「冬でも暖かい家」はどう作る?後悔しないための気密・断熱・換気システムの選び方
2026年02月14日
2026年10月29日
「冬の朝、布団から出るのがつらい」
「リビングは暖かいのに、廊下やトイレに行くと凍えるように寒い」
このような悩みを感じている方も、多いのではないでしょうか。
実は、こうした寒さの原因は、住宅の断熱・気密性能の低さにあります。
この断熱性・気密性をしっかりと高めることで、「エアコン1台で家中どこでも暖かい住まい」を実現することが可能になります。
今回のコラムでは、これから家づくりを始める方に向けて、冬でも暖かく快適に暮らせる住まいを実現するための5つのポイントと、性能面で失敗しないための考え方について紹介します。

CONTENTS
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なぜ暖房をつけても寒い?冬の家を冷やす3つの原因
「暖房を強めても足元が冷える」「部屋ごとの温度差がつらい」
と感じる原因は、エアコンのパワー不足ではなく「住宅の基本性能」にあります。冬に家が寒くなる主な原因は次の3つです。
「目に見えない隙間」から冷たい空気が入る
どれだけ性能の良い暖房器具を使っていても、家に「隙間」があれば熱は逃げ、外気の冷気が侵入します。この現象を「漏気(ろうき)」と呼びます。漏気は築年数の古い住宅だけでなく、気密施工が不十分な新築住宅でも起こりうる問題です。
最大の弱点!熱の半分以上が逃げる「窓」
住宅の断熱性能において、最大の弱点になりやすいのが「窓」です。冬場、室内の熱の約50%以上が窓などの開口部から逃げているとも言われています。
足元が冷え込む「コールドドラフト現象」
コールドドラフト現象とは、冷えた窓付近の空気がさらに冷やされ、床付近へ流れ込むことで起こる現象です。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと移動する性質があるため、室内全体を暖めていても、足元だけが冷えやすくなります。この現象が起きると、設定温度を高くしていても、「足元だけが冷えて寒い」といった不快感につながります。
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■冬でも暖かい家を作る「5つの必須要素」
冬でも快適に過ごせる住まいを実現するためには、「断熱・気密・窓・換気・暖房」の5つの要素をバランスよく整えることが大切です。後悔しない家づくりのために押さえておくべき、各要素の基準と選定のポイントを解説します。
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①断熱性能:断熱等級6〜7を目指すべき理由
断熱性能とは、「室内の熱が外へどれだけ逃げやすいか」を示す性能で数値はUA値で表されます。UA値は数値が小さいほど熱が逃げにくく、保温性に優れた住まいであることを意味します。現在、国が定める省エネ基準(断熱等級4)やZEH基準(断熱等級5)が普及していますが、「真冬でもエアコン1台で家中暖かく過ごす」ことを目指すなら、さらに上位の民間基準「HEAT20 G2(断熱等級6)〜G3(断熱等級7)」レベルを目安にするのがおすすめです。HEAT20 G2〜G3レベルの断熱性を備えた住まいでは、暖房を止めた夜間でも室温が15℃〜18℃未満に下がりにくく、早朝の底冷えや過剰な暖房負荷を大幅に軽減できます。
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②気密性能:全棟気密測定の有無が仕上がりを分ける
気密性能とは、「住宅全体の隙間の小ささ」を表す性能で、数値はC値で表されます。C値は数値がゼロに近いほど高気密な住まいです。C値は設計図面の計算書では出せず、実際の現場施工精度でしか決まりません。そのため、カタログ上の数値だけを過信せず、引き渡し前に1棟ずつ現場測定を行う「全棟気密測定」を実施しているハウスメーカーを選ぶことが、失敗を防ぐ確実な基準となります。
POINT💡
断熱は「セーター」、気密は「ウインドブレーカー」。
セーター(断熱)だけでは、風を通してしまい寒いですが、上にウインドブレーカー(気密)を羽織ることで暖かさをしっかり保てます。住宅性能も、断熱と気密の2つが揃ってはじめて、本来の性能を発揮します。 -
③窓:樹脂サッシ×トリプルガラスで冷気を遮断
家全体の熱の半分以上が逃げ出す「窓」は、断熱計画において最も投資対効果が高い部材です。冬場の冷気を遮断し、コールドドラフトを防ぐためには、「フレームの素材」と「ガラスの構造」の組み合わせが重要になります。
●フレーム素材
熱伝導率の高いアルミ製ではなく、熱を伝えにくい「樹脂サッシ」を選ぶのが基本です(樹脂の熱伝導率はアルミの約1,000分の1)。
●ガラス仕様
複層ガラス*¹よりもさらに遮熱・保温性に優れた「Low-Eトリプルガラス*²」を採用することで、窓辺の表面温度が外気に左右されにくくなります。
※1‥2枚以上の板ガラスの間に「中空層(空気やガスを入れた空間)」を設けた構造のガラスの総称
※2‥3枚の板ガラスを重ね、その間に2つの空間(空気層やガス層)を設け、さらに特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングした高断熱窓ガラス
窓の断熱性を極限まで高めることで、結露の発生を抑え、窓際からの底冷えを根本から防ぐことができます。 -
④計画換気:室温を下げない「第1種換気」
24時間換気システムは設置が義務付けられていますが、方式選びを誤ると冬の寒さの原因になります。
一般的な「第3種換気」は冷たい外気がそのまま入るため室温を下げてしまいますが、「熱交換式の第1種換気」なら、室内の熱を逃さず外気を暖めてから取り込めます。換気による熱ロスを抑え、冬でも足元の冷え込みを防ぐためには、熱交換型の第1種換気が不可欠です。 -
⑤暖房計画:間取りと連動した温度差のない設計
どれだけ高断熱・高気密でも、空調設計が間取りと合っていなければ場所ごとの温度差は解消されません。
そこで有効なのが、家全体の空気を循環させる「全館空調」です。間取りに合わせて気流ルートを緻密に設計し、暖気を家全体に均一に届けることで、吹き抜けや広いLDKがあっても「廊下や脱衣所まで家中どこでも暖かい住まい」が実現します。 -
■【自社のこだわり】HOLIDAYSが実現する「究極の暖かい家」のスペック
① 断熱性能の基準

