建て替えの流れって?費用はどれくらいかかる?
2021年08月31日
2024年11月13日
住宅の建て替えを検討するにあたり、何から始めればいいのか、費用はどれだけかかるのか、不安に思うことも多いと思います。
スムーズに建て替えしたいと思っていても、流れが複雑であったり、思っていたより期間がかかってしまったりとなかなか思い通りにいかないものです。
そこで今回は、建て替えの流れや費用、注意すべきポイントなどを簡単にご説明いたします!
事前に流れを知っておくことで、予定を計画的に立てていきましょう。
CONTENTS
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建て替えの流れ
1⃣ハウスメーカー・工務店を探す
住宅の建て替えを検討する際、まずは施工してもらう建築会社を決めなくてはなりません。
数多くある建築会社ですが、それぞれ住宅のスタイルや構造・施工・デザインなどに様々な特徴があります。
見学会への参加や資料請求をして、複数の会社に候補を絞り、間取りのプランや見積もりを出してもらいましょう
2⃣設計・見積もりをしてもらう
候補の会社から出してもらったプランや見積もりを比較し、一社に絞ります。
契約をする前に再度間取りや見積もりを確認し、不安や不明な点があればしっかりと解消しておくようにしましょう。
契約後は、さらに詳細な打ち合わせを重ね、プランを決定していきます。
3⃣仮住まいを探す
意外と大変なのが仮住まいです。なぜなら短期間で借りられる物件が少ないからです。またペットがいる場合、物件数はより少なくなってしまいます。
しかし早くに物件を見つけすぎても、入居まで物件を押えるために必要な賃料が発生する可能性も…。そのため仮住まい探しは目安として工事開始日2ヵ月くらい前から始めるなど、計画的に行うことをお勧めします。
4⃣仮住まいに引っ越し
仮住まいが決まり、解体工事開始日が決まったら、仮住まいに引越しします。この時、工事中のトラブルを防ぐためにも近隣へのあいさつをしっかりとしておくと良いでしょう。
また、解体工事の際にはガスや電気は不要となるため、事前にライフラインは止めておきます。しかし引っ越し作業が解体前ギリギリになってしまうと、ライフラインが止まった状態で作業を行わなくてはならない可能性もあります。そのため、解体までに余裕を持って引っ越し作業を終えておきましょう。
5⃣家の解体工事
解体工事は電気やインターネットなど、外部配線などの取外しが終了するとできるようになります。住宅の解体工事は、一般的な30坪ほどの2階建ての場合、木造で1〜2週間ほど、鉄骨•鉄筋コンクリート造で3週間〜1ヶ月ほどの期間がかかると言われています。
6⃣新居の建築
建築会社や設計事務所は、着工する前に「建築確認申請書」を所定の機関に提出して建築許可を得ます。許可がおりたら建築工事が始まります。
工期の目安は、およそ4~6か月です。工事の安全を願う「地鎮祭」を行う場合は、建築工事開始前に行います。
7⃣竣工・引き渡し
建築工事が完了すると、次はいよいよ引渡しです。引き渡し当日は住宅ローンの手続きや各種登記手続きを行います。
これらの手続きが終わると、新しい家の鍵を受け取り、引き渡しとなります
建て替え工事は着工から完了まで、おおよそ半年から8ヶ月くらいが目安の期間になります。 -
建て替えの費用
建て替えの費用について簡単にご説明していきます。
〇解体費用
建物の構造によって価格が変わってきます。
おおよその価格は以下の通りです。
▪️木造:2〜5万円/坪
▪️鉄骨造:4〜6万円/坪
▪️鉄筋コンクリート造:5〜8万円/坪
ただし立地や付随工事費用、解体業者などによって価格が変わってくるので、上記の価格通りに行くとは限りません。
解体を依頼する際は複数の会社に見積もり依頼をすると良いでしょう。
〇建築工事費
建てる住宅の広さや構造、仕様によって変わりますが、1500万円〜3500万円が1番多い価格帯です。
建築工事費も解体費同様、依頼する会社によって変わってきます。上記の価格はあくまで目安として考えましょう。
〇諸費用
諸費用とは設計料や申請費用、移転登記費用、銀行ローン手続き費用などを指します。
設計料をのぞく諸経費の総額は100万~150万円程度が一般的です。
【その他】
〇仮住まい
仮住まいには敷金礼金・仲介手数料など、多額の初期費用が必要になるケースもあります。
また荷物の量が多い場合は、広めの部屋やトランクルームを借りなければならない可能性もあり、より費用も多くなります。
そして工期は約半年〜8ヶ月ほどかかるため、当然その期間の家賃も必要になります。
条件によって金額は変わりますが、少なくも50万円ほどかかると考えておくと良いでしょう。
〇地盤改良が必要な場合
地盤に関する費用は、実際に調査をするまでどれほどかかるかわかりません。
現在特に何の問題もなく住んでいる土地であっても、実際に調査をしたら弱い地盤であることもあるのです。
費用としては地盤改良の方法にもよりますが、建築面積25~30坪で80万~100万円程度かかります。 -
建て替えを考える前に注意するポイント
建て替えを検討する前に注意しておくべきポイントがいくつかありますので、しっかり確認しましょう。
〇建て替え可能な土地かどうか
現在住んでいる土地に建物が建っているからと言って、その全てが自由に建て替えできる物件であるとは限りません。建て替えを検討している土地が再建築不可の物件かどうかは、役所で調べることができるので事前に調べておきましょう。
〇予算決め
建て替えで多くの人が特に不安を感じるのは予算でしょう。建て替えをする場合、かかってくる費用は建築費や解体費だけではありません。
話を進めていく中で、地盤改良や仮住まいなど思わぬところで費用がかかってくる場合もあります。住宅を建てる際にどのような費用がかかってきそうか検討し、総額を把握した上で予算を立てましょう。
〇リフォームという選択肢
住宅を新しくより住みやすいものにしようと考えた時、建て替え以外にもリフォームという選択肢があります。
建て替えとリフォームには大きく以下の違いがあります。
■建て替え:既存住宅を基礎部分から取り壊し、新しく建て直すこと。
■リフォーム:既存住宅の基礎部分を残したまま、部分的に改修すること。
基礎の部分から耐震性を見直したい場合は建て替え、既存住宅のいいところは残しつつ古くなった部分だけ変更したい場合はリフォーム、など用途に合わせて選択することで費用を抑えることもできます。
何を目的にしているのかしっかりと考えたうえで検討するようにしましょう。 -
まとめ
今回は建て替えの流れや費用、注意すべきポイントについて簡単にお話ししました。
どのような流れで建て替えが行われるのかざっくり理解していただけたかと思います。
また予算の話もしましたが、なかなか自分だけでは実際にどれくらいの費用がかかるのか予想するのは難しいと思います。そのような方も安心して建て替えを検討できるよう、弊社ではFPの資格を持ったスタッフが在籍しております。
資金計画相談以外にも間取りや見積もりのご提案、実際に弊社で注文住宅を建てられたオーナー様宅見学会などのイベントも行っていますので、是非一度弊社にお問い合わせください♪