木造軸組パネル工法の家 住宅工法それぞれの特徴と違いとは!?

2023年03月16日

木造軸組パネル工法の家 住宅工法それぞれの特徴と違いとは!?

日本は災害大国と言われており、過去にも莫大な被害をもたらした地震が何度も起きています。地震から家や身を守り安心して生活するために、家の耐震性を大きく左右する建築工法は慎重に検討したいものです。しかし、住宅の工法はさまざまあり、どのような工法で家を建築すればいいのか不安な方も多いのではないでしょうか。
HOLIDAYSでは、独自の技術で接合強度の向上・安定を図り地震に強い家づくりを行っています。今回は、HOLIDAYSの家づくりで採用している工法を紹介した上で、日本で取り入れられている住宅工法の特徴についてお伝えします。家づくりを検討されている方は是非参考にしてみてください。

  • HOLIDAYSで採用している「木造軸組パネル工法」とは!?

    HOLIDAYSで採用している「木造軸組パネル工法」とは!?

    建築会社によって異なる住宅の工法ですが、HOLIDAYSでは木造軸組パネル工法を標準仕様として取り入れています。木造軸組パネル工法は一般的な木造住宅の工法である木造軸組工法の一歩先を行く新しい工法です。木造軸組工法は、柱・梁・筋交を用いて軸組をつくり点と線で家を支えます。自由な設計が行えるメリットがある反面、地震等の外力が点に集中してしまうので、耐震性における課題もあります。HOLIDAYSではこの木造軸組工法に建物全体を耐久壁というパネルで構成する面材張付工法を掛け合わせた木造軸組パネル工法を採用することで、軸組工法と枠組壁工法のそれぞれのメリットを両立させています。木造軸組工法のメリットである、設計自由度を損ねることなく、耐震性も高めているので安心です。

  • 木造軸組パネル工法のメリット・デメリット

    木造軸組パネル工法のメリット・デメリット

    ■メリット
    ・耐震性が高い
    耐久壁というパネルを貼り付けることで、柱と梁の線だけでなく、面全体で建物を支えることができるため高い耐震性を実現することが可能です。
    耐震性の高いパネル素材を使用することで、より耐震性が高い家をつくることができます。

    ・気密断熱性が高い
    柱と梁の構造では隙間が発生してしまいますが、耐久壁のパネルを貼り付けることで、外気が建物内に侵入する隙間を少なくします。その結果として、建物内の空気が外に漏れないので気密断熱性が高い家をつくることが可能です。気密断熱性が高い家では、1年中外の気温に左右されることなく快適な温度で過ごすことができ健康的です。

    ・間取りの自由度が高い
    木造軸組パネル工法は、木造軸組工法が基本となっているので、間取りの自由度が非常に高いです。間取りの自由度が確保されているので、好みや生活スタイルに合わせて設計することが可能です。設備やデザイン性にこだわることができるので、性能とデザイン性が高い家を実現することができます。

    ■デメリット
    ・施工期間が長くなりやすい
    他の工法と比べると作業量の多さや間取りの自由度の高さなどから建築工期が長くなる可能性が高いです。木造軸組パネル工法は、現場での作業量が多く、施工能力や天候によって左右されるので建築工期が延びてしまうケースもあります。建築工期が長くなることで、人件費が発生するので建築費が少し高くなる場合もあります。

    ・品質に差が出る
    施工会社によって施工品質に差が出る場合があります。木材等の部材の組み合わせを自由に決めることができるので、使用する部材によって施工品質に差が出てしまうことがあります。もちろん、施工能力によっても施工品質に差が出ることもありますので、施工実績がある会社であるかやどのような部材を採用しているのか事前に確認することをおすすめします。

  • 他にもある?住宅工法のそれぞれの特徴と違い

    他にもある?住宅工法のそれぞれの特徴と違い

    ここまでは、HOLIDAYSで取り入れている木造軸組パネル工法についてご紹介しましたが、住宅の工法にはその他にも種類があります。最後に住宅工法の種類とそれぞれの特徴についてご紹介いたします。

    ■木造軸組工法(在来工法)
    柱・梁・筋交を用いて軸組をつくり「点と線」で家を支える工法です。日本が古くから取り入れている住宅工法で、現在でも多くの住宅で採用されています。柱・梁で構成されているため、間取りの自由度が高く大きな窓を設けることが可能なので、開放的で自分好みの家をつくることができます。間取り変更もしやすいので、増築・減築の大規模なリノベーションにも柔軟に対応できます。

    ■木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)
    枠材に合板等の板材を貼り付けて壁をつくり、その壁を組み合わせて建築する工法です。特に北欧や北米などの住宅で採用されています。軸組工法は、「点と線」で建物を支えているのに対して枠組壁工法は「面」で建物を支えているので、耐震性が高いというメリットがあります。材料寸法や施工方法が規格化されているため、施工品質のばらつきがなく短期間で建築することが可能です。ツーバイフォーと呼ばれる2インチ×4インチの角材で作られた枠材に合板等に板材を貼り付けて壁をつくる工法が枠組壁工法の代表的な例の一つです。

    ■鉄筋コンクリート工法(RC造)
    コンクリートの芯に鉄筋を入れ込んで建築する工法です。コンクリートと鉄筋でつくられているため、耐震性、耐火性、防音性に優れています。鉄筋コンクリートで建てられる戸建は施工数が少なく、マンションやビルの建築の際に多く取り入れられています。

    ■軽量鉄骨造(S造)
    柱や梁などの骨組みに厚さ6mm未満の鉄骨材を使用して建築する工法です。ハウスメーカーがつくる注文住宅やアパートなどに多く採用されています。軽量鉄骨造の住宅を建築する際は、建物の部材を工場で生産し、現場で組み立て建築を行う「プレハブ工法」が用いられます。工場での大量生産が可能なので、建築コストを抑え、短い工期で建築が可能です。

  • まとめ

    まとめ

    今回は、住宅の工法についてお話ししました。住宅工法は様々な種類があり、建築部材に何を使うかやどの工法で建築するかによって住み心地や耐震性が大きく変わります。
    HOLIDAYSでは、オシャレなデザインと住宅性能を兼ね備えた家づくりを大切にしています。今回ご紹介した木造軸組パネル工法を採用することによって、設計自由度と耐久性を両立した家をご提案しています。ただし、耐震性に優れた工法を選ぶだけで地震に強い家が建つわけではありません。住宅工法の他にも、耐震等級が高い家を建築し「耐震」「免振」「制震」の対策をすることが大切です。また、いくら建物の強度が高くても地盤や基礎に問題があると全体の耐震性も弱くなってしまいます。家を建築する前に地盤調査を実施し、地盤が弱い場合には地盤改良を行い、耐震性の高い基礎づくりをしましょう。

    HOLIDAYSでは、住宅工法以外にも新しい技術・工夫を積極的に取り入れ、災害に強い家づくりを行っています。木材を取り入れながらも、現代の先端を行く家づくりに興味がある方は是非一度ご相談ください。

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