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2026年11月01日
2026年11月01日
注文住宅の醍醐味と言えば自由な「間取り」。ライフスタイルや家族の好みに合わせて、理想の住まいをカタチにできるのが大きな魅力です。
なかでも、共働き・子育て世帯の間取り選びで特に重要になるのが「家事動線」です。朝夕の限られた時間の中で、調理・洗濯・掃除をいかに効率化できるかが、日々の暮らしのゆとりに直結します。
「朝の身支度で廊下や洗面所が混雑する」
「取り込んだ洗濯物がリビングに山積みになる」
「買い出し後の荷物をキッチンに運ぶだけで一苦労」
こうした日々のストレスは、暮らしに合わせた「家事動線」を取り入れる工夫で劇的に解消できます。
そこで今回のコラムでは共働き・子育て世帯の負担を減らす家事動線の種類をはじめ、間取りに取り入れる際のポイントなどを実例と共にご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください♪
CONTENTS
そもそも「動線」とは、建物内での人の動きを線で表したものです。動線がきちんと考えられている家ほど住みやすくなります。
| 家事動線 | 料理や洗濯、掃除など、家事をする人の動きを表した動線。特に水回りの動線をコンパクトにまとめ、壁を設けず回遊できるようにすると、家事がしやすくなります。 |
|---|---|
| 生活動線 | 起床から就寝までの動きを表した動線。食事や洗面、入浴など全ての場面を想定して移動しやすくなるよう扉や壁、収納を設計することが重要です。 |
| 来客動線 | お客様が来た時の動きを表す動線。来客が多い方なら、日常生活だけでなくゲストの動線も考慮することが大切です。 ※来客時、リビングにお通しする場合は、収納やスペースをしっかり確保し、片付けやすい環境を整えておくといいでしょう。 |
特に忙しい共働き・子育て世帯では、朝の通勤・登園前や帰宅後の数時間に家事が集中しがちです。「料理をしながら洗濯機を回す」「子どもの着替えや手洗いをフォローしながら夕飯の準備をする」といった同時並行の家事や、家族の行動が重なる時間帯のラッシュをいかにスムーズに裁けるかが、日々の暮らしやすさを左右します。

例えば上記の間取りのように、ダイニング⇄キッチン⇄洗面脱衣室を直結させた間取りなら、配膳・調理・洗濯の移動を大幅にショートカットし、複数の家事を同時並行でスムーズに進めることができます。
動線が整理されていないと、家の中を行ったり来たりする無駄な移動が増え、疲労やストレスの原因になります。キッチンと洗面所を直結させたり、洗濯から収納までを直線上に配置することで、家事の歩数を大幅に削減できます。家事時間をぐっと短縮できれば、「子どもとゆったり向き合う時間」や「夫婦でリラックスする時間」をしっかり確保できるようになります。
・水回りをまとめて移動距離を減らす
・LDKと水回りを回遊できるようにする
・「家事をしながら子どもの様子が見守れる」視界の抜けをつくる
家事ラクな間取りを実現するためには、日々の家事を「調理」「洗濯」「掃除」という3つの基本動線に分けて考えることがポイントです。
それぞれの動きを整理し、無駄な移動を減らす配置を意識することで、家事全体のストレスを大幅に軽減できます。ここでは、それぞれの動線設計のポイントを解説します。
料理から片付けをするまでの動線。収納スペースとキッチン、ダイニングテーブルをまとめることで、調理、配膳、片付けなど毎日行う家事の負担が軽くなります。
衣類を「洗う・干す・収納する」動線を洗濯動線と言い、この一連の動きをまとめた間取りが人気です。通常、洗濯後にベランダで干し、たたんで各居室に運ぶという移動が多い洗濯動線。この流れをできるだけ近い場所で完結させることで洗濯がぐっとラクになります。
掃除の動きを表したものが掃除動線です。
リビングに掃除道具を収納するスペースを設けたり、階段下などのデッドスペースにロボット掃除機の基地スペースを設計すれば、より効率的な掃除動線ができあがります。
共働き・子育て世帯の家事ラクな住まいを実現するには、効率的な「配置」と適材適所の「収納計画」を組み合わせることがポイントです。ここでは、日々の家事負担を大幅に軽減するために、間取りづくりで取り入れたい10個の工夫を「配置の工夫」と「収納・空間アイデア」に分けてご紹介します。
広々と使えそう!といったイメージが強いのが「アイランドキッチン」。しかし、壁に片方の端が壁に接している「ペニンシュラキッチン」や、調理スペースを1列に並べた「I型キッチン」でも、パントリーと隣接させたり、ランドリールームに直接移動できるようにするなど、配置次第で効率的な家事動線にすることができます。
「玄関 ↔ 土間収納 ↔ パントリー ↔ キッチン」の組合せや、「キッチン ↔ ランドリールーム ↔ ファミリークローゼット」など、生活動線上に収納スペースを連続させる工夫が重要です。単に動線を短くするだけでなく、「使う場所のすぐ近くに収納がある」状態をつくることで、家族全員が「出しやすく片付けやすい」環境が整います。
キッチン、ランドリールーム、脱衣室、浴室などの水回りを1箇所にキュッとまとめた間取りにするのもおすすめです。水回り同士の移動距離をゼロに近づけることで、料理の合間に洗濯機を回したり、子どものお風呂をチェックしたりと、朝夕の忙しい時間帯でも複数の家事を同時並行で効率的にこなすことができます。
家事をしていて「ここに壁が無ければすぐ移動できるのに」と思ったことはありませんか?壁ではなく扉やロールスクリーンを活用して行き止まりをなくし、ぐるぐると回れる回遊動線を作りましょう。
特に「洗面室・脱衣室・ランドリールーム・ファミリークローゼット」をぐるりと一周できる回遊動線を設けると、人のすれ違いもスムーズになり、朝の身支度ラッシュ時でも家族の渋滞が起きません。
家事動線の効率アップになくてはならないのがコンセント。コンセントの場所次第で掃除動線や調理動線が一層効率的になります。日常的に使用する掃除機やアイロン、頻度は少ないものの必ず使用するハンドミキサーやブレンダーなど、「ここでこういう道具を使うかも?」といったことを想像しながら数や位置を決めていきましょう。

