お洒落な住まいには「ヌック」がある!?お勧めの設置場所をご紹介
2023年06月15日
2024年06月14日
お洒落なお住まいでよく見かける「ヌック」。
ヌックは空間にメリハリをつけることや、家族との繋がりを感じつつも1人の時間を楽しめるお住まいが完成することから、近年人気を集めています。活用方法も様々ですので、注文住宅を検討している方にお勧めの空間の1つです。
今回はヌックのメリット・デメリット、お勧めの設置場所についてお話しします。是非参考にしてみて下さい。
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CONTENTS
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ヌックの特徴
ヌックとは、こじんまりとした心地のいい空間のことを指します。スコットランド語で建築様式をあらわすneuk(ヌーク)が語源となっています。
ドアや壁などで空間を区切るのではなく、床や天井の高さ、素材を変えることで他のスペースと線引きをします。完全な個室ではなく、ゆるやかに空間を区切っているため、家族との繋がりを感じつつも1人の時間や落ち着いた時間を過ごすことができます。
ヌックはリビングの一角や階段の下、窓際などに設置する場合が多く、大きさとしては1人で過ごすことを想定した場合は、2〜3帖ほどの広さが一般的になっています。「1部屋は要らないけど、1人で落ち着ける空間が欲しい!」といった方にはピッタリのスペースです。 -
ヌックのメリットとデメリット
「メリット」
個人のスペースの確保
ヌックを造ることで、個人のスペースを確保することができます。ヌックはドアや仕切りがないからこそ、1人で落ち着きつつ家族と程よい距離感を保つことができます。また、ヌックは家族の共有スペースとなることが多いので、家族みんなで気軽に使えます。
デッドスペースを活用できる
階段の下などデッドスペースになりがちな場所に設置することで空間を有効活用することができます。無駄なスペースが無くなり、より快適なお住まいになるでしょう。
空間にメリハリが生まれる
ヌックは、床や天井の高さを変えて造るので空間にメリハリが生まれ、立体的でお洒落な印象をもたらします。また、視覚効果によって部屋を広く見せることもできます。
「デメリット」
部屋が狭くなる
ヌックの設置には、ある程度のスペースが必要となります。そのためヌックの設置により他の空間が手狭になる可能性があります。LDKなどの居住スペースに設置する際は、家具を配置した後のことも考慮してスペースを広くとりすぎないように注意しましょう。
費用がかかる
ヌックを設置する場合、造作家具や換気設備、採光窓、照明などの材料費や工事費が追加で必要になります。デザインによっては、思ったよりも高くなることもありますので、予算との兼ね合いを見て検討することをお勧めします。
デッドスペースになってしまうことも
せっかくヌックを造っても使用しなかったらデッドスペースになることもあります。子どもの遊び場として造った場合、「お子様の成長により使わなくなる…」といった可能性もあります。ヌックがデッドスペースとならないように将来性を見据えて設置を検討しましょう。 -
お勧めの設置場所
LDK
LDKは家族が集まりやすい場所のため、LDKに設置すると家族の存在を感じながらも一人の時間を過ごすことが出来ます。お子様の遊び場や、本を読んだりお昼寝したりするくつろぎ空間等、様々な活用が可能です。
階段の下
階段の下はデッドスペースになりやすい場所のため、ヌックを設けることで有効に活用できます。しかし、階段下は勾配天井のため、床を高くすると使い勝手が悪くなる可能性もあります。その点も考慮して作成するようにしましょう。
窓辺
日当たりの良い窓辺周辺にヌックを設置することで、暖かな日差しを浴びながらのんびりと過ごせる空間が完成します。窓からの景色を見てリラックスしたい方にお勧めです。 -
まとめ
今回はヌックについてお話しました。
ヌックはおしゃれな空間になるだけでなく、子どもの遊び場やくつろぎスペース等、様々な使用用途があります。広いスペースがなくても、階段下やホールなどのデッドスペースをうまく活用することでヌックを作成することが可能です。少しの工夫でより一層魅力的な空間が完成します。
ヌックスペースを造ったけど結局使わなくなってはもったいないので、事前にしっかり計画を立てておくとよいでしょう。
HOLIDAYSは完全自由設計ですので、お客様のご要望やライフスタイルにあわせてご提案が可能です。ヌックをはじめとしたデザイン性・機能性を兼ね備えた住まいづくりをお手伝いいたします。
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