スキップフロアって何!?スキップフロアの魅力や実例をご紹介!

2024年10月02日

スキップフロアって何!?スキップフロアの魅力や実例をご紹介!

家づくりを検討していく中で、スキップフロアという言葉を耳にしたことはないでしょうか。
スキップフロアを活用することで、限られたスペースを有効活用することが出来ます!
またフロアにメリハリがつき、オシャレな空間を演出することも出来ます。
今回はそんなスキップフロアのメリットデメリット、後悔しないためのポイントについてお話しします。

  • スキップフロアとは

    スキップフロアとは

    そもそもスキップフロアって何?と思われる方も多くいらっしゃるかと思います。

    スキップフロアとは、1階と2階または2階と3階などの階層の間に中間層を持たせる建築方法です。
    1階と2階であれば、「中二階」。1階より下であれば「半地下」や「ダウンフロア」と呼ばれます。また、階段がなくほとんど高さが変わらなければ「小上がり」と呼ばれることもあります。
    半階ずつずらした段差を取り入れることで壁や廊下を使わずに空間を仕切れ、床面積を広く取ることができるため、土地面積の限られた狭小住宅で多く取り入れられてきました。


    そしてスキップフロアとあわせてよく聞くのが”ロフト”。実は大きな違いはありません。
    しかし一般的にロフトは”物置き”としてのイメージが強く、はしごで登っていくつくりになっていることが多いです。
    一方、スキップフロアは階段で繋がっていることが多く、子どもの遊び部屋や趣味部屋として使用されることが多くなっています。

    スキップフロアは狭小住宅以外でもぜひ知ってほしい魅力がたくさんあります。次はスキップフロアのメリットをご紹介します。

  • スキップフロアのメリット

    スキップフロアのメリット

    まずはスキップフロアのメリットのご紹介です。

    ■空間を広く使え、広く見せることが出来る
    例えば中2階をつくり床下の部分をちょっとした子供の遊びスペースに、床上をワークスペースにするなどフラットな家よりも空間を広く使うことが出来ます。
    またフラットな家よりも、段差のあるスキップフロアは視覚的に広く見える効果もあります。
    また、段差を付けることで生まれるスペースは収納としても活用できます。

    ■家族を近くに感じられる
    リビングやキッチンとそれぞれが別の場所に居てもスキップフロアには壁がないので同じ空間を共有でき、会話がしやすくなります。壁で仕切られていないので、プライバシーが気になる方もいるかもしれません。しかし段差があることで目隠し効果を保っているのでプライバシーもきちんと守ることが出来ます。

    ■高低差のある土地にマッチする
    段差で空間を仕切ることができるので、もともと高低差のある土地に建物を建てるときは、高低差を活かし段差をつくることができます。「希望にあう土地があるけど高低差が気になる。」ということもあるかと思います。そんな時は高低差を活かしたスキップフロアのあるお家も検討してみてはいかがでしょうか。

    ■蔵収納との相性がいい
    天井の低い蔵収納とスキップフロアを一緒に設置すれば、税金の対象となる床面積を抑えつつ、使える面積を増やせます。そのため、使える面積が一緒でもスキップフロアと蔵収納がある家の方が固定資産税を抑えられる可能性があります。
    ※天井の高さや自治体によっては費用がかかってしまう場合もあるので、確認が必要です。

    ■風通し、日当たりが良くなる
    壁の仕切りがない分、窓の位置を考えて設置すると家全体の風通しを良くできます。
    また壁ではなく段差で部屋を仕切るので、ずらした床の間などから光を取り入れる工夫もできます!そのため風通しが良く日当たりの良い家をつくることができるのです。


    スキップフロアのメリットについて紹介させて頂きました。間取りの工夫が多様にできるので、工夫次第では空間を最大限に活用しながらお洒落なお家を作り上げることが出来るかと思います★