家族みんなが使えるファミリークローゼット。数年前までは主寝室にウォークインクローゼットを設計するのが主流でしたが、昨今では家族が行き来しやすいスペースに収納を設けることが増えてきました。朝の身支度や帰宅後の片付けが1カ所で完結するため、子どものお片付け習慣化と朝の混雑緩和に直結します。またバルコニーや室内干しスぺースに隣接すれば、洗濯動線がより効率的になります。
まとめ買いした食材などをストックできるパントリー収納。キッチンと隣接させれば調理動線の効率化に、シューズインクローゼットとつなげれば帰宅後に買ったものをそのまま収納することができます。
ランドリールームを設置することで、「洗う → 干す → 取り込む → アイロンがけ → たたまない収納」までの一連の作業を室内で完結できます。天候や時間帯、花粉などを気にする必要がないため、夜間洗濯派の共働き夫婦にとっても心強い味方になります。
ランドリールームなど水回りとつなげた間取りにしたいのがサンルーム。サンルームとは太陽の光を多く取り入れられるようガラス張りにした部屋のことを指します。主に洗濯物を干す場所として使用されることが多いので、ランドリールームと隣接すれば洗濯動線の効率が格段に良くなります。
キッチンやランドリールームとつなげたい土間収納。買い溜めしたものを玄関ホールからリビングダイニングを通ってキッチンまで運ぶのは大変です。キッチンと土間収納がつながっていれば、移動距離が短くなり楽に運ぶことができます。また、ランドリールームと隣接すれば、帰宅したらそのまま洗面室で手を洗う「ただいま動線」もできます。玄関近くにランドセルや保育園の荷物を置く専用スペースを作れば、子どものお片付け習慣化にも役立ち、リビングに荷物が散らかりません。



愛知県高浜市
家族構成:ご夫婦+お子様1人
間取り:3LDK
延べ床面積(㎡):101.43㎡
家事動線タイプ:洗濯動線
動線:洗濯↔干す↔収納
脱衣室は広めに確保。アイアンバーとカウンターを設置し、洗濯から収納まで一か所で完結する家事ラクな動線を計画しています。



愛知県岡崎市
家族構成:ご夫婦
間取り:3LDK
延べ床面積(㎡):145.32㎡
家事動線タイプ:調理動線
動線:玄関ホール↔パントリー↔キッチン↔リビング
玄関ホールから直接パントリーに繋がるお住まい。買い物後もスムーズに収納できます。パントリー内にはマグネットがつけられる壁を設置しているため、食材のストックも一目でわかります。


愛知県一宮市
家族構成:ご夫婦 +お母様+お子様2人
間取り:3LDK
延べ床面積(㎡):142.22㎡
家事動線タイプ:来客動線
動線:玄関ホール↔シューズインクローゼット↔リビング
玄関奥にはシューズインクローゼットと階段下を活用した収納スペースを計画。来客動線と家族動線を無理なく分けられる間取りのため、玄関もスッキリとキレイに保ちやすいことがポイントです。


