建売住宅VS注文住宅!それぞれの違いと選び方とは?
2020年05月18日
2024年06月14日
建売住宅と注文住宅の違いは何ですか?とご質問を頂くことが多くございます。
大きな違いとしては、売主が建築した完成済みもしくは建築中の住宅を購入する場合が「建売住宅」で、希望の間取りや仕様などを注文して家を建てる場合が「注文住宅」です。
もちろん、その他にも細かい違いがあり、それぞれのメリットとデメリットがございます。
今回は、そんな建売住宅と注文住宅、それぞれのメリットデメリットをご紹介致します!
今後の住宅づくり、住宅探しの参考にしていただき、ご自身に合った住宅取得方法を選択するための検討材料にしていただければと思います。
-
建売住宅と注文住宅の主な3つの違い
【1】建売住宅は買う、注文住宅は建てる
建売住宅と注文住宅では、契約の種類が全く異なります。建売住宅は売買契約、注文住宅は請負契約を締結します。
【2】建売住宅は土地と建物をセットで購入する
建売住宅は必ず土地と建物をセットで購入する必要があります。注文住宅は既に所有している土地に建てる、もしくは新たに土地を購入して建てることになりますので、必ずしも土地を購入するわけではありません。
【3】建売住宅は既成品、注文住宅はオーダーメイド
建売住宅は建築会社がより販売しやすいように万人受けするような間取り・床面積になっていることが一般的です。そのため多くの建売住宅が同じような外観や内装、設備仕様となっています。また、住宅設備や建材を大量に一括で仕入れることで、注文住宅に比べお手頃な金額になることが多いです。
反対に注文住宅は、間取りや床面積、設備仕様を担当者と打合せながら1からつくりあげていくオーダーメイド品。細かな部分までこだわることができるため、そのご家族の人数やライフスタイル・趣味に合わせた間取りやデザインの住宅を作り上げることができます。しかし、その分建売住宅に比べ金額は高くなる傾向にあります。 -
建売住宅のメリット・デメリット
【建売住宅のメリット】
1.価格
建売住宅は、注文住宅に比べて安い傾向にあります。
同じ間取りで建売住宅を建築したり、同じ設備や建材を大量発注することでコストカットしているのです。
※ただし、ご実家の建替えなど土地を既にご所有の場合は、注文住宅の方が安くなる可能性もあります。
2.早く入居できる
建売住宅は完成した物件、または建築中の物件を購入するため、基本的に注文住宅に比べ、早く入居できます。
お子様の入学に合わせた引越しなど、入居したい日が決まっている場合、建売住宅の方が入居までのスケジュールを組みやすいでしょう。
3.実物を見てから購入できる
注文住宅とは違い、建売住宅の場合は、実際に物件を見て、内装や外装、設備仕様を見てから購入ができるだけ、注文住宅に比べて安心できるという意見が多いです。
【建売住宅のデメリット】
1.自由に間取りや仕様を決められない
建売住宅は売主である建築会社が間取りや設備を決めるため、自分で自由に決められるわけではありません。
建築中で一見、間取り等を変更できるように見えても、建築前に行政に「この間取りで建築するので許可をください」という申請をしているので、簡単には変更ができないのです。
2.万人に受けた間取りやデザイン
同じような外観の家がいくつも並んで建っているのを見たことないでしょうか。建売住宅は建築会社がより販売しやすくするために、万人受けする間取りやデザインで建てられます。そのため、夫婦2人の世帯や2世帯、大家族の場合は、間取りがライフスタイルとあっていないケースも多くみられます。
3.隣地との間隔が狭くなりがち
建築会社はより多くの利益を上げたいため、限られた土地を細分化し、より多くの建売住宅を建築しようとします。その結果、隣地との間隔は狭くなりがちです。
4.建築中の様子を確認することは困難
注文住宅は一から住宅が出来上がっていくのを確認できますが、建売住宅ではそうはいきません。そのため着工から完成まで、しっかりと工事が行われているか、不安が残り面はあります。 -
注文住宅のメリット・デメリット
【注文住宅のメリット】
1.自分の好みのデザイン
1から設計士と打合せを行う注文住宅は、家族構成やライフスタイル、趣味をデザインに反映出来ます。外装や内装、設備を自分で好きなものを選べるため、愛着の湧く家になるでしょう。
2.ご家族が暮らしやすい設計
ご家族のライフスタイルや人数に合わせて設計を行う注文住宅は、その家族の為のオーダーメイド品。暮らしやすい間取りや設計の工夫だけでなく、趣味を愉しめる家になるでしょう。
3.建築中の様子を確認できる
着工前から完成まで全ての工程をご自身の目で確認でき、安心感につながります。
【注文住宅のデメリット】
1.価格が高くなりがち
注文住宅は、建売住宅に比べて高い傾向にあります。
ただ、注文住宅でもこだわる部分とこだわりを薄くする部分を明確にすることでコストカットできる可能性もあり、一概には高いとは言えません。
また、設計や仕様の変更によって追加費用が掛かる場合もあります。初めの段階でより正確な資金計画と見積もりを提出してもらうことで資金オーバーとなるリスクを抑えましょう。
2.入居まで時間がかかる
注文住宅は打合せや設計、見積もりの段階で建売住宅よりも多くの時間が割かれます。
工事着工前でも平均して3ヵ月~6ヵ月ほどかかり、長い方だと1年を超える方もいらっしゃいます。いつまでに引越しをしたいかから、逆算して住まいづくりを始めることが大切です。
3.実物を見て契約できるわけではない
注文住宅は契約前には設計図と仕様書、完成イメージのパース等で確認することになり、不安という方もいらっしゃいます。不明点や不安点はしっかりと改称した上で契約することが大切です。 -
結局建売住宅と注文住宅、どちらを選ぶべきか?
上記の通り、注文住宅にも建売住宅にもメリット・デメリットがあります。
それではどのような人が注文住宅に向いていて、どのような人が建売住宅に向いているのでしょうか。
一般的な傾向は下記の通りです。
【注文住宅がオススメな人】
・住まいに自分の趣味を反映させたい人
・デザインにこだわりたい人
・住宅性能にこだわりたい人
・すでに土地を所有している人
・引越したい日までスケジュールに余裕がある人
・着工から完成までの工程を確認しながら進めたい人
【建売住宅がオススメな人】
・住宅にあまりこだわりがない人
・できるだけ価格を抑えたい人
・打合せにあまり時間かけたくない
・できるだけ早く住み始めたい人
結論として建売住宅と注文住宅、どちらが良いのか。その答えは「人による」です。
ご自身の家について、こだわりたい部分を明確にしてみてください。
何を大事にしたいかをご自身の現在の生活と、今後のライフスタイルを考え、家族とよく相談して決めることをオススメします。
HOLIDAYSはお客様の趣味やライフスタイルを大事にした注文住宅をお客様に提供させていただいております。
仕様や性能、施工事例などをまとめたカタログ資料を無料でお送りしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひお問い合わせください。