健康で快適に過ごすための家づくり
2021年04月14日
2024年06月14日
「夏は暑くて寝苦しい」「2階がサウナのように暑い」「冬は朝起きると寒くて布団から出かけられない」「廊下や洗面所が寒くて辛い」
住まいについてこのような不満を持っている方は非常に多くいらっしゃいます。こうした家への不満の原因は「家の中の温度差」を生じさせる断熱性能の低さがあげられます。断熱性能の低い「夏は暑く冬は寒い家」は不快なだけでなく、ヒートショックや熱中症といった健康を脅かすリスクの原因となります。
せっかく注文住宅を建てるなら、「夏は涼しく冬は暖かい」快適で健康的な家にしたいですよね。
今回は住まいの断熱性と健康についてのお話です。
断熱性能が高く、温度差の少ない家がいかに健康にいい影響を与えるかを解説させて頂きます。
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断熱性能の高い家にするためのポイント
次に、部屋ごとの温度差の少ない、断熱性の高い家にするためのPOINTをご紹介します。
■家全体に隙間なく断熱材を入れ、断熱性・気密性を高める
外気熱を家の中に伝えないためには家の基礎から屋根裏まで全体をしっかりと断熱する必要があります。
家は一見すると隙間などが見えず、密閉されているように感じますが、小さな隙間はたくさんあります。できるだけ隙間なく断熱材を施工して外と家の熱の出入りを抑えましょう。
■窓の性能にこだわる
外と家の中の熱の出入りの50%~70%は窓からと言われています。
断熱性の高い樹脂サッシなどにし、かつ複層(二重・三重)ガラスの窓を取り入れましょう。 -
温度差の大きい家の健康リスク
日本には四季があり、夏はマニラ並みの暑さ、冬は北欧並みの寒さと世界的に見ても年間の温度差が大きく厳しい気候条件が揃っています。
そのような厳しい温度差のある環境で断熱性能の低い家に住んでいると健康にどんなリスクがあるのかを、まずは見ていきましょう。
■ヒートショック
冬場にLDKなど暖房がついている部屋と廊下などの暖房していない箇所では温度差が大きくなります。この急激な温度変化によって血圧が上下し、心臓や脳に大きな負担がかかり、いわゆる「ヒートショック」を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。日本では多い年にはヒートショックで1万7千人もの方が家の中で亡くなっており、この数は交通事故の死亡者よりはるかに多い数字です。また廊下や洗面所だけでなく、寝室でも朝起きた時の室温と、布団の中野温度差が20℃以上となることもあり、ヒートショックを起こす原因になるので注意が必要です。
■熱中症
屋外でのスポーツ中などに起きる印象の強い「熱中症」ですが、実は室内での発症も非常に多い。冷房の効いたリビングから廊下に出た途端、蒸し暑さにクラっとしてしまったという方も多いと思います。外から熱気を室内に伝えない断熱性能が必要です。
日本ではまだまだ室温に対する認識が低く、「家の中が寒くても暑くても、それは当たり前」という認識があります。しかし、欧米では室内に対する意識が高く、イギリスでは室温が18℃未満だと健康リスクが高まるとされ、改善命令が出されるケースもあります。「冷えは万病のもと」と言われますが、室温が低いと免疫が下がり、病気にかかりやすくなります。
家族が快適に、健康に暮らすためには断熱性能が不可欠なのです。 -
断熱性が高く温度差の少ない家にはこんなメリットが!
温度差の少ない家はヒートショックや熱中症などの健康リスクを下げる他にも様々なメリットがあります。
■持病の症状が改善するという研究結果も
近畿大学(建築学部:岩前研究室)の研究で、温度差の少ない家がアトピー性皮膚炎や気管喘息、アレルギー性鼻炎などの持病への改善効果があることが分かっています。
■結露を抑え、ダニやカビの発生を防ぐ
断熱性能の低い窓だと結露が起こりやすく、カビやダニが発生しやすくなります。カビやダニはアレルギーなどの健康リスクを高めてしまします。断熱性の高い家は結露が起こりにくいため、こうした健康リスクを抑える効果があります。
■省エネで家計にも嬉しい。
断熱性能の高い家は、冷暖房の効きも良いので光熱費を抑えられます。
■建物寿命も延ばす!
温度差が少なく適切に断熱施工された家は、カビや腐食を抑えてくれるため、建物の寿命を延ばし長く安心して暮らせる家になります。 -
まとめ
住まいの温度と健康には深い関わりがあることについてお話させて頂きました。
温度差を気にせず快適に過ごせる家が健康に繋がります。
HOLIDAYSではエアコン1台で住まい全体の空気を一定の温度と湿度に保たせる全館空調マッハシステムをオプションで付けることができます。
家中の温度と湿度を均一に保つとともに、新鮮な空気で住まいを満たし、ストレスを感じることなく快適に過ごすことが出来ます。
また、ヒートショックの予防だけでなく、花粉やホコリなどのごみの粒子をフィルターで取り除くことができるため、1年中きれいで快適な空気の中で過ごせます。
もちろん全館空調を搭載しなくても、HOLIDAYSでは断熱性能に力をいれています。
全体断熱を採用し屋根・壁・基礎を隙間なく断熱することによって、温度を一定に保つことが出来ます。
全館空調に関する詳しい資料はもちろん、仕様や性能、施工事例などをまとめたカタログ資料を無料でお送りしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひお問い合わせくださいませ。