  • スキップフロアのデメリット

    スキップフロアのデメリット

    スキップフロアのメリットを紹介してきましたが、反対にデメリットもあります。
    スキップフロアを検討される場合、しっかりとデメリットも理解した上で検討することが大切です。

    ■空調が行きわたらない
    空間を段差で仕切るので、壁がなく部屋が広くなるため空調が効きづらくなります。そのため光熱費が掛かってしまう場合もあります。

    ■階段が増える
    段差で部屋を仕切るので段差が多くなります。段差が多い分危険も高まります。また若い内は大丈夫かもしれませんが、年を重ねると段差を辛く感じるかもしれません。
    また段差が多いことで荷物を持っての移動や、掃除をするのが大変と思うこともあるかもしれません。

    ■音や匂いが漏れる
    壁の仕切りがないので、キッチンの匂いや、別の空間の音が聞こえてきて雑音に感じることもあるかもしれません。

    掃除が大変なことについては、コードレス掃除機や軽量なものを使用するなどで、デメリットを解消することも出来ます。

  • 後悔しないために抑えておきたいポイント

    後悔しないために抑えておきたいポイント

    ①全館空調を取り入れる
    先ほどデメリットでもご紹介させていただいた通り、スキップフロアは壁や仕切りがなく部屋が広くなる分、空調が効きづらくなります。
    空調が効きづらいと、光熱費が高くなってしまったり夏は暑く冬は寒いなんてことも。
    そこで全館空調を取り入れることで、スキップフロアまで家全体が一年中心地よい温度で保つことが可能です。

    ②間仕切りを設置する
    スキップフロアは基本的に仕切りがなく、開放的な空間が特徴ですが、においや音が気になってしまったりプライバシーの観点からあまり使用しなくなるなんてことも。
    しかし、可動式の間仕切りを設置することでシチュエーションに合わせて使用することができます。
    例えば、「本を読みたい」「ゆっくり作業をしたい」という際は間仕切りをして一つの空間にし、子どもが遊ぶ時は開いておくなど目的に合わせて使用するといいでしょう。

  • スキップフロアを設置した事例のご紹介

    スキップフロアを設置した事例のご紹介

    愛犬・愛猫との暮らしを愉しむ平屋

    種類:小上がり
    テイスト:シンプル
    家族構成:ご夫婦+わんちゃん+ねこちゃん
    間取り:3LDK



    腰掛けたり、くつろいだり、来客用のスペースとしてなど、色々な用途で使える小上がりのタタミスペースです。


    【画像の施工事例はコチラ】


    階段下ヌックのあるリビング
    階段と続きになるように設計した階段下ヌック


    階段下ヌックとスキップフロアで家族団らんを

    種類:ヌック+スキップフロア
    テイスト:北欧
    間取り:3LDK



    お子様のお昼寝タイムにも大活躍するスペース。小上がりを造作することで、よりスキップフロアの存在感を演出しています。


    【画像の施工事例はコチラ】


    一部をダウンフロアにしたリビング
    ダウンフロアで空間を緩やかに仕切ったLDK


    ダウンフロアリビングで空間にメリハリを

    種類:ダウンフロア
    テイスト:ナチュラル+モダン
    家族構成:ご夫婦+お子様1人
    間取り:2LDK



    天井高はそのままにダウンリビングとすることで、少し洞窟感の出る空間にしています。天井の木目のアクセントクロスと化粧梁の組み合わせは統一感があり相性抜群です。


    【画像の施工事例はコチラ】

  • まとめ

    まとめ

    今回は、スキップフロアについてご紹介させていただきました。
    スキップフロアを上手く活用することで空間を有効活用することができます。デメリットもありますが、メリットもたくさんあります。デメリットは工夫次第では解消できることもあるので、ご家族のライフスタイルや土地形状なども考慮しつつ、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

    HOLIDAYSでは、完全自由設計になりますのでお客様のご希望ご要望に合わせた家づくりのご提案させて頂いております。
    仕様や性能、施工事例などをまとめたカタログ資料を無料でお送りしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひお問い合わせくださいませ。

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