キッチン上のスペースを活用して、畳が敷かれたロフト。
ロフトからはLDKを一望できるため、家族の存在を感じながら自分時間を過ごすことができます。
ロフト下のリビングは梁を活かして設計。ウォールナットの床材を採用し部屋全体のカラーを統一したことでシンプルながらも上品なデザインの空間となっています。 -
モダン和室の実例⑧「カウンター造作した多目的な畳スペース」
畳を取り入れながらも北欧のテイストに仕上げられたヌックスペース。ヌックを囲う上部の斜め壁にはベージュ系のアクセントクロスを用いられており、立体感が強調されています。
カウンターを造作し、まるでおしゃれなカフェのような空間になっています。
また、小上がりの部分には収納スペースを設け、多目的に利用できる工夫が凝らされています。
柔らかい色味で統一された空間に細やかな照明の灯りが映え、温かみのある上品なデザインになっています。 -
まとめ
今回のコラムでは、おしゃれなモダン和室の作り方のポイントを施工事例をもとにご紹介してきました。
「和室を取り入れたいけど具体的なイメージがわかない」、「「洋風なリビングと和室が合うのか不安」などとお悩みの方は今回お伝えしたポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
HOLIDAYSでは、モダン和室などの【間取り】をはじめお客様のご希望に合わせた【インテリア】のご紹介もあわせて行っております。
自分の取り入れたい間取りや雰囲気がございましたら、ぜひお気軽にお近くのスタジオにご来店くださいませ。