【実例あり】家事ラクな間取りとは?家事動線の設計ポイント10選を紹介

2024年10月02日

【実例あり】家事ラクな間取りとは?家事動線の設計ポイント10選を紹介

注文住宅の醍醐味と言えば「間取り」。ライフスタイルや好みに合わせて唯一無二の住まいを作り上げることができます。
なかでも昨今注目を集めているのが「家事動線」。日々の生活を意識した間取りにすることで、家事の負担を減らし、より快適な生活を送ることができます。
さて、今回のコラムでは動線の種類をはじめ、間取りに取り入れる際のポイントなどを実例と共にご紹介していきます。

  • 家事動線とは何か

    家事動線とは何か

    そもそも「動線」とは、建物内での人の動きを線で表したものです。動線がきちんと考えられている家ほど住みやすくなります。まずは、どのような動線の種類があるのかご紹介していきます。
    〇動線の種類

    家事動線

    料理や洗濯、掃除など、家事をする人の動きを表した動線です。
    特に水回りの動線をコンパクトにまとめ、壁を設けず回遊できるようにすると、家事がしやすくなります。

    生活動線

    起床から就寝までの動きを表した動線です。
    食事や洗面、入浴など全ての場面を想定して移動しやすくなるよう扉や壁、収納を設計することが重要です。

    来客動線

    お客様が来た時の動きを表す動線です。
    来客が多い方なら、日常生活だけでなくゲストの動線も考慮することが大切になってきます。
    ※ゲストルームを作れない場合、まずはリビングにお通しすることが多いです。収納やスペースをしっかり確保し、片付けやすい環境を予め整えておきましょう。



    〇効率的な家事動線を考えるポイント

    「家事動線」のいい間取りを作りあげるために、意識するべき動線をご紹介いたします。

    ■POINT「家事動線のいい間取りとは?」
    「水回りをまとめて移動距離を減らす」 
    「LDKと水回りを回遊できるようにする」


    調理動線

    料理から片付けをするまでの動線を調理動線と言います。
    収納スペースとキッチン、ダイニングテーブルをまとめることで「料理」という毎日行う家事の負担が軽くなります。

    洗濯動線

    衣類を「洗う・干す・収納する」動線を洗濯動線と言い、この一連の動きをまとめた間取りが人気です。室内干しになる場合もありますが、換気設備の性能も向上しているので、生乾き臭も気になりません。

    掃除動線

    掃除の動きを表したものが掃除動線です。
    リビングに掃除道具を収納するスペースを設けたり、階段下などのデッドスペースにロボット掃除機の基地スペースを設計すれば、より効率的な掃除動線ができあがります。

  • 家事ラクな動線を作るための設計ポイント10選をご紹介

    家事ラクな動線を作るための設計ポイント10選をご紹介

    では、実際に家事が楽になる動線を作るポイント10選をご紹介していきます。

    ●間取り配置での工夫ポイント5選のご紹介

    ①キッチンの配置を工夫する

    広々と使えそう!といったイメージが強いのが「アイランドキッチン」。しかし、壁に片方の端が壁に接している「ペニンシュラキッチン」や、調理スペースを1列に並べた「I型キッチン」でも、パントリーと隣接させたり、ランドリールームに直接移動できるようにするなど、配置次第で効率的な家事動線にすることができます。


    ②収納スペースとの連携を考える

    「玄関↔土間収納↔パントリー」の組合せや、「キッチン↔ランドリールーム↔ファミリークローゼット」など、収納スペースとの連携を工夫することで、より生活しやすい間取りができあがります。


    ③水回りをまとめる

    キッチンやランドリールーム、脱衣室など、水回りをまとめた間取りにするのもおすすめです。水回りの移動距離を無くすことで効率的に家事を行うことができます。

    ④回遊動線で行き止まりを減らす

    家事をしていて「ここに壁が無ければすぐ移動できるのに」と思ったことはありませんか?壁ではなく扉やロールスクリーンにすることで行き止まりを減らし、回遊的な動線ができあがります。


    ⑤コンセントの数と配置を工夫する。

    家事動線の効率アップになくてはならないのが「コンセント」。コンセントの場所次第で掃除動線や調理動線が一層効率的になります。日常的に使用する掃除機やアイロン、頻度は少ないものの必ず使用するハンドミキサーやブレンダーなど、「ここでこういう道具を使うかも?」といったことを想像しながら数や位置を決めていきましょう。


    ●おすすめの収納、間取りアイデア5選

    ①ファミリークローゼット

    家族みんなが使える「ファミリークローゼット」。数年前までは主寝室にウォークインクローゼットを設計するのが主流でしたが、昨今では家族が行き来しやすいスペースに収納を設けることが増えてきました。バルコニーや室内干しスぺースに隣接すれば、洗濯動線がより効率的になります。


    ②パントリー

    まとめ買いした食材などをストックできるパントリー収納。キッチンと隣接させれば調理動線の効率化に、シューズインクローゼットとつなげれば帰宅後に買ったものをそのまま収納することができます。


    ③ランドリールーム

    キッチンと隣接したいのがランドリールーム。特に朝の忙しい時間は、朝ご飯を作ったり洗濯機を回したりとバタバタします。そんな時、キッチンとランドリールームがつながっていれば、移動距離が短くなり効率的に家事をこなすことができます。

