失敗しないコンセントの配置場所

2024年06月14日

失敗しないコンセントの配置場所

私たちの暮らしに必ず必要になってくる電気。
その電気を供給してくれるコンセントの位置や数は、注文住宅を建てる時にしっかりと考えてほしいポイントの一つです。

デザインにこだわって注文住宅を建てて、いざ住み始めた時にコンセントが欲しい位置にない、数が足りなくてタコ足配線になってしまうといった状況は避けたいですよね。

今回はそんな家を建てるために必要なコンセントの配置についてのお話です。

  • コンセント配置の失敗例

    コンセント配置の失敗例

    コンセントの配置は、家づくりの中で失敗しやすい項目の一つです。
    まずはコンセントの失敗例についてみていきます。

    ■コンセントの数が足りない
    注文住宅多く聞く失敗の一つは「コンセント不足」です。
    間取図、配線計画図では問題ないと思っていたのに、実際に生活してみると足りないことが分かり、「もっと増やしておけばよかった」と思う方が多いようです。
    コンセントの数が足りないと、タコ足配線や延長コードを使うことになり、使い勝手だけでなく見た目も悪くなってしまいます。

    部屋や家具の配置方法によって変わりますが、一般的に2畳あたり1カ所以上の2口コンセントを設置する事をお勧めします。

    ■コンセントの位置が家具の置く場所と被ってしまった
    置きたい家具とコンセントが被ってしまい、数多く設置したのに使えないこともあるようです。
    せっかく設置したコンセントも使えないと意味がありません。家具の裏側に隙間を空けてコンセントを使うこともできますが、ほこりがたまり火災の原因になってしまう可能性もあるので、おすすめはできません。家具の配置場所を事前に考えたうえで設置することも大切です。

    ■コンセントの高さが合わない
    コンセントの失敗例で見落としがちなのが、コンセントの高さです。コンセントは使用する器具によって使いやすい高さが変わってきます。
    実際に家電製品を使おうとしたら、高さが合わなくコードが足りないってことも。
    そうならないためにも、事前に高さも計画する必要があります。

    ■コンセントの種類
    コンセントには口数はもちろん、床に備え付けるタイプのポップアップコンセントなどコンセントにもいろいろな種類があります。
    コンセントの種類は豊富なため、設置した種類を間違えたなども多く聞く失敗例です。
    どんなコンセントの種類があり、どのコンセントが度のスペースに適しているのかを考えて選ぶことも大切になります。

  • コンセント配置で失敗しないためのポイント

    コンセント配置で失敗しないためのポイント

    今までは、コンセントの失敗例をお伝えしてきましたが、次は失敗しないためのポイントについてみていきます。

    ■新しい暮らしをイメージする
    実際に間取図が出来上がった後、その家での新しい暮らしをイメージしてみます。
    「朝洗面所でドライヤーを使う」「朝ご飯はトースターでパンを焼く」など1日の流れをイメージするだけで、いつどのタイミングで誰がコンセントが必要なのかが浮かんで来ると思います。
    まずはいつどこで誰がコンセントを使うのかを明確にすることで、その部屋に必要なコンセントの数を把握することが出来ます。

    ■家具や家具の位置を考える
    次に、家電や家具の位置をイメージしていきます。部屋ごとに分けて考えていくことをお勧めします。
    ここで重要になってくることは1パターンだけでなく、模様替えをしたときに困らないよう何パターンか考えることです。特にテレビ用のコンセントは一般のコンセントとは異なるので、テレビを置く位置には注意が必要です。

    ■高さを考える
    コンセントを配置する高さも重要なポイントの一つです。
    一般的なコンセントの位置は、床面から中心部分で25㎝の位置に計画されます。
    エアコンの場所や、冷蔵庫、洗濯機など家電によっては25㎝の位置では届かない場合もあります。
    エアコンでおおよそ180㎝~200㎝、冷蔵庫で170㎝~180㎝と言われています。それぞれに合わせた高さを検討していきましょう。

    ■将来性を考える
    今の現状だけでなく、将来子供の数や、老後など変化していくライフスタイルを考えていくことも大切です。
    コンセントの増設や位置変更は、壁を開ける必要があるため、手間とコストがかかってきます。そのため、将来を見据えて考えることをお勧めします。

  • 電源コンセント種類

    電源コンセント種類

    コンセントにはたくさんの種類があり、適したコンセントを使用することで、より快適な生活を送れます。
    そんなコンセントの種類の紹介です。

    ■ポップアップコンセント
    ポップアップコンセントとは、床下に設置するコンセントのことを言います。
    ポップアップコンセントの特徴は、使わない時は床にしまっておけるので使いたい時にだけ使うことが出来ます。

    ■抜け止め式コンセント
    抜け止め防止コンセントは、誤って抜いてしまわないことがないように、電源が抜けたら困る時に使用します。
    プラグを回さないと差し込みや抜くことが出来ないので、何かの拍子に抜けたら困る電化製品などを使用するときにお勧めのコンセントです。

    ■防水コンセント
    防水コンセントは主に屋外用として使用されるコンセントです。
    雨に濡れても大丈夫なようになっています。

    ■マグネット式コンセント
    マグネット式コンセントは、すぐに抜けるようになっているので、コードが足に引っかかっても転倒しずらいという特徴があります。

    ■アース付きコンセント
    アース付きコンセントは、漏電や電磁波のリスクを回避するための、コンセントのことを言います。
    アース線を接続することで、静電気を除去できるようになっています。
    一般的には、冷蔵庫や、電子レンジ洗濯機などに使用されています。

  • まとめ

    まとめ

    コンセントの失敗例や、失敗しないためのポイントについて解説してきました。
    家づくりの中で、間取りやデザインを重視してきてしまい、見落としがちになってしまうのがコンセントの配置です。

    電気は暮らしに必ず必要になってくるものです。
    より快適な生活を送っていけるよう、しっかりと考えることで、将来無駄な出費を防ぐことができます。

    ぜひ今後のお家づくりのの参考にしてください♪

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