HOLIDAYSでは、日本の省エネ基準を大きく上回る「HEAT20 G2/G3レベル」の断熱性能を標準としています。構造材に隙間なく密着する現場吹付発泡ウレタンをはじめ、全体断熱・基礎断熱を採用することで、外気の影響を受けにくい住まいを実現。高い断熱性能を長期間維持できるため、季節を問わず快適な室内環境が続きます。
② 気密性能への執念

断熱性能を最大限に発揮するために欠かせないのが「気密性」です。HOLIDAYSでは数値上の性能だけでなく、実際に住んで体感できる性能を重視し、全棟で気密測定を実施しています。
その結果、平均C値0.1〜0.39という全国トップクラスの高気密性能を実現。隙間を極限まで減らすことで、冷暖房効率を高め、家中どこでも快適な温熱環境を実現します。
③ 窓・開口部の徹底ガード


樹脂サッシ+トリプルガラスを採用し、開口部からの熱損失を最小限に抑えています。さらに、基礎断熱と床下ブースターファンを組み合わせることで、床下の暖気を循環させ、冬場に感じやすい「床の冷え」を根本から軽減します。
④第一種換気で常に正常な空気

HOLIDAYSでは、第一種換気システムを採用。外気を室温に近づけてから取り込むことで、冬でも冷たい風を感じにくく、24時間安定した温度と空気環境を保ちます。
⑤全館空調は選べる3タイプ
暮らし方やご予算に合わせて、最適な全館空調システムを選択できます。
マッハシステム

「マッハシステム」は、家庭用エアコン1台で年中24時間、“いつでも快適”を実現する住宅用全館空調。
*特徴*
・毎月の電気代を抑えコストパフォーマンスの良さを実現!
・家中の空気が1時間に5~10回程度フィルターを循環。クリーンな空気が保たれます。
エアラク

「エアラク」は、専用空調室が不要のHOLIDAYSオリジナルの全館空調。
*特徴*
・輻射効果で室内ごとの温度差を抑えることで、身体的にも負担が軽減できます。
・各室のブースターファンの風量個別調節により、居室ごとに温度調節が可能。
マーベックス

