家庭用太陽光発電って実際どうなの?太陽光発電のメリットデメリット
2021年06月20日
2024年06月14日
家庭用太陽光発電は、電力を自分の家で発電でき、電気代を節約できるといったメリットを持っています。
実際注文住宅の建築をご検討されている方の中にも太陽光発電の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、太陽光発電を設置するのに、高額な費用がかかってくるため簡単に決めれることではありませんよね。
今回は家庭用の太陽光発電のメリット・デメリットについて解説させていただきます。
このコラムを読んで太陽光発電導入の検討材料にしていただければと思います。
CONTENTS
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太陽光発電とは?太陽光発電の特徴
太陽光発電とは、その名の通り太陽光を太陽電池を用いて直接的に電力に変換する発電方式のことをいいます。
太陽光システムは、再生可能エネルギーとして注目されるようになり、住宅の屋根にソーラーパネルを設置している家も多くみるようになりました。
太陽光発電システムだけでは、電気を貯める能力が備わっていませんが、家庭用蓄電池を利用することで、太陽光発電システムでつくられた電力を貯めておくことが出来ます。
電力を貯めておくことで、いざというときに役立つこともあるかと思います。
しかし太陽光発電システムと、家庭用蓄電池を設置するとなると、もちろん設置費用も高額になってきます。
大きな買い物になるので、しっかりと考えたうえで検討してみてください。 -
太陽光発電のメリット
実際に太陽光発電を導入した場合のメリットを見ていきましょう。
▶電気料金を削減できる
ほとんどの方が、最初に思いつくメリットとし、電気料金が削減できることだと思います。
実際その通りであり、太陽光発電を導入することで、電力会社から購入しなければならない電気を、まかなうことが出来ます。そのため、その分の電気代を浮かすことができるのです。
ただ太陽光発電があるからと、必ずしも電気代がタダになるわけではありませんが、2階に比べて1階が寒くなりやすい太陽光発電で作った電気は国に売ることが出来るので、実質無料にすることは可能です。
▶余った電気を売電できる
先ほどでもお伝えしておりますが、余った電気は国に売ることが出来ます。この売電が太陽光発電の経済として1番のメリットとも言えるでしょう。
経済産業省の資料によると、平均的に住宅用太陽光発電が作った電気のうち約3割が自家消費用で、7割が売電となっているのです。
▶災害時や停電時でも電気が使える
地震や台風と災害の多い日本。突然電気が使えなくなってしまうこともあるかもしれません。
災害で発電所や送電線などに被害が起きた時でも、太陽光発電の設備に被害がなければ電気を使うことができます。
しかし太陽光発電システムだけでは電力を貯めておくことができないので、家庭用蓄電池の設置が必要になります。
▶夏は涼しく、冬は暖かい
太陽光発電を設置することで、太陽光発電パネルが夏の強い日差しを遮ってくれます。
逆に冬は、室内の暖かい空気をとどめ、外の寒い空気を遮ってくれるので、夏は涼しく冬は暖かくなります。
▶環境にやさしい
太陽光発電の本来の目的は、枯渇性エネルギーなどによる環境負荷を低減できることです。
二酸化炭素の排出量を大幅にカットできるので、社会的な視点からみても大きなメリットになります。
以上が、太陽光発電のメリットになりますが他にも、屋根や壁など設置場所を選べたり、エコキュートやIHとの相性、蓄電池との相性がいいなど他にもメリットがあります。 -
太陽光発電のデメリット
次に太陽光発電のデメリットについてです。
▶設置費用が高い
太陽光発電にもいろいろと種類がありますが、初期費用が高いことがデメリットしてあげられます。
ソーラーパネルを購入するだけでなく、設置費用もかかります。家庭用蓄電池も導入するとなると、さらに費用が高くなります。
▶メンテナンスが必要になる
太陽光発電はメンテンナンス不要と思われがちですが、発電量を落とさずに使用していくためには、メンテナンスが必要となってきます。
太陽光パネルは外に設置するもの、雨では落としきれない汚れが残ってしまう場合もあります。汚れを放置してしまうと発電量の低下につながるだけでなく、故障の原因になってしまう場合もございます。
また、汚れだけでなくパワーコンディショナーのメンテナンス等箇所ごとにメンテナンスが必要になってきます。
もちろん、保証がついてくるものになるので、保証が受けられる場合もあります。
▶屋根にパネルの重さがかかる
メーカーによっても変わってきますが、標準的な太陽光発電のパネルは1台あたり15キロほどと言われております。一般的に住宅の屋根では20枚程度になることが多いです。単純に計算すると300キロの負荷がかかることになります。
もちろん一部分に負荷がかかるわけではなく分散はされますが、構造によっては設置が難しい場合があります。
▶発電量は日射量に左右される
太陽光発電で大きな発電量を得るためには、太陽光パネルに十分な日光を当てることが必要となります。
そのため曇りや雨の日は発電量がかなり減ってしまいます。また日中でも日影になってしまえば発電量は落ちてしまいますし、屋根の向きや周囲の建物の状況によっても変わってきます。
一定の発電量を保つことが出来ないので、注意が必要です。
以上が太陽光発電のデメリットです。
太陽光発電を検討する際は、デメリットも理解し検討することをお勧めします。 -
まとめ
太陽光発電にはメリットもありますが、デメリットもございます。
決して安い物ではないので、導入を検討させる際は、希望している建物形状でどれほどの発電量が見込めるかをシミュレーションし、ライフサイクルコスト(=住宅を建ててから生涯かかる費用の総和)を考えながら進めていただければと思います。
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