愛知県知多郡武豊町
家族構成:ご夫婦
間取り:3LDK
延べ床面積(㎡):110.96㎡
家事動線タイプ:調理動線、洗濯動線
動線:玄関ホール↔シューズインクローゼット↔キッチン/洗面↔脱衣室↔ファミリークローゼット
帰宅後の買い物動線と洗濯動線を両立させた、家事ラクなお住まい。キッチンは土間とつながっているため、買い物荷物の運び入れやゴミ出しがスムーズに行えます。また、廊下に洗面を計画し、隣にファミリークローゼット、さらに脱衣室へ連続させることで、洗う・干す・しまうの流れを短縮しました。
では、自分に合った家事動線とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、見つけ方を3選ご紹介いたします。
朝早くから仕事に出かける方、交代制シフトの方、家族で帰宅時間が異なる方など、生活スタイルはご家庭によって様々です。「どんな間取りが良いか」だけでなく、「朝夕の動線はどう交差するか」「どこに何を収めたいか」など、家族それぞれの生活習慣まで住宅会社の担当者にしっかり伝えて考えていきましょう。
敷地面積や予算などの制約から、ご要望の動線や収納のすべてを取り入れることが難しい場合もあります。
「調理動線を最優先にしたい」「ランドリーからクローゼットへの動線を優先したい」といった軸を整理し、優先順位をつけることが大切です。
図面やパースを見るだけでなく、実際の建物に足を運ぶことで「回遊動線の使い勝手」や「収納の奥行き・高さ」をより正確に体感できます。
HOLIDAYSでは一度ご来店いただいたお客様へ、ご希望のテイストや間取りに合わせた「オーナー様宅」の特別ご案内を行っています。展示場では味わえない現実的な坪数や、家具が配置されたリアルな広さ、暮らしの中で活きる「家事動線・収納計画」の使い勝手を直接体感していただけます。
さらに、期間限定で開催される完成見学会や、全館空調などを体感できるモデルハウス、各種家づくり相談会も随時開催中しておりますので、是非ご参加ください。
家事動線や収納計画について考える際、疑問や不安を抱く方は少なくありません。ここでは、理想の家事ラク住宅を実現するために多くの方が直面する「よくある質問」と解決のポイントをQ&A形式でご紹介します。
回遊動線は壁や扉が減るため、構造上の耐震強度や壁面収納が削られやすいのは事実です。だからこそ、設計初期から「耐震等級3」を維持できる耐力壁の配置を計画することが重要になります。また、壁の代わりに「引き戸」や「ロールスクリーン」を活用したり、動線上のわずかな奥行きに可動棚を設けることで、構造や収納量を損なわずにスムーズな回遊動線を実現できます。
例えば「玄関からパントリー、キッチンまで一直線に繋げたら、リビングから買い物荷物や生活感が丸見えになってしまった」「脱衣室とファミリークローゼットを回遊にしたら人の行き来が多く着替えにくい」といったケースです。単に繋げるだけでなく、「扉で目隠しできるか」「家族のプライバシーや視線が配慮されているか」まで考慮して提案してくれる住宅会社と一緒に計画することが失敗を防ぐカギです。
「ランドリールームが欲しい」といった部屋の要望だけでなく、「朝7時〜8時に誰がどこで何をするか」「洗濯物はいつ干して誰が収めるか」というリアルな生活リズムを担当者に伝えましょう。設計者がその生活パターンから逆算して、ご家族に最適な回遊動線や適材適所の収納計画をカタチにしてくれます。
今回のコラムでは、共働き・子育て世帯の暮らしを快適にする「家事動線と収納計画」についてご紹介しました。
家事は毎日するものなので、できる限り負担を減らしたいですよね。動線を意識した間取りにすることで、日々の負担が確実に軽くなります。他の居室空間や家全体のバランスを見ながら、是非取り入れてみましょう。
注文住宅HOLIDAYSでは数多くの共働き・子育て世帯のお住まいづくりに携わってきた実績をもとに、ご家族それぞれのライフスタイルに寄り添った「家事ラクな間取り」をご提案しています。
実際の回遊性や収納の使い勝手を体感できるモデルハウスやオーナー様宅の見学会も随時開催しておりますので、ぜひ一度お近くのスタジオでお気軽にご相談ください。
愛知県を中心に岐阜県、三重県、静岡県で注文住宅を手がけるHOLIDAYSでは、「デザインも性能も諦めたくない」そんなお客様の想いをカタチにします。耐震性能の最高等級3、断熱性能UA値0.46以下の高断熱を標準としつつ、建築デザイナーがお客様の趣味やライフスタイルを反映したプランをご提案。土地探しからワンストップで対応し、後悔しない家づくりをトータルでサポートします。