「マーベックス」は、高性能フィルター搭載の床下空調システム。
*特徴*
・高性能フィルターで外気の汚れをシャットアウト
・床面排気で臭いにも効果的 -
■【実例紹介】「寒い冬でも半袖生活」を実現したオーナー様の声
全館空調で快適な“現代”和風の家

吹き抜けの高窓から太陽を感じる全館空調ハウス

「現代風レトロ」に詰め込んだこだわり

畳に癒される、陰影が美しいモダンな家

家族が集まる大きな吹き抜けリビングがある家

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■冬でも暖かい家を建てるならHOLIDAYS
冬の暮らしの快適さは、「家の性能」で決まります。
今回ご紹介した断熱・気密・窓・換気・暖房計画という5つの要素を総合的に整えることで、エアコン1台でも、家中がやさしく暖かい、理想の住まいが実現します。
HOLIDAYSでは、その性能を数字だけでなく、実際に体感できる家づくりを行っています。
全館空調システムについても、それぞれの特徴を詳しく解説いたしますので、一度ご来店いただいたお客様には、モニターハウス制度を通じて高気密高断熱の性能をリアルに体感いただけるオーナー様邸へのご案内が可能です。是非一度ご相談くださいませ。

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■後悔しないために!暖かい家づくりでよくある失敗・注意点
「冬暖かい家を建てたのに寒い」という後悔は、断熱材やサッシのグレードだけでなく、設計や運用面の見落としから起こります。後悔しない家づくりのために、性能選びの段階で押さえておくべき3つの注意点を解説します。
「高気密・高断熱」という言葉の罠
「高気密・高断熱」という表現には明確な法基準がなく、最低限の省エネ基準(断熱等級4)でもそう名乗れてしまうのが実情です。言葉のイメージだけで選ぶと「新築なのに寒い」という失敗につながるため、必ず客観的な数値(UA値・C値)で比較・判断することが大切です。
契約前の確認事項
断熱性能(UA値)
HEAT20 G2〜G3(断熱等級6〜7)水準をクリアしているか
気密性能(C値)
設計上の計算値ではなく、現場実測値(平均C値0.5以下など)を開示しているか
この2つの基準を必ず確認し、根拠のある性能を備えている会社を選びましょう。
冬重視で起きる夏のオーバーヒート
冬の暖かさだけを意識して断熱性や大きな南窓を優先すると、夏に熱がこもる「オーバーヒート」を起こします。高気密・高断熱住宅は熱が逃げにくい魔法瓶構造のため、日差しが入ると冷房が効きにくく、電気代が高騰する原因になります。
設計時のポイント
日射取得(冬)
冬の暖かい日差しを室内にしっかり採り入れる設計
日射遮蔽(夏)
軒・庇(ひさし)やアウターシェード、Low-Eガラスで強烈な日差しを遮る設計
冬暖かい家づくりこそ、夏の遮熱も計算した「日射コントロール」ができている会社を選びましょう。
全館空調の「維持費・メンテナンス性」の見落とし
家中を快適に保てる全館空調ですが、「日々の手入れの手間」や「将来の機器交換費用」を見落として後悔するケースが少なくありません。
導入前の確認事項
日常のお手入れ性
高い天井裏などではなく、脚立なしで手が届く位置にフィルターがあるか
将来の機器交換コスト
交換に100万〜200万円以上かかる特殊な大型業務用機器ではなく、市販の汎用家庭用エアコンで更新できる仕組みか
快適さのスペックだけでなく、掃除がしやすいか、将来のメンテナンス・更新費用を抑えられるかまで見越してシステムを選ぶことが重要です。
監修 注文住宅HOLIDAYS
愛知県を中心に岐阜県、三重県、静岡県で注文住宅を手がけるHOLIDAYSでは、「デザインも性能も諦めたくない」そんなお客様の想いをカタチにします。耐震性能の最高等級3、断熱性能UA値0.46以下の高断熱を標準としつつ、建築デザイナーがお客様の趣味やライフスタイルを反映したプランをご提案。土地探しからワンストップで対応し、後悔しない家づくりをトータルでサポートします。