    ④サンルーム

    ランドリールームなど水回りとつなげた間取りにしたいのがサンルーム。サンルームとは太陽の光を多く取り入れられるようガラス張りにした部屋のことを指します。主に洗濯物を干す場所として使用されることが多いので、ランドリールームと隣接すれば洗濯動線の効率が格段に良くなります。


    ⑤土間収納

    キッチンやランドリールームとつなげたい土間収納。買い溜めしたものを玄関ホールからリビングダイニングを通ってキッチンまで運ぶのは大変です。キッチンと土間収納がつながっていれば、移動距離が短くなり楽に運ぶことができます。また、ランドリールームと隣接すれば、帰宅したらそのまま洗面室で手を洗う「ただいま動線」もできます。

  • 注文住宅で実現した家事動線の実例4選をご紹介

    注文住宅で実現した家事動線の実例4選をご紹介

    さて、実際の注文住宅ではどのような家事動線を取り入れたお住まいができたのでしょうか。ここではHOLIDAYSのオーナー様宅4選をご紹介いたします。

    ファミリークローゼットを中心にした洗濯動線の事例"

    ファミリークローゼットを中心にした洗濯動線のお住まい

    家族構成:ご夫婦+お子様
    間取り:3LDK
    延床面積:104.75㎡
    家事動線タイプ::洗濯動線
    回遊動線:玄関ホール↔ランドリールーム↔ファミリークローゼット↔LDK


    ランドリールームからだけでなく玄関ホールやLDKからも使用できる位置にファミリークローゼットを設計。ファミリークローゼットを中心に、洗濯や着替えをする動線ができました。

    【画像の施工事例を見る】



    ウォークインパントリーを中心にした回遊動線の事例"

    ウォークインパントリーを中心にした回遊動線のお住まい

    間取り:3LDK
    延床面積:111.79㎡
    家事動線タイプ:調理動線
    回遊動線:玄関ホール↔ランドリールーム↔パントリー↔LDK


    大容量のウォークインパントリーを中心に、キッチンや玄関ホール、ランドリールームにアクセスできる回遊動線を採用。壁で仕切られていないので移動距離を格段に減らすことができます。

    【画像の施工事例を見る】



    玄関ホールからからのアクセスが抜群な事例"

    玄関ホールからどこにでもアクセスできる回遊動線のお住まい

    家族構成:ご夫婦+お子様
    間取り:3LDK
    延床面積:111.78㎡
    家事動線タイプ::洗濯動線
    回遊動線:玄関ホール↔ランドリールーム↔ファミリークローゼット↔LDK


    玄関ホールからキッチン裏やランドリルームに回遊できる間取りを設計。買い物帰りや料理中などに移動する負担が減る間取りができあがりました。

    【画像の施工事例を見る】



    買い物帰りがラクになる家事ラク回遊動線の事例"

    買い物帰りが楽になる回遊動線のお住まい

    間取り:3LDK
    延床面積:110.13㎡
    家事動線タイプ::調理動線、掃除動線
    回遊動線:玄関ホール↔パントリー↔LDK


    買い物から帰宅したらそのままパントリーに収納できる間取り。また、LDKの階段下に収納スペースを設け、掃除道具なども収納しておくことができます。

    【画像の施工事例を見る】

  • 自分に合った家事動線を見つける方法3選をご紹介

    自分に合った家事動線を見つける方法3選をご紹介

    さて、自分に合った家事動線とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、見つけ方を3選ご紹介いたします。

    ①家族の生活スタイルに合わせる

    朝早くから仕事に出かける方や、日勤や夜勤と言った不規則なシフトの方、朝はゆっくりですが帰宅が遅い方など、生活スタイルは人それぞれです。どのような間取りなら家族全員が生活しやすいか一度住宅会社の営業担当も交えて一緒に考えてみましょう。


    ②どの動線を優先するか決める

    土地の形状や建物の広さなどから、すべての動線を取り入れることはできません。どの動線を取り入れて、どのような生活を送りたいのを想像してみましょう。その上で、取り入れてみたい動線の優先順位をつけていくことが大切です。


    ③実際の住まいを見学してみる

    百聞は一見に如かずと言うように、図面だけでなく実際の建物も見てみましょう。その際はモデルハウスよりもリアルサイズの体感をすることがおすすめです。HOLIDAYSでは一度ご来店いただいたお客様に、ご希望に沿ったオーナー様のお住まいをご案内することも可能です。現実的な広さを体感しつつ、自分ならこういう間取りにしてみたいなというイメージも膨らませながら見学してみましょう。また、期間限定のモデルハウスや、オーナー様宅の見学会も随時開催しておりますので、是非ご参加ください。

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  • まとめ

    まとめ

    今回のコラムでは家事動線についてご紹介いたしました。
    家事は毎日するものなので、できる限り負担を減らしたいですよね。動線を意識した間取りにすることで、日々の負担が確実に軽くなります。他の居室空間や家全体のバランスを見ながら、是非取り入れてみましょう。

    注文住宅HOLIDAYSではこれまで多くのお客様のお住まいづくりに携わってきましたので、お客様のライフスタイルに沿ったご提案をすることができます。これからお住まいづくりをご計画される方、一度弊社のお話しを聞いてみませんか?
    弊社では仕様や性能、施工事例などをまとめたカタログ資料を無料でお送りしております。興味を持っていただけた方はぜひお問い合わせくださいませ。

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